欧州
教会の鐘とアザーン オーストリアから
地球だより 音楽の都ウィーン市の中心地にはオーストリアのローマ・カトリック教会の精神的支柱、聖シュテファン大聖堂があるが、同大聖堂の鐘が今月16日深夜の午前2時過ぎ、突然、「カラーン、カラーン」と鳴り出した。 「教会…
マクロン氏 世論調査では優勢
ウクライナ危機の中の仏大統領選 有権者の関心は内政より対外政策 フランスの大統領選まで2週間を切り、現職のマクロン大統領の優勢が伝えられている。世論調査で2番手に付けている右派・国民戦線(RN)のルペン候補が追い上げる…
1日の最適な歩数は?ースペインから
地球だより スペインの通信社「ヨーロッパ・プレス」に、懐かしい話題が掲載されていた。早死にを避け長寿を願うためには、1日にどのくらい歩くのが最適かというものである。日本では、国民の運動不足が叫ばれ始めた頃、歩け歩け運動…
ウクライナ侵攻は追い風 仏大統領選でマクロン氏
4月の仏大統領選で再選を目指すマクロン大統領は、最新の世論調査でトップに立っている。英公共TV、BBCもウクライナ危機への対応に意欲的なマクロン氏には追い風で、4月10日の第1回投票で30%の得票率を得るとみられ、再選…
パリ・ノートルダム大聖堂大火災 事件性なしと結論
仏日刊紙パリジャンなど複数メディアは、2019年4月15日にパリ・ノートルダム大聖堂の大火災が発生して以来、パリの警察当局が2年以上の調査をした結果、事件性はないと結論付けたと報道した。調査に当たった専門家ら関係者は、…
パリのロシア人ーフランスから
地球だより フランス人は3代さかのぼれば、国外からの移民といわれるほど、さまざまな血が混じり合っている国だ。フランスが生んだ20世紀美術の巨匠、マルク・シャガールは帝政ロシアのユダヤの寒村ヴィチェプスク(現ベラルーシ)…
オーストリア、NATO加盟に依然慎重
ウクライナ侵攻、欧州中立国に波紋 ロシアへの批判は強まる ロシア軍のウクライナ侵攻は欧州全土にさまざまな波紋を投げ掛けている。その一つが中立主義の見直しだ。ウクライナ危機は、北大西洋条約機構(NATO)の加盟国でない限…
EU首脳会議 ウクライナ危機めぐり協議
国防費増額で加盟国合意 欧州連合(EU)は10、11日、フランスのベルサイユ宮殿で首脳会議を開催し、「ベルサイユ宣言」を採択、軍事装備をウクライナに提供するとともに、域内の安全保障体制の再構築の必要性を確認した。ボレル…
史上初の金メダルで続く歓喜ーフィンランドから
地球だより アイスホッケーはフィンランドで最も人気があるスポーツだ。国際アイスホッケー連盟への登録人数は7万人を超え、人口の1・3%。人口比では世界で2番目に多い。アイスホッケーの試合のテレビ中継はスポーツの中で視聴率…
ウクライナ危機打開で協力を 仏独首脳 習国家主席に要請
フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相は8日、中国の習近平国家主席とオンライン形式で会談し、仏独両首脳はウクライナ情勢について習氏に対して「ヨーロッパは第2次世界大戦以来最も深刻な危機に直面している」との認識を…
ウクライナ 露が原発に攻撃 火災発生
原子炉停止 放射能漏れなし ゼレンスキー氏「核テロ」と非難 ウクライナ南東部にある欧州最大規模のザポロジエ原子力発電所で4日未明、ロシア軍の攻撃を受けて火災が発生したが、消し止められた。火災が起きたのは研究所とその関連…
珍しい自治体の合併ースペインから
地球だより スペイン西部にあるエストレマドゥーラ州の「ドン・ベニト」と「ビジャヌエバ・デ・セレナ」の合併が、住民投票を経て決定した。 スペインには日本の市町村のような行政区分はなく、全て「ムニシピオ」(市町村の集名)…
<寄稿>バルカン諸国に経済的影響 セルビア以外はウクライナ支持 アルバニア人ジャーナリスト ミリルダ・ティリ氏
2020年に発足した「国際平和言論人協会」(IMAP)は、世界各国の報道機関やジャーナリストから構成される国際組織(日本事務局は世界日報が担当)。そのネットワークを活用し、ロシアのウクライナ侵攻がウクライナの南西に位置す…
ウクライナ侵攻 台湾海峡にどう影響 ―武居智久・元海上幕僚長が分析
中国の想定狂わす 欧州の軍拡 アジアに波及 ロシアのウクライナ侵攻は国際秩序を大きく揺さぶっているが、台湾統一を目指す中国の戦略にも影響を及ぼすことは間違いない。武居智久・元海上幕僚長は、笹川平和財団が2月28日に開い…
ウクライナ国民の叫び伝わる オーストリアから
地球だより ウィーンからウクライナの首都キエフまで1000キロ余り。そのキエフがロシア軍の攻撃を受けた。もちろん砲声は聞こえてこないが、ウクライナ国民の叫びが伝わってくる。 在ウィーンには約1万2000人のウクライナ…
ウクライナ危機 “皇帝プーチン”の野心見誤る
挫折した欧州の対露融和路線 迫られる東部防衛の強化 ロシアのウクライナ侵攻のスピードの速い展開に世界は驚愕(きょうがく)している中、ロシアと関係の深い陸続きの欧州は近年、ロシアを経済・外交のパートナー国にするよう試みて…
仏経財相「経済問題は天然ガスのみ」
露の送金・決済排除要求 ロシア軍がウクライナの首都キエフの占領に動く中、ルメール仏経済・財務相は、ヨーロッパに影響を与える可能性のある「唯一の実体経済の主題は天然ガスだ」と主張した。ウクライナへのロシア軍の侵攻から2日…
仏大統領選 極右ゼムール候補 支持表明はなし
トランプ前米大統領からアドバイス 最新の世論調査で4月に予定されるフランスの大統領選挙でマクロン現大統領、ルペン国民連合党首に次ぎ、3位につけている極右の政治評論家エリック・ゼムール候補が15日、トランプ前米大統領と4…
ウクライナ緊迫 イスラエル首相、退避呼び掛け
ユダヤ移民受け入れ用意も ウクライナとロシアとの間で軍事的緊張が高まっていることから、イスラエルのベネット首相は12日、外交、国家安全保障当局者らを招集し緊急会議を開いた。ベネット氏は「ウクライナとロシアの国境の緊張が…
高級介護施設に激震ーフランスから
地球だより フランスを中心に高級高齢者施設を運営する「オルペア」の施設内で、入所者に対する虐待や衛生管理の不備の疑惑が浮上し、連日、大きな騒ぎになっている。1月末には運営会社の会長兼CEOが解任され、利用者や家族による…
独身制の廃止訴え カトリック マルクス枢機卿
フランシスコ教皇の意向が反映か ローマ教皇フランシスコの最側近の一人、ドイツのローマ・カトリック教会ミュンヘン大司教区のラインハルト・マルクス枢機卿(すうききょう)が、聖職者の独身制廃止を訴えたことが、独教会ばかりか、…
ドライバーの雪との格闘 ーフィンランドから
今年は雪の多い冬だ。フィンランドだから一面に白い銀世界が広がり、クロスカントリースキー等で人々が楽しく過ごすイメージがあるかもしれないが、そうはいかないのが現実だ。雪が降り積もれば、除雪車が走り雪をかき分けてくれるが、…
戦争回避が共通目標 仏独ポーランド首脳
マクロン仏大統領とシュルツ独首相、ドゥダ・ポーランド大統領は8日、ドイツのベルリンで記者会見を行い、ウクライナ危機に対して「ヨーロッパでの戦争を回避する」という共通の目的を示した。 マクロン氏は7日にモスクワを訪問し…