教育 rss

コロナ禍は世代交代の契機になるか?

 新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの日常を大きく変えた。最も目に付くのがインターネットを通じた人間関係が多様化したことだ。コロナ以前もインターネットはメールやチャット、写真や動画の交換を通じ、プライベートやビジネス…

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9月入学見送り 簡単でない伝統・国柄の変更

 明治以来続いてきた日本独自の「年度制」は慣習・文化にまで昇華されている。それらを無視し、欧米が9月入学だからといって追従することは賢明ではない。  政府は「さまざまな法整備や社会制度の大幅な変更が必要になる」「丁寧な議…

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沖縄の大学・高校生の有志が県に緊急支援を要請

沖縄の大学・高校生の有志が県に緊急支援を要請

 新型コロナウイルスの影響で、勉学や生活資金で悩みを抱える学生の声を集めた「沖縄県内学生への緊急支援を求める学生有志の会」が5月上旬に立ち上げられ、沖縄県と県教育委員会に対し、経済的な影響を受けた学生への支援金給付などを…

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「人体の複雑さ」について考えてみよう

 「人体の複雑さは無限だが、人知は有限だ」。心臓手術を受けて脳に重い障害が残り寝たきりとなった女児(9)とその両親が、医師にミスがあったとして、手術を行った大学病院に損害賠償を求めた訴訟で、裁判長が判決の中で述べた言葉だ…

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9月入学、21年度導入を検討

NEWSクローズアップ  新型コロナウイルス感染拡大の影響による休校の長期化を受け、政府は始業・入学時期を秋にする「9月入学」の導入を検討している。学習の遅れを取り戻し、国際化を進める利点もあるが、導入には30本以上の法…

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非現実的な秋入学よりも教育の質の保証が先決

 先週、文科省が小学校の9月入学に関する移行案を提示した。いずれも課題が多過ぎて非現実的な印象を受けた。  大学の秋入学については、東大の濱田純一総長が2011年7月に秋入学を提案し、政府内でも議論した経緯がある。その頃…

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『新しい公民教科書』検定合格に寄せて

『新しい公民教科書』代表執筆者 小山 常実 検定に名を借りた検閲 国民の「政治に従う立場」削除  本年3月24日、自虐史観打破の運動の先頭に立ってきた自由社の『新しい歴史教科書』は、不正検定を受けて正式に検定不合格となっ…

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石川県出身の文芸家・加賀大介の秘めた想い

 夏の高校野球で、甲子園球場に流れる大会歌の「栄冠は君に輝く」は、球児たちを奮い立たせ、高校野球ファンの胸も熱くする。作曲は、現在放送中の朝ドラ「エール」の主人公・古関裕而(1909~89)、作詞は文芸家の加賀大介(19…

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コロナ収束後も家庭で引き継ぎたいもの

 外出自粛で家にいる時間が長くなり、妻や子供との関わり方もこれまでとは変わっている。そのせいもあるが、筆者の目下の関心事はコロナ後に日本と世界の家族がどうなっていくのかということである。コロナ後の世界の覇権や経済問題がど…

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「伏魔殿」と化す文部科学省

麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗 歴史分野の学習目標軽視 偏向した「近年の学説」理由に  平成29年3月に告示された新学習指導要領において、育成を目指す資質・能力の柱を、①知識及び技能の習得②思考力、判断力、表現力等の…

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ICT駆使した遠隔授業の研究開発が進む北海道

ICT駆使した遠隔授業の研究開発が進む北海道

来年度から北海道高等学校遠隔授業配信センターを設置へ  広大な面積を有する北海道にも人口減少の波は否(いや)応なく押し寄せている。そうした中で北海道教育委員会はこれまで、小規模校や離島の高校の教育水準向上を図ると同時に地…

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今にぴったりの歌「ハイ! 石けんで手を洗おう」

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が5月末まで延長された。  既に緊急事態宣言の下の生活は1カ月以上に及ぶが、実際には安倍首相の要請で各種イベントが中止となり、全国の小中高校が臨時休校となった3月初めか…

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新学習指導要領 内容充実、学校に主体性求める

北海道教育大学札幌校学校臨床教授 横藤 雅人氏に聞く  新型コロナウイルスで小中学校、高校、大学などの教育機関は現在、休校・休学となっている。そうした中で小学校は今年度(中学校は令和3年度)から新学習指導要領がスタートす…

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コロナ対策で“公的居場所”失う沖縄の子供たち

コロナ対策で“公的居場所”失う沖縄の子供たち

官民挙げて食を守る動き、収束見えずさらに協力呼び掛け  新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月2日に沖縄県内の小中高校で臨時休校が始まってから2カ月が経過した。学童保育や児童館など公的な施設は今も閉鎖されている。困窮…

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非常時だからこそ「密」になる心の交流

 コロナ禍のような非常時になると、肉親や友人との交流が「密」になる。と言っても、いわゆる「3密」と呼ばれる、物理的な距離や空間・時間における関係ではなく、心の交流のことだ。  「まだ電車に乗ることあるの?」――。東北に住…

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期待される新型コロナ収束後の教育の劇的変化

 新型コロナ収束後の世界はどうなるのか。人々の関心が高まっている。教育の分野で言えば、技術革新が進み、教育は劇的に変わるだろうと専門家は期待を寄せている。  学校の臨時休校に合わせて、すでに塾や予備校などではAIドリル学…

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富山県ゆかりの郷土の先賢20人の肖像画を展示

富山県ゆかりの郷土の先賢20人の肖像画を展示

富山市の県教育記念館で企画展、郷土を見直すきっかけに  富山市の県教育記念館では、企画展「肖像画で見る郷土の先賢展 世界の架け橋~富山から日本・世界を繋いだ人々~」が開催されている。米国で「アドレナリン」の抽出に取り組ん…

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新型コロナの影響で家庭的パラダイムシフトに

 新型コロナウイルスの感染拡大が続いているが、その影響でわが家も生活が変わった。  学校の休校は1カ月半になり、子供は生活が不規則になりがちだ。筆者は先週からテレワーク中心になり、週の半分は自宅での仕事になった。デイケア…

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真の教育改革とは何か

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会名誉会長 久保田 信之 「教育そのもの」の議論を 広い視野と豊かな感受性育てよ  安倍晋三首相はかつて「教育再生会議」を招集して、緊急を要する教育改革の課題を①教員免許更新制度②…

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重要性が高まる、地域と連携し開かれた学校教育

重要性が高まる、地域と連携し開かれた学校教育

北海道教育大、「拓北・あいの里教育フォーラム」を開く  地域に開かれた学校づくりが叫ばれて久しいが、子供の安全や地域おこし、さらに防災などの観点から学校教育と地域の連携の重要性は以前にも増して高まっている。そうした中で北…

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政府の新型コロナ感染への対策は迅速に

 新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中、政府はついに史上初めて「伝家の宝刀」といえる緊急事態宣言を行った。とはいえ、当初は休業要請すら「外出自粛を第1段階として、その効果を見極めてから」と及び腰になっていたから、どれだ…

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子供に考える力を付けるには?

ひらめきは手と目から 医学部予備校アイザック・メディカル塾長 大西 重信氏に聞く  単純労働の多くがAIに代替されていく時代、人間には今まで以上に考える力が求められている。そこで受験を中心に家庭教師として長く子供の能力開…

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物議を醸す、沖縄在住重度知的障害者の高校進学

物議を醸す、沖縄在住重度知的障害者の高校進学

17歳の男性が3年連続で定時制普通科高校に不合格  重度知的障害がある17歳の男性は、定時制の県立普通科高校の一般入試を受験したが、3年連続で不合格になった。障害者に対する差別だとして、少年の家族や関係者は訴えているが、…

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