教育
新型コロナで間一髪のニュージーランド脱出劇
新型コロナウイルスでわが家も被害を受けている。感染者が出たわけではないが、ワーキングホリデーでニュージーランドに滞在していた次女がわずか1カ月で帰国を余儀なくされたのだ。それもロックダウンの最中、間一髪の脱出劇だった。…
大学でタブー視される軍事研究
沖縄大学教授 宮城 能彦 教養科目に「軍事学」を 戦争回避のため必要不可欠 新型コロナウイルスが猛威を振るっている。 私が住む沖縄県では、3日17時現在の県保健医療部による日報によると、感染者数11人で既にうち3人の…
更に高みを目指した授業展開を
中学校で来年度から使われる教科書の検定結果が公表された。学習指導要領の柱とされる、自ら問題を見つけ、討論などを通じて能動的に学習する「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)を重視している。保守派からは教科…
漆芸作家を目指す研修生の力作が並ぶ作品展
石川県立輪島漆芸技術研修所の卒業生が製作した28点展示 伝統工芸の漆芸を学ぶ石川県立輪島漆芸技術研修所(輪島市)の卒業生による卒業作品展が、このほど金沢市の「しいのき迎賓館」で開かれた。今回で53回を数え、会場の1階ギ…
広がる「赤ちゃん見守り宅配便」
全国の児童相談所が対応した児童虐待相談件数が前年度より20%増の約16万人に上った。相談件数の増加にどの自治体も対応に苦慮している。 学校・地域・専門機関の連携が進んでいる自治体では、各機関が把握している子供情報を1…
脳科学と「教育の不易」
麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗 不可欠な乳幼児期の躾 科学的知見踏まえた子育てを 政府の教育再生会議第2次報告は、「国は脳科学などの科学的知見と教育に関する調査研究などを推進し、そこで得られた知見の積極的な普及・啓…
一斉休校 “やる気スイッチ”を探す時
新型コロナウイルス対策で小中高校の一斉休校が行われ、民間の教育事業者などがインターネット上で学習教材やスポーツ指導、電子書籍などを無料や低価格で提供している。スマートフォンやパソコンの使用時間などのルールを家族で話し合…
小学生がエゾシカによる農業被害などの事例発表
NPO法人エゾシカネット創立5周年の集い 北海道内のエゾシカ(推定60万頭)による農産物や樹皮食害などは依然として拡大傾向にある。道は侵入防止柵や忌避剤散布などさまざまな対策を講じているが、エゾシカの生息数は一向に減る…
新型コロナの影響で、学校の一斉休校に思う
新型コロナウイルスの影響で、学校が休校となって2週間。 わが家では、子供を昼間の数時間だけ民間の子供クラブに通わせている。いつもは学校が終わる夕方に週3~4回通っていたが、突然の休校にも対応してくれて、共働きの家庭に…
児童虐待 「親となる基礎」支える社会に
児童虐待事件の増加が続いている。警察庁によると、昨年1年間に虐待の被害に遭った18歳未満の子供は1991人、生命の危険があるなどとして警察が緊急で保護した子供は5553人を数えた。虐待の疑いで警察が児童相談所(児相)に…
広がるJリーグ「ベガルタ仙台」のエコ活動
ごみの分別で減量化に取り組む、一般のイベントにも拡大 宮城県仙台市をホームタウンとするプロサッカーチーム・ベガルタ仙台は、ごみの分別を通じて減量化に積極的に取り組んできた。他のJリーグチームにとどまらず、プロ野球の東北…
非常時のネット情報は要注意、SNSでデマ拡散
もう2週間以上も前になるが、天皇誕生日の朝、妻は休日なのに早々に朝食を済ませ、8時には近くのドラッグストアに向かった。平日では手に入らないマスクを買うために列に並ぶのだという。 筆者も急(せ)かされたが、時事番組を見…
世界一幸福度が高い日本の女性
動物行動学者の竹内久美子氏が講演 日本の女性は差別され、幸せではないのか。動物行動学者でエッセイストの竹内久美子氏はこのほど、沖縄県で講演し、女性の人権を主張するリベラリズムの主張を覆すデータを示しながら、日本人の女性…
病床の父の手は人生を語る
大正15年生まれの父が1月中旬、脳梗塞で倒れた。入院したが、病状は軽く、少しろれつが回らない程度で、退院は時間の問題だろう、と共に暮らす兄が知らせてきた。 それを聞いて安心していた矢先、再び兄から電話が入った。入院中…
物議を醸す厚労省が示す体罰の定義
改正児童福祉法の4月施行を前に、厚生労働省の検討会が体罰防止ガイドラインで示した体罰の定義が物議を醸している。 ガイドラインでは体罰について「身体に、何らかの苦痛を引き起こし、又は不快感を意図的にもたらす行為(罰)で…
非大卒人材にも社会的な支援を
「スクール・トゥ・ワーク」が就職問題についてセミナー 中卒や高卒といった非大卒人材に対するキャリア教育事業などを行う一般社団法人スクール・トゥ・ワーク(=所在地:東京都千代田区、代表理事:古屋星斗)は4日、非大卒人材の…
高校生初の「もったいない大賞」農水大臣賞受賞
石川県立翠星高校、柚子の廃棄果皮有効利用が評価される 第7回「食品産業もったいない大賞」(公益財団法人食品等流通合理化促進機構)の農林水産大臣賞を、石川県の県立翠星(すいせい)高校(白山市)食品科学研究会が受賞した。高…
道徳の教科化から小学校で2年、中学校で1年
道徳が教科化され「特別の教科道徳」となって間もなく小学校で2年、中学校で1年になる。 筆者の子供が中学を卒業した後に始まったため、授業参観の機会はなかったが、現職の教師から道徳授業について話を聞くことがある。まだ試行…
北海道らしい特色ある教育の研究実践を展開
広がる「北海道雪プロジェクト」の啓発啓蒙活動 世界的に積雪の多い都市として知られる札幌市。その雪をテーマとした授業を教育カリキュラムに入れることで北海道の特色ある教育を展開しようと長年、研究実践している北海道雪プロジェ…
関東煮、田楽とかしわ 身近な歴史を辿る
関東煮(かんとだき)、田楽…。仕事の合間に聞こえてくる懐かしい言葉に思わず耳をそばだてた。先週金曜夜のNHK番組『チコちゃんに叱られる』の「おでんの『でん』ってなに?」という問いの中でだ。 この二つは、筆者が子供の頃…
エネルギーが伝わってくる作品1200点が揃う
秋田市文化会館で「第60回秋田県児童生徒美術展」開催 秋田県内の幼・保・小・中学校の授業などで作成された入賞作品約1200点を集めた第60回秋田県児童生徒美術展がこのほど、秋田市文化会館で開かれた。平面、立体、具象、抽…
「引きこもり」全国ワースト1位の沖縄でシンポ
訪問支援員の人材育成が急務、寄り添う姿勢が安心感生む 学校にも仕事にも行かず自分の部屋に閉じこもる「引きこもり」が日本全国で100万人を超えるとみられ社会問題になっている。沖縄県の推計では少なくとも15~39歳の引きこ…
スマホに距離を置く秘訣は?
最近、「デジタル・デトックス」という言葉をよく耳にする。「デトックス」とは、薬物やアルコール依存症の人の体にたまった毒素を排出することを意味するdetoxification(解毒)の短縮形だ。 パソコンやスマホなどの…