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LGBT権利VS伝統的価値観 保守派、結婚文化再建へ長期戦
最高裁判決後も米社会を二分 米連邦最高裁は昨年6月に全米50州で同性婚を認める判決を下したが、これで論争に終止符が打たれたわけではない。性的少数者(LGBT)のさらなる権利拡大を求めて新たな闘争を始めたリベラル勢力と、…
海面上昇、故郷なくなる不安-キリバス共和国名誉領事 ケンタロ・オノさん
エルニーニョで浸水被害頻発 キリバス共和国名誉領事 ケンタロ・オノさんに聞く ――キリバス共和国はどんなところか。 大洋州の地図を見ると、青(い海)と点線(国の境界線)しか見られないほどだが、そこには海からの恵みによ…
4年目のアベノミクス、消費再増税控え正念場
新年の2016年が明けた。株高、円安(円高是正)で華々しくスタートした第2次安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」も今年で4年目。デフレ脱却とともに財政健全化を強く意識し、2年目に実施した消費税増税以降、その勢いはすっ…
辺野古反対運動の同調圧力
詩人・美術評論家・沖縄県文化協会顧問 星 雅彦 沖縄2紙で事大主義に 抑止力働く米軍基地の存在 明治政府の近代化に伴う「琉球処分」に搦(から)めて、最近の沖縄では「沖縄処分」という表現がうそぶき、それで痛烈に日本政府を…
大統領選のカギ握る若年層とヒスパニック/Young voters, Hispanics up for grabs in 2016 race
来年の大統領選一般投票をめぐる世代間の対決に対して両党が準備を進める中、比較的若い有権者層が最大の浮動票として注目を集めている。 過去6カ月間の世論調査によると、民主党の指名争いでは、個々の対戦の組み合わせによって、…
沖縄県民と共に新たなページを
ソフトパワーで日米同盟強化 沖縄・北方担当相 島尻安伊子参院議員に聞く 島尻安伊子沖縄・北方担当相はこのほど世界日報社のインタビューに応じ、沖縄選出の沖縄担当相として「子供の貧困問題」への取り組みに意欲を示し、沖縄の明…
テロが民主主義を揺るがす試練と感じさせたNHK「解スタ」第1部
◆多様社会に疑心暗鬼 年が明けた。歳末からテレビでは1年の主要ニュースから新たな年を占う特番が放送された。このうちNHKが12月26日深夜から27日早朝にわたり4時間余り放送した「解説スタジアムスペシャル 朝まで生討論…
外交政策で「強いロシア」誇示
プーチン大統領の圧倒的存在感示した1年 ロシアの2015年は、プーチン大統領の圧倒的な存在感が際立った1年だった。汚職にまみれた政府高官と、それを取り締まるプーチン大統領という構図を政府系マスコミが演出し、経済制裁によ…
辺野古移設、抑止力の最前線基地に
安保情勢と普天間移設 沖縄の米軍問題を考える会代表 松谷秀夫(下) 普天間基地の危険性の除去として名護市辺野古地区キャンプ・シュワブの沿岸埋め立てによる代替施設建設が始まった。新たな面積は160㌶、滑走路1500㍍2本…
ISと中国に明け暮れた1年
元統幕議長 杉山 蕃 テロと南シナ海問題 新指針で日米防衛協力前進 1年を振り返って防衛の抱える問題について所見を披露したい。 軍事治安関連で最も世界の耳目を集めているのは、「イスラム国」(IS)と自ら称するトルコ・…
北朝鮮、民生重視より先軍政治 幹部粛清・恫喝外交変化せず
北朝鮮の回顧と展望 宮塚コリア研究所代表 宮塚利雄氏に聞く ――北朝鮮の1年を振り返って、金正恩(キムジョンウン)の権力基盤は拡大・安定したのか。 この1年は金正恩政権にとっては明るい話題はなかった。足を引きずって会…
「慰安婦」日韓合意に歓迎論調の中で履行見守り評価保留した読、産
◆歩み寄る双方に課題 日本と韓国の大きな懸案となり相互不信の象徴だった慰安婦問題は「最終的、不可逆的に解決」することで妥結した。岸田文雄外相と韓国の尹炳世外相は28日にソウルで会談し、両政府の協議は合意に達した。また国…
普天間基地、中国の野心阻止へ解決を
安保情勢と普天間移設 沖縄の米軍問題を考える会代表 松谷秀夫(中) 普天間基地は正式には、米国太平洋軍海兵隊普天間飛行場と呼ばれている。面積は480㌶、標高は75㍍と高台にあり東日本大震災で発生した津波と同様な事態にお…
普天間移設問題、市民軽視の翁長知事に怒り
宜野湾市民訴訟の初公判 米軍普天間飛行場の移設問題で、同飛行場周辺に住む宜野湾市民12人が沖縄県に対し取り消しの無効確認と県と翁長(おなが)雄志知事に慰謝料を求める訴訟の初公判が22日、那覇地裁(森鍵一裁判長)で行われ…
恐ろしい医学界の思い込み
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 間違っていた脂肪論争 グルテンフリーは無意味 【ワシントン】連邦政府は1980年の「米国人のための栄養ガイドライン」で、飽和脂肪酸の悪影響について警告した。その時、公益活動家…
中国の動向、民族の生存拡大が戦略
安保情勢と普天間移設 沖縄の米軍問題を考える会代表 松谷秀夫(上) 中国は最近、南シナ海、南沙諸島(スプラトリー)に滑走路を、さらに中沙諸島および西沙諸島に漁村と称して軍事施設を建設(3000㍍級滑走路3本、レーダー施…
J・ブッシュ氏、資金が底突き、支持率も低下/Jeb Bush burns through campaign cash, slides in polls
ジェブ・ブッシュ氏は今年初め、豊富な資金を背景に最有力大統領候補とみられていたが、選挙運動のどこが間違っていたのか、共和党に何が起き、あの豊富な資金はどこに消えたのか振り返りながら1年の終わりを迎える事態となっている。…
安保法制、同姓合憲など今年の朝、毎、東京の論調を表す漢字は「虚」
◆「徴兵制」の虚言流す 今年の世相を表す漢字は「安」だったが、新聞はどうだろうか。むろん新聞は世相の鏡とされるから、「安」に異論はない。だが、それは表層のことで、その底流に「虚(きょ)」が横たわっていたように思えてなら…
回顧・2015年韓半島 目立った朴政権の中国傾斜
2015年の韓半島は北東アジアでの米中両大国の利害がぶつかる中、韓国の朴槿恵政権が中国に傾斜する一方、悪化の一途を辿(たど)っていた日本との関係が終盤に改善へ動きだした年となった。国内では襲撃事件や大規模な反政府デモな…
中国共産党は巨大な財閥
世日クラブ 世界の権力構造の変容と日中関係~歴史戦争は終わらない ノンフィクション作家 河添恵子氏 ノンフィクション作家の河添恵子氏はこのほど、世界日報の読者でつくる「世日クラブ」(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代…
韓国の言論の自由を憂える
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 落ちる民主主義の評価 「産経」の次の朴裕河氏起訴 産経新聞の前ソウル支局長・加藤達也氏の無罪判決が下された。これに対し日本の政府関係者やメディアは韓国政府の日本に対する姿勢の変化…
海外情勢に左右される日本示す新潮の「最悪シナリオ2016」
◆「爆買い」消える予想 なんとなく持ちこたえた感のある2015年だったが、来年はいよいよ様々なところで取り繕ってきたものが綻びだしそうな予感がする。週刊新潮(12月31日、1月7日新年特大号)が「日本列島が蒼ざめる『最…
消えないトランプ氏の人気
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 憤懣募る米国民を代弁 テロ、格差、オバマ大統領に 不動産王ドナルド・トランプは共和党大統領予備選候補として「すぐに消える」はずであった。しかし、度重なる暴言…