[月刊中央]
【韓国誌】核ミサイルに固執する金氏3代
核兵器は先代の遺訓、開発・完成は“首領後継者の責務” 北朝鮮が今年に入って9回、ミサイルを発射している。月刊中央(3月号)で韓国グローバル国防研究フォーラム事務総長の李(イ)興碩(フンソク)国民大大学院兼任教授が北朝鮮…
韓国大統領選、野党・尹錫悦候補の課題
政権交代望む追い風も、支持率低い20代30代をどう掴む 3カ月後に迫った韓国大統領選挙は政権奪還を狙う野党「国民の力」の尹錫悦(ユンソンニョル)候補と、政権を維持したい与党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)候補の一…
新首相に注目する韓国、慰安婦合意反故に腹立ち
日本で岸田文雄政権が誕生したことに韓国は強い関心を抱いている。戦後最悪と言われる両国関係に改善の道が開かれるかどうか、新しい指導者に注目しているのだ。 おおむね韓国メディアは「安倍・菅政権を継承する」とみているが、彼…
拮抗する韓国大統領選、支持基盤に極左集団の影
各党の候補出そろう、李在明氏に左派政権継続の「特命」 韓国大統領選の各党の候補がほぼ出そろった。与党共に民主党からは李(イ)在明(ジェミョン)前京畿道知事、野党国民の力からは尹(ユン)錫悦(ソンニョル)元検察総長(検事…
“韓国通”道上氏の意見を聞いた「中央」
「韓国は日本をよく知らない」、関係改善へアドバイス 「ソウル大の老教授が、『私たちは日本をすでによく知っているから、研究する必要もないというが、それは大きな錯覚だ』として、『韓国は実際に日本をよく知らない。私たちが知っ…
元大使が語る「結び目を作った側が先に動け」
「韓日関係の出口」 新政権誕生に備え知恵を絞る必要 韓国では悪化した日韓関係を修復しなければならない、という議論がメディアに登場するようになってきている。誰が見ても、今のような首脳同士の疎通すらもできない関係が長続きし…
李俊錫氏の登場と政界の変化
2030世代の老害への反発 韓国大統領選の幕が開け、与野党ともに候補者が名乗りを上げて、事実上、大統領選がスタートしている。大統領の被選挙権は40歳からだ。つまりそれ以下では立候補できないのだが、36歳の若者が注目を集…
日韓関係改善の条件 まずは重要性の認識から
文政権の「理念偏重」姿勢が問題 韓国の中央日報社が出す総合月刊誌月刊中央(7月号)が特集「韓日関係改善の必要十分条件」を組み、2人の外交専門家に意見を聞いている。いずれもアジア太平洋地域での日韓関係の重要性に目を向け、…
秋美愛(チュミエ)法相のゴリ押し劇
レームダック化遅らす戦術? 月刊中央(12月号)は「政治と検察の“終末対決”」の記事を載せた。韓国政府与党の閣僚やスタッフが絡む事件を捜査する検察を、政権側が力でねじ伏せようとしている。その先頭に立つのは秋美愛(チュミ…
「不動産問題」が命取りに
世論が離れ始めた文政権 韓国の文在寅大統領支持層は約30%と言われている。この周りに学生時代に左派思想の洗礼を受けた「86世代」(1980年代学生で60年代生まれ)が取り囲み、半分を超える支持率を保っていた。 それが…
文大統領の親衛隊「文派」
極端な「排他性と選民意識」 与党内の異見も徹底糾弾 韓国で昨年、文在寅大統領が最側近・曺国(チョグク)の法務長官任命を強行したところ、数々の疑惑が明るみに出て、彼を辞めさせざるを得なくなった。これを切っ掛けに、文在寅支…
文在寅政権の「岩盤支持層」にひび?
陳重権シンドローム 左派陣営の論客が公然と反旗 新型コロナウイルスの災禍が世界中に広がっている。早期にその戦いの渦中に引きずり込まれた韓国でもいまだ収まる気配がない。にもかかわらず、文在寅政権は新型コロナ対策で「世界は…
GSOMIAの裏側
最初から読みを間違った韓国 「最悪の日韓関係」になった「起源」と、日米韓同盟と南北平和プロセスの共存が可能なのかについて、月刊中央(12月号)がソウル大日本研究所の南基正(ナムギジョン)教授に聞いている。 南教授はソ…
韓国の最新「広場の政治学」
「中高年」と「壮年」の競い合い 集会参加者は発表の10分の1 「書を捨てよ、町へ出よう」と寺山修司は言った。最近のソウル市内を埋めるデモ群衆を分析してみると、若者が少ないことが分かった。若者は何処(いずこ)へ行ったのだ…
韓国・文在寅政権の狙い 「65年協定体制」の転換図る
「積弊清算」は新日韓関係の構築 日韓間の問題を解決しようとするとき、韓国は「ゴールポストを動かし」て、さらに異なる所へ妥結点を変えて行く。いったい何を目指しているのか。最近の厳しい衝突の中で、韓国側の狙いが少しずつ分か…
冷静な月刊中央の論考 簡単に解けたはずの徴用工問題
判断誤り時期を逸した文在寅政権 日本では日韓関係悪化の原因の一つに反日報道を繰り返す韓国メディアに責任の一端を問う声がある。だが、ここで紹介する論考は極めて冷静で客観的だ。少しでも日本の肩を持てば「土着倭寇(わこう)」…
歴代“進歩派”指導者の対日観 国益のために日本を利用
追及より理解と開放で接近 日韓関係が手の施しようもないほど悪化の一途をたどっている。解決の糸口すら見つからない。中央日報が出す総合月刊誌「月刊中央」(4月号)が「進歩設計者が眺めた日本」と題して、歴代の“進歩派”指導者…
股裂き状態の韓国
まず対日関係を修復せよ 韓国は対日関係だけでも難しいのに、さらに米中貿易戦争の渦中で困難に陥っている。韓国ではこの状況を「クジラの争いでエビの背が裂ける」という。米国からは中国企業の華為技術(ファーウェイ)を排除せよと…
「保守の狙撃手」洪準杓氏、韓国次期大統領選に意欲
「崩壊した」と言われる韓国保守だが、期待される人材が一人もいないかといえば、そうでもない。月刊中央(2月号)は自由韓国党前代表の洪準杓(ホンジュンピョ)氏(64)に焦点を当てている。 洪氏は昨年6月の統一地方選での惨…
注目される北朝鮮の地下資源 ネックは電力と運搬手段
日本の投資期待する韓国 “歴史的”と騒がれた米朝首脳会談が行われたが、肝心の「非核化」については「完全かつ検証可能で不可逆的」(CVID)とはいかず、廃棄の日程も米朝双方の隔たった解釈を狭めて一致させることもできず、ト…
南北首脳会談後の米朝対話 時間稼ぎの偽装平和攻勢
主導権握り核を諦めぬ北朝鮮 南北首脳会談が月末に迫っている。朝鮮半島は対話モードに入り、韓国の文在寅左派政権は米朝対話まで演出しながらアクセルを目いっぱい踏み込んでいる。一触即発の危機だった1年前の状況から誰がこの展開…
南北首脳会談後の朝鮮半島 北提案は「米韓離間」戦術
“ビフォー平昌”に戻る可能性 平昌冬季オリンピック開会式に登場した北朝鮮の金与正(キムヨジョン)労働党中央委第1副部長。金正恩(キムジョンウン)委員長の妹だ。金日成(キムイルソン)一族で初めて公式に韓国の地を踏んだ。南…
文在寅政権の「積弊清算」 標的は李明博元大統領
私怨が動機の「政治報復」 韓国では、前職大統領が逮捕・収監されたり、甚だしきは死刑判決を受け、さらには暗殺され、自殺に追い込まれることもある。韓国で「大統領」とは極めてリスクが高く、引退後の保障のない職だと言っていい。…