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初の電力逼迫警報で供給強化説くも原発避け説得力に欠ける左派紙
相変わらずの反原発 政府は東京電力管内の1都8県で電力不足の恐れがあるとして「電力需給逼迫(ひっぱく)警報」を初めて出した。16日の福島県沖の地震の影響で、停止した火力発電所の復旧が遅れている上に、気温の低下で電力需要…
朝毎の空想的平和主義は「破滅的な見当違い」と示したウクライナの現実
日本が学ぶべき教訓 「防衛に努めぬ国と共に戦う国はない」―。安倍晋三元首相は産経との単独インタビューで、ロシアのウクライナ軍事侵攻から日本が学び取るべき教訓をこう語っている(26日付)。国連安保理事会の常任理事国が紛争…
中東で低下した米国のプレゼンス復活の必要性を訴える米紙WSJ
拒否された電話会談 バイデン米大統領がサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)両国の首脳に電話会談を拒否されていたことが明らかになり、アジアへのシフトを進める米国と中東との関係悪化に懸念の声が上がっている。高騰する原…
ウクライナで市民の気持ちをくみ上げる仕組み議論した「日曜報道」
犠牲拡大に橋下徹氏 ロシアのウクライナ侵攻から1カ月が過ぎた。当初、ウクライナは数日で攻略されてしまうと予測されていたが、露軍は苦戦し無差別攻撃を増し加えて民間人の被害が拡大、避難民も国内外で1000万人に上っている。…
ウクライナ侵略、情報戦報道で核心インタビューを掲載した産経
威力発揮したSNS ロシア軍のウクライナ侵略は、ウクライナ軍による決死の抵抗が続く。背水の陣を敷くゼレンスキー大統領の最初の快挙は、キエフ市街地を背景にした自撮りの動画をインターネット交流サイト(SNS)に投稿したこと…
国際環境への緊張感もなく「軍による安全」の視点が欠如した朝毎
安保で重要な3視点 ロシアのウクライナ侵略は軍の「力」を改めて見せつけている。プーチン大統領はウクライナ支配の野望を「軍」をもって達成しようとし、一方のウクライナは国民の安全を守るため「軍」が奮戦している。こうした軍事…
戦争で起きる感情論廃し死者への葬送儀礼の重要性説く先﨑氏
『逃走』勧める浅田氏 テレビの時事番組は今、ウクライナ情勢に関する番組一色だ。戦後77年の間、戦死者を一人も出さずにきた日本だが、力による現状変更という暴挙に加え、プーチン大統領が核使用も辞さない姿勢をちらつかせて脅す…
ウクライナ事態、最悪のシナリオを予想も回避策は書かぬポスト・文春
限定核使用の可能性 ロシアのウクライナ侵攻から3週間余り、膠着(こうちゃく)状態を打破するためにプーチン(露大統領)は核のボタンを押すのか。この最悪のシナリオについて、週刊ポスト(4月1日号)が伝えている。 今回のウ…
日野自動車の検査不正に「極めて悪質」と批判し猛省求めた日経社説
性能試験データ改竄 ロシアのウクライナ軍事侵攻という世界的大事件の陰で、日本企業、特に製造業の信頼性に関わる重大な事件が起きていた。日野自動車によるエンジンの排出ガスと燃費に関する性能試験でのデータ改竄(かいざん)であ…
「核の恫喝」のロシアと核論議の封印を叫ぶ朝日は今も「相思相愛」か
問われる「核抑止力」 ロシアのウクライナ軍事侵攻でプーチン大統領は核部隊に「特別態勢」への移行を命じ、自由諸国に「核の脅威」を突き付けた。核攻撃をどう思いとどまらせるか、これは人類の死活問題だ。それだけに今ほど「核抑止…
在宅医療と病院勤務の医師たちの実情を映し出した朝日とSPA!
寄り添える訪問看護 埼玉県で1月、在宅医療に尽くした医師が利用者の家族に殺される事件が起きた。週刊朝日3月4日号では「なぜ、在宅死がいいのか」と題し在宅医療を実践する医師5人に聞いている。 在宅医療33年歴の小笠原文…
「核シェアリング」論議、リアリズムが欠落した朝日・東京の空理空論
核兵器放棄した代償 ソ連崩壊後、ウクライナは米英露から説得され、すべての核兵器をロシアに渡した。 1994年の「ブダペスト覚書」には、「核兵器を放棄する代わりに、米英露3カ国がウクライナの安全を保障する」と書き込まれてい…
「非武装・中立化」を唱え続ける朝日はプーチン露大統領とうり二つ
主権奪われ自由失う ウクライナに軍事侵攻したプーチン露大統領の狙いは明白だ。侵攻直前の演説や和平会談で一貫して主張しているのはウクライナの「非武装」と「中立化」だ。ロシアの支配下に入れという意味だ。 ひとたび主権を奪…
人生100年時代の資産形成や年金・仕事を特集したエコノミスト
繰り下げ受給の利点 未曽有の高齢化社会、人生100年時代が到来する。厚生労働省の発表ではわが国で100歳を超える高齢者は2021年9月時点で8万6510人となり、51年連続で最多を更新している。さらに、国立社会保障・人…
ロシア正教徒としてのプーチン氏の“聖戦”を読み解く新潮・佐藤優氏
非共産ソ連復活狙う ウクライナ戦争を遂行するロシア大統領ウラジミール・プーチンとは何者なのか。世界中の非難をものともせず、冷酷にウクライナを蹂躙(じゅうりん)し続ける神経は常人の理解を超えている。何が彼を突き動かし、ど…
経済安保法案に左派系紙は社説なし、保守系紙は規制で論調割れる
過剰な介入を「心配」 半導体など重要物資のサプライチェーン(供給網)強化支援などを盛り込んだ経済安保法案が閣議決定された。 同法案は、覇権的な動きを強める中国や、今回、ウクライナに牙をむいたロシアなどを念頭に、安保上…
「憲法とリベラル紙の欺瞞」を浮き彫りにさせた露のウクライナ侵攻
まさに観念論の極み ロシアのウクライナ軍事侵攻は、「平和憲法」と称される現行憲法の幻想を見せつけた。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」(前文)、「平和主義」(9条)を唱えても、野蛮な国家指導者の心次第で「平和…
ロシアのウクライナ侵攻、泥沼のアフガニスタン化への懸念示す英誌
傀儡政権の樹立狙う ロシアのウクライナ侵攻が進む一方で、ウクライナのアフガニスタン化への懸念が出始めている。 旧ソ連はカブールに傀儡(かいらい)政権を樹立、1979年にアフガニスタンに侵攻したが、10年後に撤退を余儀…
ウクライナの事態悪化に米政権の対露外交に疑問を呈したサンモニ
藪中氏が「不可思議」 新型コロナウイルス、北京冬季五輪から話題はロシアのウクライナ侵攻が跳ね上がっている。ロシアのプーチン大統領は、21日にウクライナ東部の親露派支配地域を独立承認すると、24日に許し難い全面侵攻を開始…
日本人としての品位に欠ける東京の「石原慎太郎氏の差別発言」特集
一つの時代が終わる 石原慎太郎氏が亡くなったのは、2月1日だった。その評伝や回想録など未(いま)だ各紙の紙面をにぎわせている。「死せる孔明、生ける仲達を走らす」にも似た「死せる慎太郎、生ける記者の筆を走らす」の様相を呈…
あさま山荘事件50年、「前衛党の組織論」を問題にせぬ甘い各紙論評
共産党もリンチ査問 共産主義集団が革命資金を得るために銀行を襲い、武装闘争に挫折するとアジトに立てこもって同志をリンチ査問し、死に至らしめる―。 こう書けば、読者は50年前の連合赤軍事件だと思われるだろう。連合赤軍と…
新型コロナ「5類」への変更より法律運用での柔軟対応を説く専門家
2類相当とは言えず 新型コロナ感染の第6波をもたらしているオミクロン株(オミ株)は感染力の高さと重症化リスクの低さが明らかになっている。このため、感染症法で位置付けられる「2類」相当を、季節性インフルエンザと同じ「5類…
「『新聞記者』は死んだ」とし調査報道など望めぬ現状を伝えるポスト
ニュース速報で後れ 動画配信サービスで「新聞記者」というドラマが話題になっている、という。米倉涼子演じる記者が政府公文書改竄(かいざん)事件を追究するドラマだ。すでに映画にもなっており、主人公の女性記者を韓国女優のシム…