台湾
温かい話題の「脱北者」ー台湾から
最近、台湾で「脱北者」が急増――。 そんなニュースを見ても、北朝鮮から脱出した人が海を渡って台湾にまで押し寄せている、と勘違いしてはいけない。台北市や隣接する新北市などの「北部」を離れる人たちを「脱北者」と呼ぶのだ。言…
ウクライナ侵攻 台湾海峡にどう影響 ―武居智久・元海上幕僚長が分析
中国の想定狂わす 欧州の軍拡 アジアに波及 ロシアのウクライナ侵攻は国際秩序を大きく揺さぶっているが、台湾統一を目指す中国の戦略にも影響を及ぼすことは間違いない。武居智久・元海上幕僚長は、笹川平和財団が2月28日に開い…
今後の日本の安全保障とその課題
世日クラブ講演要旨 日米連携し台湾有事防げ 米中対立で日本が最前線に 専守防衛の見直し議論を 前統合幕僚長 河野克俊氏 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良(ゆずる)・近藤プランニングス)の第200回記念講…
ワクチン供与と日台文化交流
立役者の一人、音楽プロデューサー 三船 文彰氏に聞く 日本政府は昨年、新型コロナワクチンを調達できずに、窮地に陥っていた台湾に、6回で合計420万回分のワクチンを供与した。台湾を救ったとまで言われる、このワクチン供与の…
リムパック参加に期待
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(11) 台湾国防安全研究院准研究員 林彦宏氏(下) 中国が軍事侵攻してきた時の防衛戦略は。 中国をゾウに例えるなら、台湾はアリだ。だが、アリは小さくても、たくさんいればゾウの足…
進む中国の「洗脳」工作
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(10) 台湾国防安全研究院准研究員 林彦宏氏(上) 中国による台湾侵攻の可能性をどう見る。 中国人民解放軍には約200万人の兵力があり、中部、東部、西部、南部、北部の五つの戦区…
日本国籍の保有認めず 東京地裁 台湾人99歳元軍属ら敗訴
日本統治下の台湾で生まれ育ちながら、戦後に日本国籍を喪失したのは不当として、台湾人の男性3人が日本国籍を有していることを日本政府に確認を求めた訴訟の判決が11日、東京地裁であり、市原義孝裁判長は請求を退けた。原告の一人…
危険な中国の極超音速兵器
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(9) 元米太平洋軍統合情報センター作戦本部長カール・シュスター氏 中国による台湾統一の戦略は。 現在実施している台湾を経済的かつ外交的に孤立させる試みが、中国にとって第1の選択…
情報戦の一端を生々しく伝えるも日本に矛先向ける残念な毎日の連載
間近に迫る台湾有事 2022年の日本を取り巻く内外の10大リスクのトップは「『終身独裁』習近平が台湾侵攻」、2番目は「中国不動産バブル崩壊で世界不況」。年末の経済雑誌にそうあると、元日付の本欄で教えられた。共産中国が今…
尖閣・久場島で共同訓練を
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(8) 元空将・東洋学園大学客員教授 織田邦男氏(下) 日本が今できることは。 沖縄県・尖閣諸島に久場島という島がある。日米地位協定上は米国の専用射爆撃場だが、米中国交正常化前年…
ロシアを手本に無血占領狙う
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(7) 元空将・東洋学園大学客員教授 織田邦男氏(上) 台湾有事の脅威はどれくらい高まっているのか。 中国の習近平国家主席が中華民族の偉大な復興の夢を完結させるには、いずれ台湾を…
世論の分断を煽る「認知戦」
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(6) 新台湾国策シンクタンク主任研究員 李明峻氏(下) 中国が台湾社会を分断するために仕掛けている情報戦、影響工作の深刻度は。 日本の世論調査では「中国が嫌い」と答える人が8~…
「斬首作戦」で一気に制圧か
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(5) 新台湾国策シンクタンク主任研究員 李明峻氏(上) 中国が台湾を軍事侵攻する可能性は、どの程度高まっているか。 中国は今、国内の状況がかなり厳しい。独裁国家は国内情勢が厳…
日本に武力行使を期待も
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(4) 米ランド研究所研究員 ジェフリー・ホーナン氏(下) 米国が介入を決めた場合、どのように台湾を防衛するか。 在日米軍基地なしに作戦が成功することは考えられない。もし米国が空…
戦意喪失図る偽情報工作
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(3) 米ランド研究所研究員 ジェフリー・ホーナン氏(上) 台湾有事は差し迫っているか。 台湾有事は「起きるかどうか」ではなく、「いつ起きるか」という問題だ。ただ、それがあと何年…
尖閣・与那国も紛争地に
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(2) 前統合幕僚長 河野克俊氏(下) 台湾有事に米軍はどのように介入するか。 米軍が台湾を助けるオペレーションを行うのであれば、中国に既成事実を作らせる前に迅速に介入しなければ…
併合の野望強める習主席 軍事・政治両面から侵攻模索
「台湾有事」のシナリオ―日米台識者に聞く(1) 台湾海峡情勢が緊迫化している。中国が台湾に侵攻する「台湾有事」はもはや、「起きるかどうか」ではなく「いつ、どのように起きるか」を想定しなければならない段階に入った。考えら…
日米共同作戦計画の策定を
台湾有事への備え急務 高市自民党政調会長が訴え 自民党の高市早苗政調会長は19日、日本と台湾の交流を促進する民間団体「日本李登輝友の会」が都内で開催した会合で講演し、米軍幹部や台湾政府高官から中国による台湾軍事侵攻の可能…
中国は台湾に手を出すな!
8民族・団体の出身者が参加 「世界人権デー」で訴え行進 国連が定めた12月10日の「世界人権デー」に合わせ、「アジアの人権を尊重してくださいピースマーチ」(主催=同実行委員会)が11日、東京都内で行われた。中国共産党や…
学生に流行っているドラマ ー台湾から
ある食事会で台湾大学の学生たちと同席したときのこと。最近流行(はや)っているものに話題が及ぶと「国際橋牌社というドラマが学生たちの間で大流行しているのを知っていますか」という。「国際橋牌社」とは台湾で制作された政治ドラ…
辛亥革命110年と中華民国(台湾)国慶節
平成国際大学教授 浅野 和生 国際社会に「台湾」を強調 「中華人民共和国」とは別の国 今から110年前、1911年10月10日の武昌蜂起をきっかけとして、12年1月1日、孫文を初代臨時大総統とする中華民国が成立した。そ…