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防御重視の平和的戦略へ大転換①
レーガン大統領はこの世論の新しい潮流に乗って、1983年3月23日、テレビ放送を通じて演説し、ハイ・フロンティア構想を「SDI(戦略防衛構想)」に衣替えしたうえで、正式にアメリカの国防政策として採択すると宜言した。 …


救国のため敢然と立ち上がったワシントン・タイムズ
この様子を見て、文鮮明先生は決断された。 「ワシントン・タイムズを作った目的は、まさしくこのような時のためである。ワシントン・タイムズは立ち上がって全力投球せよ!」と命じられたのである。 この命令に呼応して、当然の…


「スター・ウォーズ・ゲーム」と嘲笑されたSDI
以上で明らかなように、MAD戦略に基づいてソ連の核攻撃を牽制しようとするアメリカの戦略は、1980年代初頭の時点で完全に破綻を来していた。この不利な状況の下では、グラハム将軍が発表したハイ・フロンティア構想は暗い夜を照…


恐怖の均衡|報復攻撃の脅しで核戦争を抑止②
第二に、ソ連の核兵器の破壊力が驚くほど増大し、この面でもソ連は対米優位を確保するようになった。水素爆弾(メガトン級)はたった一発でニューヨークのような大都市を灰燼(かいじん)に帰すだけの威力を持つ。破壊力が大きくなれば…


恐怖の均衡―報復攻撃の脅しで核戦争を抑止①
ここで、それまでのアメリカの対ソ核戦略について振り返ってみよう。 従来の対ソ核戦略の主流は、「相互確証破壊(Mutually Assured Destruction MAD)戦略」と呼ばれるものであった。これは「核攻…


先制核攻撃も辞さないソ連の野望②
ソ連はまた自国の国民経済を全部犠牲にしても、核兵器をアメリカの2倍、3倍作って、核戦争に勝つ見込みさえあれば、いつでも大量の核兵器を使用して先制攻撃を行うことは明らかである。その結果は地球破滅の戦争になるであろう。 …


先制核攻撃も辞さないソ連の野望①
<前の記事 1981年8月7日、伝統的保守紙ワシントン・イブニング・スターが廃刊を発表し、128年の輝かしい歴史に幕を閉じたとき、最も慌てたのがホワイトハウスであった。 レーガン大統領が就任してまだ7カ月しか経ってい…


共産主義の崩壊に決定的役割を果たす
事業面に対して、文鮮明先生は完全に収支計算の次元を超越しておられた。普通の賢明な事業家なら、これほど愚かな事業を誰が始めるだろうか。 しかし、先生は常に尋ねられた。 「おまえの生命をいくらなら売るのか? その値段は…


文鮮明師の利益を度外視した崇高な精神②
「この新聞は6カ月を超えられない」と語った言論分析専門家は、創刊10周年記念日に全国放送に出演して、率直に自分の短見を詫(わ)び、これは常識外のことが起こったのだと言った。さらに驚くべきことに、普通なら新聞が駄目になら…


文鮮明師の利益を度外視した崇高な精神①
事実、アメリカで新聞を作るには天文学的な予算が必要である。だからこそ、アメリカ有数の財閥がすべて、「首都ワシントンDCの日刊紙」という魅力を感じながらも、到底採算が合わないという理由で放棄したのではないか。 文鮮明先…


各界反応「6カ月を超えられない」
ワシントン・タイムズ創刊の報道は、アメリカだけでなく全世界を驚愕させた。 驚きの焦点はワシントン・タイムズという新聞それ自体ではなかった。「誰がやるのか?」ということであった。それが言論界の人士でもなく、アメリカで知…


わずか58日間で日刊紙創刊②
「神様。この飛行機が必ず目的地ワシントンに着くようにしてください。私の生命が惜しいのではありません。私がいま脇に抱いている『ワシントン・タイムズ』原版は、世界の歴史を変えようとする神様の摂理ではありませんか。この原版は…


わずか58日間で日刊紙創刊①
その時はまだ、彼らに見せてあげるものは何もなかった。ただ一つ資産があったとすれば、それはわが統一教会の若者たちの殊勝な気概と精神であった。これらの清い若者たちは徒手空拳であった。しかし、彼らの気概と燃え上がる救国救世の…


「ワシントン・タイムズ」で商標登録に成功②
次に、アメリカ全土に及ぶ人材探しの作業に入った。どこかに天が準備した人材がいるはずである。そうやって探し出したのが、「サクラメント・タイムズ」の編集局長であったジェームズ・ウェラン氏であった。 私は直ちにカリフォルニ…


「ワシントン・タイムズ」で商標登録に成功①
もし誰か他の人がその名前を所有していれば、商標登録はできない。 アメリカ新聞界の最も権威ある名前は「ポスト(Post)」か「タイムズ(Times)」であった。だから、ニューヨークには「ニューヨーク・タイムズ」があり、…


「保守勝共日刊紙」創刊を決断②
私はこの説教をすべて脇で通訳していた。そしてこの青天の霹靂(へきれき)の作戦命令を聞いて、冷や汗が額から流れ出た。 私は自分でも分からないうちに「はい!」と答えた。 3月1日までは58日しかない。しかも、われわれは…


「保守勝共日刊紙」創刊を決断①
ついにその日は来た! 1982年正月元旦。わが教会ではこの日を「神の日」と称し、神とともに新年を迎える儀式を行う。 その日の説教で、文鮮明先生は次のように語られた。 「私は長い間待った。そして神様に祈禱した。ワシ…


アメリカ随一の保守系新聞の廃刊②
レーガン大統領をなんとしても当選させようとすべての情熱を傾注された文鮮明先生は、この事態をしばらくの間注視しておられた。 ある時は、私に向かってこう語られた。 「この広いアメリカに真の愛国者がいないとは到底考えられ…


アメリカ随一の保守系新聞の廃刊①
こうなると、ソ連を「悪の帝国(Evil Empire)」と呼ぶ気丈なレーガンと言えども、持ちこたえるだけの力量がなかった。レーガン大統領は守勢に追い込まれた。 これに拍車を掛けるように、もう一つ不利な事態が発生した。…


ソ連を「悪の帝国」と呼んだレーガン大統領だが・・・
文鮮明師はこのアメリカ言論界の横暴を骨身に染みて知っておられた。そこで1978年10月、「世界言論人協会(World Media Association WMA)」を創設されたのである。そして、当時ニューズ・ワールド社…


左翼リベラル勢力に取り込まれた米メディア②
世界共産化を狙う国際共産主義勢力は、特に1950~53年の朝鮮戦争以降、メディアの力を自分たちの戦略目的に有利に、巧妙な仕方で利用しようとして、活発な工作活動を行うようになった。左翼思想の持ち主やリベラルな人物たちが計…


左翼リベラル勢力に取り込まれた米メディア①
アメリカで聞いた言葉の中で、非常に印象深い言葉が一つある。それは、「アメリカの独立戦争当時、もし今日のワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズのようなメディアが存在していたら、超大国アメリカは誕生していなかったであろ…


初の電力逼迫警報で供給強化説くも原発避け説得力に欠ける左派紙
相変わらずの反原発 政府は東京電力管内の1都8県で電力不足の恐れがあるとして「電力需給逼迫(ひっぱく)警報」を初めて出した。16日の福島県沖の地震の影響で、停止した火力発電所の復旧が遅れている上に、気温の低下で電力需要…
