コラム rss

19歳最年少、藤井聡太五冠の謙虚で重い言葉

 「藤井聡太 10代初の五冠/将棋/4連勝で王将奪取」こういった見出しが新聞各紙で掲載された。19歳とは思えぬ落ち着いたコメントも大したものだと感心させられる。  将棋の藤井聡太四冠(勝って五冠)(19)=竜王、王位、叡…

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【上昇気流】歌手で俳優の西郷輝彦さんが亡くなった

 歌手で俳優の西郷輝彦さんが亡くなった。75歳。橋幸夫さん、舟木一夫さんと共に昭和歌謡の「御三家」の一人。1964年に「君だけを」でデビューしていきなり60万枚の大ヒット曲となり、その後も「星のフラメンコ」などのヒット曲…

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東京電力福島第1原発の構内に立ち並ぶ処理水を保管するタンク=2月19日、福島県大熊町(時事)

【上昇気流】5人の元首相、書簡を欧州連合(EU)欧州委員会に送る

小泉純一郎、菅直人両氏ら5人の元首相が、東京電力福島第1原発事故で「多くの子供たちが甲状腺がんに苦しんでいる」とする書簡を欧州連合(EU)欧州委員会に送った。その内容は風評の類いであり不快だ。 福島県が実施している検査で…

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【上昇気流】俳聖の松尾芭蕉は謎めいたところが多い

 俳聖の松尾芭蕉は謎めいたところが多い。忍者説というものもある。だが、気流子が一番気になっていたのは、芭蕉が『野ざらし紀行』に記した富士川の捨て子の話だ。  富士川のほとりで3歳ぐらいの捨て子を発見したが、少しの食糧を与…

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【上昇気流】東京・多磨霊園に眠る旧ソ連の国際スパイ、リヒャルト・ゾルゲの遺骨

 東京・多磨霊園に眠る旧ソ連の国際スパイ、リヒャルト・ゾルゲの遺骨を北方領土に埋葬する構想があるという。先月末にラブロフ露外相がそう表明した。  ゾルゲは1930年代、朝日新聞の尾崎秀実と組み、近衛内閣に「南進論」を焚(…

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自衛隊大規模接種、東京会場が運営再開

【上昇気流】新型コロナウイルスワクチンの3回目接種券

新型コロナウイルスワクチンの3回目接種券が、神奈川県に住む高齢者の気流子にも3週間ほど前に送られてきた。中を開いてみて「何だ」と思った。 同封された書類には「予約開始日」が3月12日、「接種実施日」が3月27日からとなっ…

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親しき仲にも返済あれ ネパールから

 ネパールに住んでいると、たびたび、お金を貸してほしいというネパール人の友人からお願いがやってくる。しかも、日本円で1万や2万の額ではなく、大体、数十万の単位で頼んでくる。「ちょっと入り用で…20日後には必ず返すから!」…

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【韓国紙】無公認・推薦の小細工

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  ソウルの鍾路をよく“政治1番地”と呼ぶ。単に青瓦台(大統領府)があるという地域的な特性のためだけではない。600年のソウルの歴史において、鍾路は朝鮮時代の政治、文化、産業の中心地だ…

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高校生ボランティアの活躍ーイスラエルから

地球だより  イスラエルの高校生は、社会貢献のためにボランティアをする。カリキュラムの中の一つなので、1年間にボランティアをする時間が決められている。ボランティア先は、幼稚園、図書館、スーパーマーケット、救急サービスなど…

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【上昇気流】東京都内にも昔ながらの宿場の街並みが残されている

 東京都内にも昔ながらの宿場の街並みが残されているのかと、現地を歩いて感動したのは、町田市小野路町の小野路宿通りだ。京王多摩センター駅から鶴川行きのバスに乗って12分、小野神社前で下車した。  丘を越えて小野路バス停を過…

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【上昇気流】モノが売れなくなっている

昨年の実質国内総生産(GDP)は前年比1・7%増で、3年ぶりのプラス成長であることが分かった。その一方、日本電機工業会(JEMA)が発表した同年の民生用電気機器の国内出荷額は6年ぶりにマイナスとなった。白物家電を含め、モ…

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漫画「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」

漫画から方言ブームが到来する日は案外近い?

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」  ユニークなタイトルの漫画が沖縄で大人気だ。県外から沖縄に転入してきた主人公の男子高校生が、気に入った女の子が話すしまくとぅば(沖縄…

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高級介護施設に激震ーフランスから

地球だより  フランスを中心に高級高齢者施設を運営する「オルペア」の施設内で、入所者に対する虐待や衛生管理の不備の疑惑が浮上し、連日、大きな騒ぎになっている。1月末には運営会社の会長兼CEOが解任され、利用者や家族による…

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「保育園落ちた、日本死ね!」、あれから6年

 6年前の2月、子供の預け先がなく退職せざるを得ないママの「保育園落ちた、日本死ね!」という文言がブログで炎上した。それが国会議事堂前での母親らによるデモに発展し、その年の「流行語大賞」にも選ばれた。その時、授賞式で表彰…

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【上昇気流】昨年亡くなった歌舞伎の人間国宝、二代目中村吉右衛門さん

 昨年亡くなった歌舞伎の人間国宝、二代目中村吉右衛門さんを偲(しの)んで、NHK「古典芸能への招待」で名場面のいくつかが放送された。吉右衛門さんはその口跡の良さが魅力だった。「極付幡随長兵衛」の名科白など、久しぶりに聞い…

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【上昇気流】まだ春ではないということを告げるように、先日雪が降った

 まだ春ではないということを告げるように、先日雪が降った。前日には大雪の天気予報が出ていたので、急遽(きゅうきょ)仕事を早めに切り上げて帰宅した。夜、家路をたどる時、ほっとしたのを覚えている。大雪ではなかったが、雪が東京…

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【上昇気流】北京冬季五輪の開会式で聖火リレーの最終走者の一人が無名のウイグル人女子選手だった

 北京冬季五輪の開会式で聖火リレーの最終走者の一人が無名のウイグル人女子選手だった。これには世界中が驚いた。ウイグル人は中国共産党政権による「ジェノサイド(集団虐殺)」のただ中に置かれている。それを敢(あ)えて起用し「融…

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羽生結弦選手きょうフリー演技、謙信を重ねて

【上昇気流】羽生結弦選手「全部を出し切った」

「全部を出し切った」。熱戦の続く北京冬季五輪で、94年ぶりとなる大会3連覇を狙った羽生結弦選手。結果は4位に終わったが、悔いはないといった表情が印象に残った。 ショートプログラムではまさかの8位。それでも、抜群の安定感と…

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ドライバーの雪との格闘 ーフィンランドから

 今年は雪の多い冬だ。フィンランドだから一面に白い銀世界が広がり、クロスカントリースキー等で人々が楽しく過ごすイメージがあるかもしれないが、そうはいかないのが現実だ。雪が降り積もれば、除雪車が走り雪をかき分けてくれるが、…

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【韓国紙】万邦来朝

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  2014年11月、中国の北京で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の時に起こったことだ。習近平主席が21カ国の首脳を招いて盛大な歓迎晩餐会(ばんさんかい)を催した…

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いまだ戻らない首都の活気ー米国から

地球だより  首都ワシントン市の中心部を歩くと、いまだに人通りはまばらで、車の通りも少ない。人手不足からか、臨時休業の飲食店もある。新型コロナウイルスのパンデミック前はスーツ姿のオフィスワーカーらが行き来し活気があったが…

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【上昇気流】長野県大町市の駅前本通りに「三俣山荘図書室」がオープンした

 長野県大町市の駅前本通りに「三俣山荘図書室」がオープンした。カフェやミニシアターも兼ねて、市民や山の愛好家らがやって来ているという。山と人と町をつなぎ、登山口の町としての賑(にぎ)わいを取り戻したいという願いがある。 …

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【上昇気流】敬語の過剰は普通になってしまっている

「そこまで言うか。そこまで気遣いしなければならないものなのか?」と考えた。朝のワイドショーの一場面。新型コロナウイルスのオミクロン株で自宅療養中の家族に言及した医大教授が、その家族の父親のことを「ご主人様」と呼んだ。見て…

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