教育
成人年齢が18歳に、4月から改正民法が施行
間もなく4月。わが家では、今月高校の卒業式を終えたばかりの子供が「大人」の仲間入りをする。改正民法が施行され、成人(成年)年齢が20歳から18歳に引き下げられるからだ。20歳に定められたのが1876年だから、実に146…
SDGsで観光地づくり、働き・遊び・学びを発信
福島・裏磐梯地区、「ワーケーションの聖地」を目指す 福島県北部の高原リゾート裏磐梯(うらばんだい)地区で、旅先で働く「ワーケーション」の先駆的な取り組みが進んでいる。観光施設と共に、持続可能な開発目標(SDGs)と教育…
最後は「町人」に牛耳られた江戸時代の幕藩体制
仕事柄、深夜から早朝の帰宅になることが多い。テレビをつけると「おはよう!時代劇『暴れん坊将軍』」松平健演じる徳川吉宗の番組をやっている。 当初は勧善懲悪、吉宗の立ち回りが気に入って見ていた。吉宗は庶民の声を聴く「目安…
家庭教育支援条例案を提示―旭川家庭教育を支援する会 相談役 上松丈夫氏
旭川家庭教育を支援する会 相談役 上松丈夫氏に聞く 家庭の教育力低下が指摘される中、全国各地で児童虐待・放任が増加している。学校内でのいじめや不登校も依然として上昇傾向が続く。そうした中、旭川の市民団体「旭川家庭教育を…
土木技師・八田與一と画家・伊東哲の交流を描く
台湾の灌漑施設工事扱う児童書『1930・烏山頭』 金沢市出身の画家・伊東哲(さとし)(1891~1979年)を主人公に描いた児童書『1930・烏山頭』が先月出版された。烏山頭(うざんとう)とは、台湾南部の灌漑(かんがい…
トラブルが増す第三者による精子提供を巡って
第三者による精子提供によって生まれた子供は日本で既に1万人から2万人とも言われ、トラブルも増えている。 昨年12月、SNSで知り合った男性から精子提供を受け、出産した30代既婚女性が、男性の国籍や学歴詐称を理由に約3…
家庭の教育力低下、市民団体が条例案を提示
核家族化が進行する中、近年、児童への虐待・育児放棄が増加するなど家庭の教育力低下が叫ばれている。そうした中で旭川家庭教育を支援する会(会長・東国幹〈あずまくによし〉衆議院議員)はこのほど、市内の小・中学校校長会や子育て…
ウクライナ危機勃発、楽しめる春はいつ来るのか
5日、関東地方に春一番が吹いた。立春から春分の間に吹く、風速8㍍以上の南風のことだが、昨年は観測史上一番早い2月4日に吹いたというから、29日も遅かったわけだ。 ちょうど(二十四節気の)啓蟄(けいちつ)と重なったが、…
母親の立ち直る姿、ボランティア活動の原動力に
困窮する沖縄県内の女性に食糧支援をするボランティア団体「女性を元気にする会」代表のゴージャス理枝さんはこのほど、悩み相談ホットラインの「沖縄命(ぬち)の電話」(比嘉門雄山専務理事)が主催する集会(沖縄県那覇市の首里公民…
ワクチン接種早めるコツ、予約の空きを探すこと
3日前、新型コロナワクチンの3回目接種を受けた。まだ接種券が届いていない同僚もいるから、追加接種は早い方だろう。 接種したのはモデルナ製。1,2回目はファイザー製だった。交互接種を選んだのには理由がある。その方が発症…
「包括的性教育」の危険、小学から避妊方法教える
自民が軽視する「性革命」、党内で価値観の違いが表面化 深刻化する児童虐待、いじめ、子供の貧困などへの対応策として、政府が2023年度の設置を目指す行政組織「こども家庭庁」をめぐり、自民党内で価値観の違いが表面化している…
19歳最年少、藤井聡太五冠の謙虚で重い言葉
「藤井聡太 10代初の五冠/将棋/4連勝で王将奪取」こういった見出しが新聞各紙で掲載された。19歳とは思えぬ落ち着いたコメントも大したものだと感心させられる。 将棋の藤井聡太四冠(勝って五冠)(19)=竜王、王位、叡…
静かな感動を与える伸び伸び発想の「書」
金沢市の金沢ふるさと偉人館で「名前一文字展」 石川県金沢市の金沢ふるさと偉人館で、恒例の「名前一文字展」が始まった。子供たちが自分の名前の中から大好きな一文字を選び、半紙に墨や絵の具で自由に描く作品展だ。手本がない分、…
「保育園落ちた、日本死ね!」、あれから6年
6年前の2月、子供の預け先がなく退職せざるを得ないママの「保育園落ちた、日本死ね!」という文言がブログで炎上した。それが国会議事堂前での母親らによるデモに発展し、その年の「流行語大賞」にも選ばれた。その時、授賞式で表彰…
義務教育に広がる「ジェンダーレス制服」の弊害
《 記 者 の 視 点 》 制服や運動着を変えても異性への尊敬心は育たない 東京の地下鉄に乗っていたら、真向かいの席に座っていた女子高生の制服が目に留まった。ブレザーにネクタイ、下はスラックス。男女で区別しない「ジェン…
北海道師範塾、新時代に対応する組織形態を模索
教師養成講座10期目を機に解散、新しい形で再出発へ 「学び続ける教師」像を目指して平成22年(2010年)9月にスタートした北海道師範塾(吉田洋一会長)は1月上旬、毎年恒例の冬季定期講座をオンラインで開催した。加えて同…
脳裏に刻み込まれている50年前の2月の出来事
6日夜に行われた北京冬季五輪のジャンプ男子個人ノーマルヒルで、小林陵侑選手が優勝した。ジャンプでの優勝は1998年の長野五輪以来、24年ぶり。ノーマルヒルでは72年札幌五輪の笠谷幸生選手(当時は70メートル級)以来、実…
里子と里親の強引な引き離しに反対
生後2カ月から養育している5歳児の里親委託を児童相談所が一方的に解除し、里親から引き離すのは、里子に大きな精神的ダメージを与える違法な対応だとして、里親夫妻が沖縄県を相手取り、引き渡しの差し止めを求める訴訟を起こした。…
「死ぬほど苦しい」、大腸内視鏡検査は痛い?
健康診断で「便潜血」の結果が出て再受診した。「癌(がん)」の恐れもあるとのことで、消化器科の先生から、大腸の内視鏡検査を勧められた。胃カメラは1度のんでいるが、大腸は未経験。この際、大腸を見るのも悪くない。「はい、受け…
【社説】共通テスト流出 通信技術発達に応じた対策を
大学入学共通テスト初日の試験中に「世界史B」の問題が流出した事件で、19歳の少女が警察に出頭して関与したことを認めた。入試は受験生の進路を大きく左右する。公平性を損なうことは許されない。厳正な処罰と共にカンニング防止策…
本当の「こどもまんなか」政策とは
岸田内閣は「こどもまんなか」社会の実現を看板の一つにしている。岸田総理は今月17日の施政方針演説で、「こども政策をわが国社会のど真ん中に据えていくため、『こども家庭庁』を創設する」と述べた。 生まれた子供たちを大切に…
金沢市、「雪かき」で地域と心温まる交流
雪の多い金沢市では、除雪のため、大学生らによる「雪かきボランティア」が活動している。行政が仲介となって町会と学生をつなぎ、若い力を借りて除雪する取り組みだ。今年で16年目を迎える。この冬は、今のところ積雪は10㌢程度で…
マンション住人の危機管理、信頼関係の構築を
住人の高齢化が進む古いマンションでは認知症の配偶者を介護する老老介護や高齢者の孤立が問題となっている。災害大国にあって、つながりがない、隣の住人の顔が見えないというのは最大のリスクである。ところが、個人を特定されたくな…