特集
首相 交渉「粘り強く」 北方領土大会
元島民「時間残されてない」 岸田文雄首相は「北方領土の日」の7日、東京都内で開かれた返還要求全国大会に出席し、2018年の日露首脳間合意を踏まえ「領土問題を解決して平和条約を締結するとの方針の下、粘り強く交渉を進めてい…
国内啓発へあらゆる努力ー北方領土対策局長 篠原信之氏
北海道総務部北方領土対策本部北方領土対策局長 篠原信之氏に聞く 戦後76年余りの歳月を経た北方領土返還要求運動。ロシアの不法占拠が続く北方四島の返還に向け、政府はビザ(査証)なし交流など四島との交流等事業を進めてきたが…
4島返還へ機運醸成を 軍備・経済支配強めるロシア
北方領土問題への理解と関心を深めるために制定された「北方領土の日」は、今年で42回目を迎える。2月7日は、日本とロシアの国境が択捉島とウルップ島の間にあることを定めた「日露通好条約」(1855年)が調印された日であり、…
子宮頸がんワクチン「副反応」被害に懸念の声
NEWSクローズ・アップ 子宮頸(けい)がんの主な原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を予防するワクチンをめぐり、昨年末、大きな動きがあった。今年4月1日から、HPVワクチン接種を個別に呼び掛ける「積極的勧…
3月9日 韓国大統領選 保革一騎打ち 大接戦も
朴槿恵氏赦免で影響か 3月9日に実施される韓国大統領選挙では、革新系の与党「共に民主党」が公認する李在明・前京畿道知事(57)と保守系の野党「国民の力」が公認する尹錫悦・前検事総長(61)による事実上の一騎打ちになる公…
4月10日 フランス大統領選 対マクロン氏 右派が熱戦
勝敗のカギは候補一本化 フランスは2022年4月10日の大統領選挙1回目投票(有効投票50%以上獲得した候補がいなければ24日決選投票)を控え、政治の季節に突入した。マクロン大統領に対して、今回は右派候補が熱く、左派候…
5月9日 フィリピン正副大統領選 ドゥテルテ与党 空中分解
存在感増す「2世」の2人 5月9日に投票が行われるフィリピン正副大統領選挙は、最大与党のPDPラバンの内部分裂によりドゥテルテ大統領の後継候補がいない状態に陥っている。ドゥテルテ氏自身も予定していた上院選への立候補を土…
10月2日 ブラジル大統領選 左傾化波及 苦戦する現職
劣勢挽回へ保守派団結も ブラジル大統領選挙の投票日は10月2日。有効投票50%以上獲得した候補がいなければ決選になる。就任は来年の1月1日で任期は4年。2期までは再選が可能だ。 今回の選挙は、中南米で左傾化の旋風が吹…
11月8日 米中間選挙 インフレで民主苦戦か
トランプ氏動向に高い注目 11月8日に実施される米中間選挙は、上院の100議席のうち34議席と下院の全議席に当たる435議席が改選となる。現在上下院で多数派の与党・民主党は、上院で1議席、下院で5議席失うと共和党にその…
今こそ日本人の本領発揮へ 変革の時に問われる「人間力」
作家・石川真理子さんインタビュー 自己主張は苦手だが、協調性に富むのが日本人の「強み」とよく言われる。しかし、「3密」を避けることが求められるコロナ禍では人と人との交流が減っている。その影響か、孤立感を深めたり、“コロ…
「陽転思考」でベスト尽くす
真言宗・大本山「弘法寺」管長 小田全宏さんインタビュー 自己主張は苦手だが、協調性に富むのが日本人の「強み」とよく言われる。しかし、「3密」を避けることが求められるコロナ禍では人と人との交流が減っている。その影響か、孤…
コロナ禍の地中海クルーズ 収容50%に抑えて運航
最大手旅行代理店「エル・コルテイングレス」 ヘスス・ヒル氏 コロナ禍の地中海クルーズについて、スペイン最大手の旅行代理店「エル・コルテイングレス」の担当者、ヘスス・ヒル氏に事情を聞いた。(マドリード・武田 修) クルー…
逆境でこそ「魂」が目覚める
未来に向け改革のチャンス 日本国内で、新型コロナウイルスの初めての感染者が出てから、まもなく2年になる。当初、このパンデミックがこれだけ長く続くと予想した人は少なかったはずだ。 年末には、新しい変異株「オミクロン株」…
スペイン観光"失われた時"を回復へ
クルーズに閉塞感打破の期待 2021年5月、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除となったスペインでは、直ちに、安全・信頼・品質をスローガンに、外国人観光客誘致のキャンペーンをスタートさせ、官民一体となって“失われ…
米ニューヨーク市 感染の波の間に戻る活気
ワクチン 無料検査が普及 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大に伴い、イベント中止などの動きが再び起きている。しかし、ウィズコロナ時代はアルファ株、デルタ株、目下のオミクロン株など新型株感染の波を…
観光大国復活の兆し 夏季シーズンのブラジル
「今年のバカンスシーズンの売れ行きは驚くほど好調です。東北部のビーチリゾートなど、一部の観光地は年末の予約がすでに埋まっている状態です」。ブラジル最大手の旅行会社CVSの営業担当者が説明する。まだ昨年11月に入って間も…
動物飼育の中止への懸念
世話することで育つ心 地域で預かるシステム模索 コロナ禍で長期休学やリモート授業が増える一方で、児童・生徒と教師の間で「分かる楽しさ、知る喜び」の感動の共有が減っている。その代表的な例は、動物飼育を通じた“情操教育”。…
緊張続く教育現場 「第6波」に備え予防教育に工夫
「正しく知って 正しく恐れる」 新聞・動画、クイズ形式の授業 新規感染者が激減する一方、新しい変異株「オミクロン株」が今年、猛威を振るう可能性があり、教育現場は緊張が続く。文部科学省は「第6波」を警戒しながら、インフル…
HPVワクチン 厚労省 勧奨月内再開
子宮頸がん予防接種 8年ぶり 副反応疑い約3300人も 子宮頸(けい)がんなどの主因となるヒトパピローマウイルス(HPV)感染症を予防するワクチンについて、厚生労働省の専門部会は12日、2013年から中止している接種の…
「接種再開 被害生むだけ」 訴訟起こした原告女性ら
HPVワクチンの勧奨再開決定を受け、接種で健康被害を受けたとして全国で損害賠償訴訟を起こした原告女性らが12日、厚生労働省で記者会見した。女性らは「再開は新たな被害者を生むだけだ」「元の健康な体を返して」と訴えた。 …
人口減少歯止め策 あの手この手 ー 福井県
「静かなる有事」へ有効打模索 若者の県外進学が深刻 福井県の人口は令和3年9月1日現在、76万1306人。47都道府県の中で、43番目の規模だ。2000年の国勢調査での82万8944人をピークに年々人口は減少している。…
【中華民国双十節】台日の友好関係 次の100年も発展へ
台北駐日経済文化代表処代表 謝 長廷 中華民国は今年、建国110周年を迎えます。辛亥革命以来、百年以上にわたる人々の努力により、台湾の民主主義制度は定着し、世界の民主主義陣営の一員として、インド太平洋地域の平和と安定、…
日韓専門家対談 韓国大統領選と北東アジア情勢
本紙・国際平和言論人協会共催オンラインセミナー 「高まる「政権交代」への期待、20~30代有権者の動向がカギ」 韓国で来年3月の大統領選挙に向けた動きが本格化する中、世界日報社はこのほど、国際平和言論人協会(IMAP)…