施行から70年 憲法改正を問う
新時代の国の理想描け
施行から70年 憲法改正を問う(6) 構想、哲学、信念を明確に 「憲法は国の未来、理想の姿を語るものだ。今を生きる私たちには、時代の節目にあって、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義という日本国憲法の基本原則の普遍的価…
緊急時の首相の権限明記を
施行から70年 憲法改正を問う(5) 9条と同様に有事への備えがなされていないという点で、現憲法の欠陥とも言えるのが緊急事態条項の不備だ。 憲法に大規模災害や戦争などの緊急事態に備えるための危機管理規定を持たないこと…
「9条」待ったなしの安保環境
施行から70年 憲法改正を問う(4) 70年前の憲法制定当時に比べると、現在のわが国の社会状況や国際環境は様変わりし、憲法と現実との乖離(かいり)は大きくなっている。国会は衆参両院で、改憲に前向きな勢力が3分の2以上を…
政権の命運懸ける国民投票 中谷 元氏
施行から70年 憲法改正を問う(3) 衆院憲法審査会与党筆頭幹事 中谷 元氏 安倍晋三首相が3月5日の自民党大会で、憲法施行70年の節目に自民党から憲法改正を発議できるように、議論に入らなければいけないと前向きな話をした…
教育無償の後ろ盾に改憲必要 馬場伸幸氏
施行から70年 憲法改正を問う(2) 日本維新の会幹事長 馬場伸幸氏 日本維新の会は憲法改正で「教育の無償化」「統治機構改革」「憲法裁判所の設置」の3項目を提案しているが、安倍晋三首相も、教育の無償化に前向きな姿勢を示し…
憲法改正を問う 「現実的」提案で議論深化を 細野豪志氏
施行から70年 憲法改正を問う(1) 民進党前代表代行 細野豪志氏 5月3日に憲法は施行70年を迎える。敗戦後に新しい日本の基礎となった憲法だが、この間、内外の環境は大きく変化し多くの不都合が生まれている。政治はこの現…