米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国
強まる人権弾圧、史上最悪の統制国家に
米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (7) 昨年11月、ワシントンのシンクタンク、ケイトー研究所が開催した中国新疆ウイグル自治区の人権侵害をテーマにしたシンポジウム。司会者からこんな強烈な意見が表明された。 「…
中国の世論工作、多方面への浸透に警戒感
米国など民主国家に広く浸透する中国の世論工作の実態について、米国で関心が高まっている。それらが、米国が掲げる自由や人権などの価値観を脅かしているとの警戒感からだ。 米シンクタンク、フーバー研究所などは昨年11月に32…
5G覇権争い、勢力圏分ける「踏み絵」か
米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (5) 何者かがニューヨーク市内の全世帯のエアコンを操作し、設定温度を一斉に数度変えたらどうなるだろうか。発電所がパンクし停電してしまうかもしれない。あり得ないと思えるこんな事…
揺らぐ米軍の優位、地域覇権へ野心示す中国
米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (4) 2024年×月××日。中国軍は、台湾が独立を宣言するのを阻止するため、空爆やミサイルによる奇襲攻撃を開始した。台湾海軍に壊滅的な打撃を与えた後、台湾への上陸作戦を敢行。…
貿易戦争の「本丸」、中国パワーの源泉叩く
米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (3) 冷戦時代、米ソの核戦争を抑止したのは「相互確証破壊」だった。核攻撃を行えば報復核攻撃を受けて相互に破滅するという「恐怖の均衡」が両国の行動に歯止めを掛けた。 これに対…
親中派勢力の失望、「応援団」やめた経済界
米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (2) 昨年11月、米経済界の重鎮がシンガポールで行った演説が様変わりした米中関係を象徴していた。 「中国の経済開放が遅いため、米経済界は(中国の)擁護者から懐疑派に変わり、…
「常識」砕いたトランプ氏、半世紀の関与政策を転換
米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (1) 米国と中国の対立は、貿易戦争を超え軍事やハイテク分野を含む全面対決の様相を呈してきた。21世紀の覇権を懸けた「新冷戦」の背景や現在の動きを、第1部は米国側から探る。(編…