コラム
【韓国紙】委員会共和国
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 昨年6月末基準で大統領府や国務総理室、政府部処(省庁に相当)に設置された委員会が全部で622ある。歴代最多だ。金大中政権の時は383、李明博政権は505、朴槿恵政権は 554だった…
音楽に国境はないーイスラエルから
地球だより アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで開催中の国際博覧会(万博)で10日、イスラエルのフィルカット・アルヌール(光のオーケストラ)が演奏した。 団員は、ユダヤ人とアラブ人で構成され、ユダヤ教、キリスト教、イス…
【上昇気流】ウクライナの首都キエフをキーウと表記する動きが広がっている
欧米のメディアでは、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻後、首都キエフをキーウと表記する動きが広がっている。ロシア語由来の表記をウクライナ語由来に変更したのだ。 他の地名でもハリコフはハルキウに、チェルノブイリはチョル…
【上昇気流】通常は廃棄される食品の有効活用が大手食品メーカーで広がっている
通常は廃棄される食品の有効活用が大手食品メーカーで広がっている。トウモロコシやビーツなどの芯、皮、種をペースト状の濃縮野菜やバー状の菓子に、また野菜の葉や芯などを肥料にして販売している(小紙21日付)。 他産業でも、例え…
教会の鐘とアザーン オーストリアから
地球だより 音楽の都ウィーン市の中心地にはオーストリアのローマ・カトリック教会の精神的支柱、聖シュテファン大聖堂があるが、同大聖堂の鐘が今月16日深夜の午前2時過ぎ、突然、「カラーン、カラーン」と鳴り出した。 「教会…
成人年齢が18歳に、4月から改正民法が施行
間もなく4月。わが家では、今月高校の卒業式を終えたばかりの子供が「大人」の仲間入りをする。改正民法が施行され、成人(成年)年齢が20歳から18歳に引き下げられるからだ。20歳に定められたのが1876年だから、実に146…
【上昇気流】フィギュアスケート世界選手権で、男子の宇野昌磨選手、女子の坂本花織選手が初優勝
フランスのモンペリエで開かれていたフィギュアスケート世界選手権で、男子の宇野昌磨選手、女子の坂本花織選手がそろって初優勝を果たした。日本の男女の同一大会制覇は2010年大会の高橋大輔選手と浅田真央選手、14年の羽生結弦…
【上昇気流】今年で没後50年となるノーベル文学賞作家の川端康成
今年で没後50年となるノーベル文学賞作家の川端康成が、20代初めに初恋の女性との思い出を描いた短編小説「篝火(かがりび)」の基になったとみられる下書きが残されていたことが分かった 「篝火」は岐阜を舞台に川端の求婚、破局を…
【上昇気流】桜に対する日本人の思いが強い
桜は開花にも散る時にもなぜか心を引かれる。古来、万葉集や古今集などの歌に詠まれたほか、俳句でも名句が多い。それだけ桜に対する日本人の思いが強いからだろう。 山や川沿い、公園、田畑の傍など、どこで花見をしても美しいが、…
【上昇気流】作家の司馬遼太郎は高田屋嘉兵衛の生涯を『菜の花の沖』で描く
「無用の我をすてて、おのが船になれ、風になれ、潮になれ」――。作家の司馬遼太郎は江戸期の廻船商人、高田屋嘉兵衛の生涯を『菜の花の沖』で描く。司馬作品でも数少ない江戸中期の物語だ。 嘉兵衛は幕府から北方海域の漁場開拓を…
国民食モヒンガーに値上げの波 ミャンマーから
ミャンマーは東西を二大国家、中国とインドに挟まれた国だ。 このためミャンマー料理は両国の影響を受け、チャーハンや餃子(ぎょうざ)といった中国ものや、カレーなどスパイシーなインドものが台所でも幅を利かす。 ミャンマー…
【上昇気流】ロシアのウクライナ侵攻から1カ月が経過した
ロシアのウクライナ侵攻から1カ月が経過した。当初ロシア軍が首都キエフを制圧するのは時間の問題とみられていたが、ウクライナ軍の反撃も始まっている。ウクライナ国防省はキエフの西約50㌔にあるマカリフを奪還したと発表した。 ウ…
【韓国紙】青瓦台、歴史の中に
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 青瓦台(大統領府)の運命は奇遇だ。それが建つ地は高麗(第15代王)粛宗時代の1104年に完成した南京(ソウル)の離宮があった場所だ。朝鮮開国後、太祖(第1代王)が景福宮を創建してか…
コロナ禍で学んだ前向きな発想ーブラジルから
地球だより ブラジルでは、リオデジャネイロ州やサンパウロ州が次々と屋外・屋内でのマスク着用義務を解除したことから、「マスクのない日常」が始まりつつある。 公共交通機関や病院など特定の閉鎖空間ではマスク着用は必要だが、…
【上昇気流】「現代の著名人の中で、プーチンはもっとも謎多き人物だと言っても過言ではない」
「現代の著名人の中で、プーチンはもっとも謎多き人物だと言っても過言ではない」――。『プーチンの世界』(新潮社)の著者フィオナ・ヒルさんとクリフォード・G・ガディさんが「日本語版に寄せて」で書いている。 著者が目指した…
【上昇気流】建築事務所トップと若手スタッフの対話。
建築事務所トップと若手スタッフの対話。若手は「もっと住民の声を聞くべき」として事務所トップを批判する。NHKテレビで放送されたものだが、若手の言い分は「建築家に個性は不要」ということのようだ 建築は芸術とされることもある…
露骨な贔屓、キャンプ地首長のプロ野球優勝予想
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) プロ野球のペナントレースが25日、始まるのに合わせ、興味深い動画が配信された。タイトルは「『俺にも言わせろ!』プロ野球キャンプ地首長による激論ペナントレース予想!」。 参加者は、…
1日の最適な歩数は?ースペインから
地球だより スペインの通信社「ヨーロッパ・プレス」に、懐かしい話題が掲載されていた。早死にを避け長寿を願うためには、1日にどのくらい歩くのが最適かというものである。日本では、国民の運動不足が叫ばれ始めた頃、歩け歩け運動…
最後は「町人」に牛耳られた江戸時代の幕藩体制
仕事柄、深夜から早朝の帰宅になることが多い。テレビをつけると「おはよう!時代劇『暴れん坊将軍』」松平健演じる徳川吉宗の番組をやっている。 当初は勧善懲悪、吉宗の立ち回りが気に入って見ていた。吉宗は庶民の声を聴く「目安…
【上昇気流】87歳で亡くなった俳優の宝田明さん
87歳で亡くなった俳優の宝田明さんの若い頃の代表作といえば、東宝映画のゴジラ・シリーズを挙げる人が多いだろう。しかし気流子は、昭和36年公開の「世界大戦争」(松林宗恵監督)を思い出す。 その年の芸術祭参加作品でもある…
【上昇気流】宮城県や福島県で震度6強の揺れを観測した地震は、都内でも震度4を観測。
宮城県や福島県で震度6強の揺れを観測した地震は、都内でも震度4を観測。この地震の2分ほど前にも大きな揺れがあった。私事で恐縮だが、気流子は最初の揺れに夢うつつだった。だが、2度目のは床に広がるような振動で飛び起き、立ちす…
【上昇気流】春は出会いと別れの季節だという
春は出会いと別れの季節だという。この時期、卒業式と入学式(入社式)、人事異動などが行われることがあるだろう。時系列的に言えば「別れと出会い」だが、語順としては収まりが付かない。「出会いと別れ」の方が慣れ親しんでいる。 …
【上昇気流】旧ソ連の反体制作家アレクサンドル・ソルジェニーツィン氏
「ウクライナ」が報じられるたびにこの人の顔が浮かぶ。アレクサンドル・ソルジェニーツィン氏(1918~2008年)。旧ソ連の反体制作家で、過酷な収容所生活を描いた『イワン・デニーソヴィチの一日』や『ガン病棟』でノーベル文…