教育
障害者と健常者が共生を目指すスポーツ振興
青森県弘前市で共生社会を目指し、障害者も健常者も共にスポーツに親しめる拠点づくりが進められている。平成28年度から、スポーツ庁の「Special プロジェクト2020」事業を受託したもので、弘前大学教育学部や同学部附属…
社会通念を一変させた、特別な夏の「自粛葬」
例年、梅雨明けに百名山に登るのだが、7月末まで異例の長梅雨が続いた。8月に入ると、県をまたぐ移動、外出自粛のムードに押され、結局お盆の山行も断念した。今年は夏山に一度も登ることなく終わる、「特別な夏」となった。 お盆…
テーマは「オリジナル幾多郎ノートをつくろう」
石川県西田幾多郎記念哲学館でモノづくりワークショップ 今年、生誕150周年を記念して、石川県西田幾多郎記念哲学館では、「オリジナル幾多郎ノートをつくろう」をテーマに、ワークショップが開かれた。開催中の企画展「発見!!幾…
家庭や地域のつながりが育む「力」
今年のお盆は7割の人が帰省を取りやめたというニュースがあった。筆者もその一人である。子供の学校の夏休みも終わり、今週からいつもの生活に戻っている。 帰省の代わりに、実家には手紙を書いた。電話より手紙の方が気持ちが伝わ…
ブリや牡蛎などの資源を活用、地域活性化に貢献
北海道函館水産高校の生徒の取り組みに注目が集まる 地元の資源を活用し、地域の活性化に一役買う北海道函館水産高校(北斗市、生徒数457人)の取り組みが注目を集めている。道南の函館を近隣とする町村は漁業が盛ん。近年、名産品…
今こそ国と地方の新仕組み、「地方創生」が必要
新型コロナウイルス感染が再び拡大する中、先月22日から始まった「Gо Tо トラベル」キャンペーン。直前に東京が除外されたり、キャンセル料の方針が変わったりと混乱のうちに始まったが、その後もコロナ感染が全国的に広がり、…
文科省の高校普通科再編案に苦言
NPO法人修学院院長 久保田 信之 上意下達という常套手段 特権意識なくならぬ文部官僚 文部科学省が、高校生の7割が在籍する高校普通科を再編し、文系・理系などの枠組みを超えた「学際融合学科(仮称)」と、地域社会の課題解…
新型コロナの影響下で、教育のあり方を考える
社会全体が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている問題で、教育現場の課題や今後の教育のあり方を考えるシンポジウム「学びを止めるな!コロナ対策とギガスクール構想」がこのほど、沖縄県浦添市で開かれた。コロナ禍で新年度が…
ステイホームで喜ばれぬ夫、高まる妻のストレス
コロナ感染がまだ「夜の街」中心だった頃、中学時代の同級生(女性、東京在住)から電話が入った。お盆の帰省シーズンに、気心の知れた同級生たちが集まるのが恒例になっているが、「今年はどうしたものか」との相談だった。感染拡大で…
第2波に備えて「学び方」の発想転換を
東京中心にコロナ感染者数が再び広がりを見せている。子供を抱える保護者や子供たちにとって、今年は厳しい夏になりそうだ。遅れた授業を取り戻そうと、多くの小中学校は夏休みを短縮し、授業計画を立てている。夏休みが最短4日という…
「九谷焼絵皿イラストコンクール作品展」開催
石川県加賀市の石川県九谷焼美術館で、来月8日から 古九谷の名品や現代作家の作品を収集・展示している石川県九谷焼美術館では、夏休み企画として恒例の「九谷焼絵皿イラストコンクール作品展」が、来月8日から開かれる。今年で17…
子供の予防接種は「不要不急」にあらず
7月7日付に【なるほど小百科Q&A】「通常の予防接種、延期の是非は?/コロナで神経質にならず予約を」の記事を読んだかのように、学生時代の友人からSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で「孫の予防接種だ、接種中は泣…
新しい道徳教育の授業現場の課題が討論される
元北海道教育大学教職大学院教授 追分充氏が講演・模範授業 2018年度以降「特別の教科」に位置付けられた道徳は、新学習指導要領に基づいて昨年度から小学校で、今年から中学校において全面的に実施されている。背景には、依然と…
自然の前には、まだまだ至らない人の知恵
雨が降ります/雨が降る/遊びに行きたし/傘はなし/紅緒の木履(かっこ)も/緒が切れた 外で遊びたい盛りの小学校1、2年の頃に習った。北原白秋が大正7年、児童雑誌『赤い鳥』に発表した詩に作曲家の弘田龍太郎が曲を付けた童…
親の経済格差が子供の進路や健康格差に影響
沖縄県はこのほど、県内の高校2年生とその保護者の生活実態を報告した「令和元年度沖縄子ども調査」を発表。親の経済格差が子供の進路や健康格差に直結している実態が明らかになった。3年前の初回調査と変わらず、教育面での厳しい経…
一枚のマスクに日本人ならではの心温まる光景
コロナ感染第2波到来の懸念が高まっているのに、気が緩んでいる自分を発見する。最近、マスクなしで外出することが何度かあった。そんなこともあるかと思い、鞄(かばん)の中に予備を何枚か入れているので、事なきを得ている。 地…
新しい発想で介護・農業の人材不足解消に貢献
軽度知的障害者支援施設「はらから蔵王塾」の取り組み 特別支援学校を卒業した軽度知的障害者を対象に、人材不足が深刻化する介護現場や、後継者不足の農業生産現場で活躍する人材の育成に4年間にわたって取り組む、障害者カレッジと…
良き最期を、生きることと死ぬことを考える
『死という最後の未来』(著者:石原慎太郎、曽野綾子/幻冬舎)がネット上で話題になっている。石原氏87歳、曽野氏88歳と、ほぼ同い年。家も近所で昔からの友人というが、意外にも会う機会はほとんどなかったという。 法華経を…
資料が語る、勉学に励む若き日の西田幾多郎の姿
生誕150周年記念して、企画展「発見!!幾多郎ノート」 『善の研究』で知られる世界的な哲学者・西田幾多郎(1870~1945)=石川県かほく市出身=の生誕150年を記念する企画展「発見!!幾多郎ノート」が、かほく市にあ…
ワーク&ライフ実現、 テレワーク継続のメリット
最近の調査で緊急事態宣言解除後のテレワーク実施率は全国平均25・7%、4月中旬より2・2%減だという。とは言え、1000人以上の大企業では今も4割前後が実施中だ。 わが家は出勤前の「いってらっしゃい」の慣行は残しなが…
秋田県の「探究型授業」をタイに発信し交流を
5年間にわたり「教育資産を活用した海外交流促進事業」 小・中学校の全国学力・学習状況調査でトップクラスの成果を続けている秋田県は「探究型授業」をタイに発信し交流を深めようと、平成27年度から5年間にわたり「秋田の教育資…
3カ月ぶりに学校が再開されて
首都圏の学校でも今月、休校措置が解除された。ほぼ3カ月ぶりの再開である。 筆者の子供が通う学校は、取りあえず時差通学で通常より1時間遅い登校で、授業も時間が短縮されている。長い休みの間、子供はユーチューブで電車やスポ…
北海道・白老東高校、「地域学」開設で郷土愛育成
北海道が進める「OPENプロジェクト」の一環 開かれた学校教育が叫ばれる中、学校と地域の連携は緊急の課題になっている。とりわけ、地方において地域を支える若い人材の養成が求められている。そうした中で北海道では今、高校生が…