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“スター・ウォーズ計画” と呼ばれたSDI戦略防衛構想

先制核攻撃も辞さないソ連の野望①

<前の記事  1981年8月7日、伝統的保守紙ワシントン・イブニング・スターが廃刊を発表し、128年の輝かしい歴史に幕を閉じたとき、最も慌てたのがホワイトハウスであった。  レーガン大統領が就任してまだ7カ月しか経ってい…

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米ソ冷戦終結に決定的役割を果たした

共産主義の崩壊に決定的役割を果たす

 事業面に対して、文鮮明先生は完全に収支計算の次元を超越しておられた。普通の賢明な事業家なら、これほど愚かな事業を誰が始めるだろうか。  しかし、先生は常に尋ねられた。  「おまえの生命をいくらなら売るのか? その値段は…

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虎の恐ろしさを知らずに飛びついた統一の勇士たち

文鮮明師の利益を度外視した崇高な精神②

 「この新聞は6カ月を超えられない」と語った言論分析専門家は、創刊10周年記念日に全国放送に出演して、率直に自分の短見を詫(わ)び、これは常識外のことが起こったのだと言った。さらに驚くべきことに、普通なら新聞が駄目になら…

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イエス・キリストの十字架の精神

文鮮明師の利益を度外視した崇高な精神①

 事実、アメリカで新聞を作るには天文学的な予算が必要である。だからこそ、アメリカ有数の財閥がすべて、「首都ワシントンDCの日刊紙」という魅力を感じながらも、到底採算が合わないという理由で放棄したのではないか。  文鮮明先…

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各界の反応「この新聞は6カ月を超えられない」

各界反応「6カ月を超えられない」

 ワシントン・タイムズ創刊の報道は、アメリカだけでなく全世界を驚愕させた。  驚きの焦点はワシントン・タイムズという新聞それ自体ではなかった。「誰がやるのか?」ということであった。それが言論界の人士でもなく、アメリカで知…

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創刊に命を懸けた著者

わずか58日間で日刊紙創刊②

 「神様。この飛行機が必ず目的地ワシントンに着くようにしてください。私の生命が惜しいのではありません。私がいま脇に抱いている『ワシントン・タイムズ』原版は、世界の歴史を変えようとする神様の摂理ではありませんか。この原版は…

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ワシントン・タイムズ第1号の原版のフィルムを持って、小型飛行機で夜中吹雪の中をワシントンに運んだ。

わずか58日間で日刊紙創刊①

 その時はまだ、彼らに見せてあげるものは何もなかった。ただ一つ資産があったとすれば、それはわが統一教会の若者たちの殊勝な気概と精神であった。これらの清い若者たちは徒手空拳であった。しかし、彼らの気概と燃え上がる救国救世の…

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創刊当時のワシント・ンタイムズ社屋

「ワシントン・タイムズ」で商標登録に成功②

 次に、アメリカ全土に及ぶ人材探しの作業に入った。どこかに天が準備した人材がいるはずである。そうやって探し出したのが、「サクラメント・タイムズ」の編集局長であったジェームズ・ウェラン氏であった。  私は直ちにカリフォルニ…

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成功の第一要因は、「ワシントン・タイムズ」という名前にあった。

「ワシントン・タイムズ」で商標登録に成功①

 もし誰か他の人がその名前を所有していれば、商標登録はできない。  アメリカ新聞界の最も権威ある名前は「ポスト(Post)」か「タイムズ(Times)」であった。だから、ニューヨークには「ニューヨーク・タイムズ」があり、…

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ワシントン・タイムズ初代社長の著者

「保守勝共日刊紙」創刊を決断②

 私はこの説教をすべて脇で通訳していた。そしてこの青天の霹靂(へきれき)の作戦命令を聞いて、冷や汗が額から流れ出た。  私は自分でも分からないうちに「はい!」と答えた。  3月1日までは58日しかない。しかも、われわれは…

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ワシントン・タイムズ創刊を決断する文鮮明師

「保守勝共日刊紙」創刊を決断①

 ついにその日は来た!  1982年正月元旦。わが教会ではこの日を「神の日」と称し、神とともに新年を迎える儀式を行う。  その日の説教で、文鮮明先生は次のように語られた。  「私は長い間待った。そして神様に祈禱した。ワシ…

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夕暮れのワシントンDC

アメリカ随一の保守系新聞の廃刊②

 レーガン大統領をなんとしても当選させようとすべての情熱を傾注された文鮮明先生は、この事態をしばらくの間注視しておられた。  ある時は、私に向かってこう語られた。  「この広いアメリカに真の愛国者がいないとは到底考えられ…

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レーガン政権は一片の葉舟のように孤立無援で漂流するほかなかった

アメリカ随一の保守系新聞の廃刊①

 こうなると、ソ連を「悪の帝国(Evil Empire)」と呼ぶ気丈なレーガンと言えども、持ちこたえるだけの力量がなかった。レーガン大統領は守勢に追い込まれた。  これに拍車を掛けるように、もう一つ不利な事態が発生した。…

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アメリカ合衆国第40代大統領ロナルド・レーガン氏

ソ連を「悪の帝国」と呼んだレーガン大統領だが・・・

 文鮮明師はこのアメリカ言論界の横暴を骨身に染みて知っておられた。そこで1978年10月、「世界言論人協会(World Media Association WMA)」を創設されたのである。そして、当時ニューズ・ワールド社…

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保守反共路線を堅持したニクソン大統領

左翼リベラル勢力に取り込まれた米メディア②

 世界共産化を狙う国際共産主義勢力は、特に1950~53年の朝鮮戦争以降、メディアの力を自分たちの戦略目的に有利に、巧妙な仕方で利用しようとして、活発な工作活動を行うようになった。左翼思想の持ち主やリベラルな人物たちが計…

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傍若無人に振る舞うアメリカの大手メディア

左翼リベラル勢力に取り込まれた米メディア①

 アメリカで聞いた言葉の中で、非常に印象深い言葉が一つある。それは、「アメリカの独立戦争当時、もし今日のワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズのようなメディアが存在していたら、超大国アメリカは誕生していなかったであろ…

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沖縄県のMICE計画、政府と対立し大幅縮小

沖縄県のMICE計画、政府と対立し大幅縮小

 2012年以来、大型MICE(企業会議、研修旅行、国際会議、見本市の総称)事業を模索している沖縄県はこのほど、一括交付金に頼らず規模を当初計画の3分の1に縮小して事業を行うことを決めた。政府は県の需要予測を疑問視して一…

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イスラエル・トルコ関係改善へ

天然ガス開発で協力か  イスラエルのヘルツォグ大統領は9日、トルコを公式訪問し、首都アンカラでエルドアン大統領と会談した。イスラエル大統領のトルコ訪問は2007年以来15年ぶりで、パレスチナ問題などをめぐり過去10年以上…

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露苦戦の背景に軍部腐敗も

高永喆の半島安保NOW  2月24日、ウクライナに侵攻したロシア軍は3日、あるいは1週間で首都キエフを陥落させるだろうと言われた。しかし、3週間が経っても戦線は膠着(こうちゃく)状態で、ロシア軍はウクライナ軍の根強い抗戦…

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ウクライナ危機 「民主」VS「権威」の戦場ー米ヘリテージ財団アジア研究センター長 ウォルター・ローマン氏

ウクライナ危機 識者に聞く ロシアによるウクライナ侵攻は、中国にどのような影響をもたらすか。  米国や欧州諸国がロシア情勢に忙殺されることは、中国にとってプラスとなる。これにより、欧米諸国が一体となって、中国に対応できな…

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日本復帰50周年へ、玉城知事が新たな建議作り

日本復帰50周年へ、玉城知事が新たな建議作り

 沖縄県は今年5月15日、祖国日本に復帰して満50年を迎える。これを機に、玉城デニー知事は政府に意見や要望を申し立てる「新たな建議・宣言」(以下、新たな建議)作成を進めている。50年前に革新系団体が主導したいわゆる屋良建…

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「核の恫喝」のロシアと核論議の封印を叫ぶ朝日は今も「相思相愛」か

問われる「核抑止力」  ロシアのウクライナ軍事侵攻でプーチン大統領は核部隊に「特別態勢」への移行を命じ、自由諸国に「核の脅威」を突き付けた。核攻撃をどう思いとどまらせるか、これは人類の死活問題だ。それだけに今ほど「核抑止…

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土木技師・八田與一と画家・伊東哲の交流を描く

台湾の灌漑施設工事扱う児童書『1930・烏山頭』  金沢市出身の画家・伊東哲(さとし)(1891~1979年)を主人公に描いた児童書『1930・烏山頭』が先月出版された。烏山頭(うざんとう)とは、台湾南部の灌漑(かんがい…

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