教育
外国人学生と意見交換 東京高校生国際会議
国際交流を通じた中・高校生の多文化理解促進に向け、「東京高校生国際会議」が15日、東京都立小石川中等教育学校(文京区)で開かれた。都教育委員会が初めて開催したもので、自治体でこうした多国間交流を行うケースは珍しいという…
ネットと子供、知らない人と連絡取らせるな
大阪市住吉区の小学6年の女児が誘拐された事件では、インターネット交流サイト(SNS)の危険性が改めて浮き彫りとなった。 SNSを通じて女児誘拐 未成年者誘拐罪で起訴された35歳の男は、警察の調べに対し、女児とはSNS…
ゲーム障害 優先度下げる取り組みを
ゲームのやり過ぎで日常生活に支障を来す「ゲーム障害」に関する実態調査で、10代と20代の約12%が休日に6時間以上ゲームをしており、プレー時間が長い人ほど、学業・仕事への悪影響や心身の不調を感じながらゲームをやめられな…
地域づくりの核、民俗伝統芸能の振興・継承を
実演と継承の意義について、道教委が小樽市でシンポジウム 本州の他府県に比べると歴史の浅い北海道であっても地域の中に伝統芸能はしっかりと息づいている。人口減少や少子高齢化が進む地方にあって伝統芸能は地域づくりの核になると…
タクシー通学する小学生
いよいよ小学生がタクシーで通学する時代になったか――。昭和の終わり、バブル経済の時代なら、威勢のいい話となるのだろうが、実は四国の山間部の村で起こった悲しい現実だ。平成半ばに隣町と合併して新しい町の一地区となったが、そ…
教員の働き方改革、授業に専念できる体制を
“過労死レベル”と言われ、長過ぎる公立学校の教員の勤務時間を繁忙期とそうでない時期に分け、年単位で調整する「変形労働時間制」の導入を柱とする改正教職員給与特別措置法が参院本会議で可決、成立した。各自治体の判断で2021…
医師が患者との性的関係を持つことの禁止を
自殺した女性の遺族ら、厳重処分と法整備を求める 精神科医の立場を利用して性的関係を持ち、心身を支配したとして、5年前に自殺した女性の遺族らがこのほど、医師免許の剥奪など厳重な処分を求める要望書を厚生労働省に提出した。ま…
読解力低下、本や新聞熟読して能力向上を
「日本『読解力』急落15位」(読売)、「『読解力』続落、日本15位」(朝日)など教育関係者にはショッキングな見出しが躍った。経済協力開発機構(OECD)が79カ国・地域で15歳計60万人を対象に2018年に実施した「国…
台湾人球児で沖縄尚学2年の張博瀚さんが優勝の快挙
第29回九州地区高等学校英語スピーチコンテストで 第29回九州地区高等学校英語スピーチコンテスト(九州地区英語教育研究団体連合会主催)が11月2日、福岡県で開催され、沖縄尚学高校(沖縄県那覇市)2年の張博瀚(はくかん)…
スマホに“使われる”
2カ月前、ガラケーをスマホに替えた。スマホ使用がとっくに「当たり前」になっていたのだから、「遅ればせながら」と言うべきなのだろうが、電車でスマホの画面に釘(くぎ)付けになっている姿が好きになれなかったので、持たなかった…
教育再生へ「未来への投資」を
麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗 家庭支援し保育の質向上 乳幼児期に「非認知能力」育め 国連は2015年からSDGs(持続可能な開発目標)を掲げているが、早期の児童発育への投資が17の目標の内、8項目を占め、家庭支援…
ICT活用でいじめ予防
AI(人工知能)といったICT(情報通信技術)活用で効率的な知識習得や個別最適化の学びが実現することから、海外では学校に1人1台、ICT活用が進んでいる。 ところが、日本は5、6人に1台、遅々として進まない。11月初…
読書によって育つもの
今月9日に行われた「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で、女優の芦田愛菜さんの祝辞が話題になった。中学生とは思えない品のある言葉を選んだ祝辞だったからだ。 芦田さんは、天皇陛下が松尾芭蕉の『奥の細道』を読まれたこと…
能楽師が指導、「土蜘蛛」に取り組む「鎌倉こども能」
稽古場に凛とした空気、「一生の宝となる貴重な経験」 神奈川県鎌倉市では次代を担う子供たちに、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されている伝統芸能の能楽を通して、日本古来の行儀や作法を学んでもらおうと、昨年度から「鎌倉こど…
児童虐待防止月間 若者に健全な結婚観を
11月は厚生労働省が定めた「児童虐待防止推進月間」だ。今年度の標語公募で最優秀作品に選ばれたのは「189(いちはやく) ちいさな命に 待ったなし」。 児童相談所(児相)の全国共通3桁ダイヤルを入れながら、心ない大人に…
農業生産工程管理の国際認証を取得し農業展開
「北海道ふるさと・みらい創生推進事業」、道教委の取り組み 人口減少が進む地方にとって、地域づくりのための人材養成は急務となっている。そうした中で北海道教育委員会は昨年度より「北海道ふるさと・みらい創生推進事業」に取り組…
人里に進出する野生動物
犬とサルと雉(きじ)。童話『桃太郎』に出てくる動物たちだ。犬を除けば、今は動物園でしか見掛けないが、昔はもっと人里近くでよく目にしたのだろう……。ところがどっこい、最近、そんな考えは一変した。 先月、四国の故郷に帰省…
NPO主催の「こどもアートLab」同行記
小学生を対象としたアートワークショップをスタート 既成概念にとらわれず、さまざまな「つくること」にチャレンジしてほしいと、秋田公立美術大学の教員や卒業生を講師(リーダー)に、小学生を対象としたアートワークショップ「こど…
ストレス多い教育現場 コミュニケーション能力を磨こう
《 記 者 の 視 点 》 神戸市須磨区の小学校で、教員による同僚教員への“いじめ”事件はマスコミで大きく取り上げられ、同学校に通う児童にも精神的ダメージを与える、大変痛ましいものとなった。「“いじめ”という段階ではな…
発達障害って何?
今月1日の朝、ラジオのスイッチを入れたらNHKで、昭和大学医学部教授の岩波明さんが大人の「発達障害」について解説していた。「この中で、一つでも心当たりのある項目があるようだったらADHD(注意欠如多動性障害)の可能性が…
混乱続く英語4技能試験
2020年度実施の大学入試共通テストから導入される英語4技能(読む・聞く・書く・話す)の民間試験をめぐって、教育現場の混乱が収まらない。 文部科学省の10月の最終集計によると、英語民間試験を合否判定などに利用するのは…
小4児童が入学前の園児に動物の可愛さ伝える
東京大学弥生講堂で、全国学校飼育動物研究会21回大会 子供の成長を育むことを目指す全国学校飼育動物研究会の21回目の大会が東京都文京区の東京大学弥生講堂で行われた。 武蔵村山市立第一小学校の取り組み 課題は継続、地域と…
神戸東須磨小教員間のいじめを「学校崩壊」の危機と警鐘鳴らすポスト
◆50項目超の嫌がらせ 神戸市の市立東須磨小学校の教員らの同僚に対する度を超えた嫌がらせを地元新聞が報じ、各週刊誌が後追いしている。 40代ベテランの女教師Aが30代・中堅の男性教師3人を引き連れて、20代半ばの男性…