「慰安婦」合意で慎みを 日韓の安保協力にも不可欠


陳昌洙氏

韓国世宗研究所所長 陳昌洙氏(下)

「慰安婦」合意を弾みに今年は日韓関係が改善に向かうだろうか。

 いくつも越えなければならない課題がある。日本ではまず来月22日に「竹島の日」の行事があり、日本政府高官が参加するか否かで韓国の反応が変わってくる。3月の教科書検定、4月の靖国神社の春の例大祭なども毎年、韓国を刺激してきたが、これらは直接は「慰安婦」合意とは無関係であったとしても韓国では「慰安婦」合意後の日本の姿勢として関連付けて見てしまう傾向がある。教科書にしても「なぜ慰安婦問題を載せないのか」と言い出す可能性もある。


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