2016 世界はどう動く-識者に聞く
袋小路の中国経済、住宅2千万戸が売れ残り
2016 世界はどう動く-識者に聞く(25) 評論家 石平氏(下) 本当に不動産バブルは破裂したのか。 現在、不動産は売れないから在庫が増えている。中国全体では20億平方㍍の住宅売れ残りがある。1軒、100平方㍍として…
鍵握る軍人事、習氏「改革」掲げ胡派に反撃
2016 世界はどう動く-識者に聞く(24) 評論家 石平氏(中) 来年の共産党大会が問題となる? そこが天下分け目の天王山だ。江沢民派が追いつめられた後、胡錦濤派と習近平派の雌雄を決する本格戦争になる。習主席も自分は…
中国権力闘争の行方、最後に笑うのは胡錦濤氏
2016 世界はどう動く-識者に聞く(23) 評論家 石平氏(上) 「ハエもトラもたたく」という反腐敗運動をてこに、習近平政権が江沢民派を追い落としつつある。 最後に笑うのは胡錦濤前主席だ。 今の時点で習主席がやって…
シリア和平、アサド政権と取引も緩慢な退陣を
2016 世界はどう動く-識者に聞く(22) 「改革と発展党」党首モハメド・アンワール・サダト氏(下) ISの思想とイスラム法(シャリア)、コーランとの関係をどう考えるか。 シシ大統領が言ったように、我々は、我々の宗教…
イスラム過激派対策 経済・宗教の総合的取り組みを
2016 世界はどう動く-識者に聞く(21) 「改革と発展党」党首モハメド・アンワール・サダト氏(上) 2013年夏、ムスリム同胞団主導でイスラム色を強めたモルシ政権を追放して軍事政権を樹立したシシ大統領の総仕上げとも…
日韓関係、「過去」乗り越え防衛協力を
2016 世界はどう動く-識者に聞く(20) 笹川平和財団米国研究員 ジェフリー・ホーナン氏(下) 慰安婦問題をめぐる日韓合意をどう見る。 ポジティブな進展だ。だが、これが本当に問題解決につながるかについては懐疑的だ。…
日米同盟の深化、新指針に基づき協力具体化を
2016 世界はどう動く-識者に聞く(19) 笹川平和財団米国研究員 ジェフリー・ホーナン氏(中) 安全保障関連法の成立で集団的自衛権の行使が可能になったことをどう評価する。 日本は自国が攻撃を受けなくても、米国を守る…
東シナ海情勢、日中の緊張激化は不可避
2016 世界はどう動く-識者に聞く(18) 笹川平和財団米国研究員 ジェフリー・ホーナン氏(上) 東シナ海情勢をどう見る。 今は南シナ海に注目が集まっているが、東シナ海にも注目が行くのは時間の問題だ。中国は排水量1万…
「慰安婦」合意で慎みを 日韓の安保協力にも不可欠
2016 世界はどう動く-識者に聞く(17) 韓国世宗研究所所長 陳昌洙氏(下) 「慰安婦」合意を弾みに今年は日韓関係が改善に向かうだろうか。 いくつも越えなければならない課題がある。日本ではまず来月22日に「竹島の日…
日韓関係、「慰安婦」合意は歴史的決断
2016 世界はどう動く-識者に聞く(16) 韓国世宗研究所所長 陳昌洙氏(上) ここ数年の日韓関係を事実上妨げてきたいわゆる慰安婦問題で昨年末、日韓両国が劇的に合意に達したのはなぜか。 日韓関係というのはお互いが関係…
膠着状態の南北、4月総選挙で“従北”勢力支援強化も
2016 世界はどう動く-識者に聞く(15) 元韓国治安政策研究所研究官 柳東烈氏(下) 近年、平壌では高層マンションなどをはじめ大型建造物が立ち並ぶようになった。経済は上向きだとする見方もある。 金正恩第1書記の指示…
金正恩第1書記 「中長期政権」の岐路に
2016 世界はどう動く-識者に聞く(14) 元韓国治安政策研究所研究官 柳東烈氏(上) 北朝鮮は新年早々「水爆」と称し4回目の核実験に踏み切った。北の狙いは何か。 まず政治的な意味は実権を握って5年目に入り、強盛国家…
流血の闘争の果てに、批判への寛容学んだキリスト教
2016 世界はどう動く-識者に聞く(13) 聖公会中東・北アフリカ総主教ムニール・ハンナ・アニス師(下) キリスト教の歴史では、宗教改革があり、聖書が批判される時代を経過して、信仰は穏健化したように思える。イスラム教に…
イスラム教の聖典解釈、「文字通り」は危険はらむ
2016 世界はどう動く-識者に聞く(12) 聖公会中東・北アフリカ総主教ムニール・ハンナ・アニス師(上) イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」によるテロが吹き荒れている。背景には、イスラム過激派思想があることが明ら…
南北関係、安保改善の道は統一
2016 世界はどう動く-識者に聞く(7) 米ジョージタウン大学安全保障研究センター副所長デービッド・マックスウェル氏(下) 韓半島統一の可能性をどう見る。 統一には四つの道がある。一つ目は、韓国の朴槿恵大統領が(20…
北の「水爆」実験、体制存続への重要度を示す
2016 世界はどう動く-識者に聞く(6) 米ジョージタウン大学安全保障研究センター副所長デービッド・マックスウェル氏(上) 北朝鮮は新年早々、水爆実験に成功したと発表した。この時期に行った意図は。 北朝鮮の意図として…
中国核戦力近代化、米の拡大抑止の信頼高めよ
2016 世界はどう動く-識者に聞く(5) 新米国安全保障センター上級研究員エルブリッジ・コルビー氏(下) 中国は通常戦力だけでなく核戦力も増強している。 中国は核戦力の規模の拡大については抑制的だが、近代化にはかなり…
中国の軍事力増強 深刻な挑戦、理解せぬ米政府
2016 世界はどう動く-識者に聞く(4) 新米国安全保障センター上級研究員エルブリッジ・コルビー氏(中) 中国が米軍の戦力展開を阻害する接近阻止・領域拒否(A2AD)能力を増強している。 有力シンクタンク、ランド研究…
南シナ海人工島、周辺国の対中接近促す可能性
2016 世界はどう動く-識者に聞く(3) 新米国安全保障センター上級研究員エルブリッジ・コルビー氏(上) 中国が南シナ海で進める人工島の軍事化をどう見る。 米国の軍事専門家の間では、人工島の軍事化は象徴的なもので、大…
イラン核合意、中東核戦争の可能性高める-元米CIA長官
2016 世界はどう動く-識者に聞く(2) 元米CIA長官 ジェームズ・ウールジー氏(下) イラン核合意をどう評価する。 米国が今まで署名した合意の中で最悪を競うと言っていいほどひどいものだ。もし一番でなければ、少なく…
決然と「イスラム国」に対処を-元CIA長官
2016 世界はどう動く-識者に聞く(1) 元米CIA長官 ジェームズ・ウールジー氏(上) 7年間学習しないオバマ外交 オバマ米大統領の戦略で過激派組織「イスラム国」(IS)を打倒できるか。 現在の戦略では無理だろう。…