教育
沖縄県内の小中学生、4人に1人が貧困状態
困窮による健康上のリスクを抱え、進学の可能性に影響も 沖縄県内の小中学生とその保護者を対象とした貧困実態調査の結果がこのほど発表された。貧困率が前回調査から4・9ポイント改善し、25・0%となったが、全国平均の13・9…
夏休みの終わり
宮城県の実家に住む甥(おい)夫婦に、次女が誕生したというので、日曜日(8月25日)にお祝いに訪れた。その日、幼稚園児の長女は夏休みの最後の日で、「あした、お友達に会える!」とはしゃいでいた。 東京で単身赴任生活を続け…
「虫が苦手」を克服へ、小学校教員たちの挑戦
東京都武蔵野市の井の頭自然文化園で「虫」セミナー 「虫」をテーマに、小学校教員を対象としたセミナー「身近なムシの調べ方・よび寄せ方」が7月25日、井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)で開かれた。セミナーでは昆虫採集の実習…
今どきのお墓事情
遠くの墓地を墓じまいし、住まいの近くに新たに墓を持つ人が増えている。今、首都圏は空前の墓ブームである。わが家の近くの永代供養墓の霊園チラシには、樹木葬墓など「お一人様」「ご家族お二人様」に向けた多様なプランが並んでいる…
故郷で感じた少子高齢化
お盆に実家に帰省したが、今回は特に地方の少子高齢化の現状を垣間見る思いがした。筆者は夫婦どちらも九州の出身で、帰省の際は両方の実家に行くことにしている。 筆者の実家で母親がしみじみ話していたのは「近所で子供の声がしな…
中学の学力最下位の原因は?
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 文部科学省はこのほど、全国の小学6年生と中学3年生を対象に4月に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。 県内の小学校は、算数の平均正答率が2014年か…
子供たちが防衛省見学
夏休み中の小中学生に中央省庁の仕事を紹介する「こども霞が関見学デー」が7日、各省庁で一斉に始まった。資料展示や体験活動、大臣との懇談などさまざまなプログラムが実施され、8日までの2日間開かれる。 防衛省(東京・市ケ谷…
「本に触れる喜び」を全国の子供に知ってもらう
おはなし会や人形劇を行う公益財団法人ふきのとう文庫 幼児や心身に障害を持つ子供たちに「本に触れる喜び」を知ってもらおうと長年、活動している団体がある。札幌市に拠点を持つ公益財団法人ふきのとう文庫(高倉嗣昌代表理事)がそ…
お盆に行う逝く準備
お盆が近づくと、祖母とご先祖様の霊を迎えるための盆棚をまつったことを思い出す。しかし、核家族が普通となった今では、仏壇がない家が増えて、お盆の準備をする家はめっきり減っている。 だが、ご先祖様の霊を迎える家が少なくな…
日韓関係の改善は心温まる民間交流から
沖縄尚学高で韓国人中高生が日本語で弁論大会 日韓関係が冷え込む中、学生同士の交流で関係改善のきっかけをつくろうとする動きがある。沖縄県那覇市の沖縄尚学高校で24日、韓国の中高生による日本語弁論大会が開かれた。両国の生徒…
「心の終活」恐るべし
40年ぶりに相続法が改正されたこともあって、終活講座が大盛況である。先日、行政書士の知人に講師をお願いし、地元の公共施設で「心の終活」講座を開いたら、主宰者の予想を超え、大入り満員だった。参加者は50代から最高齢は90…
子供の居場所づくり、地域の交流拠点として注目
岩手県盛岡市の「インクルこども食堂」 孤食解消やひとり親世帯支援などを目的に、全国に広がっている「子ども食堂」。食材は寄付、調理は地域のボランティアが手掛けることが多く、無料または数百円で食事を提供している。岩手県盛岡…
SCなどの人材有効活用を
文科省は6月下旬、「不登校に関する調査研究協力者会議」「フリースクール等に関する検討会議」「夜間中学設置推進・充実協議会」の合同会議を開き、不登校児童・生徒に適切に対応していくため、スクールカウンセラー(SC)やスクー…
新たな道徳教育学の樹立を
麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗 「生命の尊重」を中核に 内在する道徳性の発達を支援 政府の教育再生会議は第2次報告で「徳育を『新たな枠組み』で教科化し、社会総がかりで徳のある人間を育てる」よう求め、「新たな枠組み」…
アクティブ・ラーニングの危うさ
不十分なら学級崩壊も 北海道教育大学札幌校学校臨床教授 横藤 雅人氏に聞く 文部科学省(以下、文科省)が2017年2月に発表した小中学校の学習指導要領改訂案には、それまで使っていたアクティブ・ラーニングの文字が消え、そ…
教育に船舶と漁港取り入れを
エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 海洋大国・日本を認識へ 中高生向け新規プログラムに 日本は島嶼(とうしょ)国家で、南北の広大な海域に6850以上の島々がある。陸地面積は狭く、国土面積は世…
中学生による同級生刺殺といじめ自殺を取り上げるも掘り下げ不足の文春
◆主犯格に「家庭問題」 中学生をめぐる事件が相次いでいる。いじめによる自殺で十代の命が失われている。ついに殺人が疑われる事件まで起きてしまった。そのとき、いつも思うのは「なぜ周りは気付かなかったんだろうか」「防げなかっ…
子供時代の海体験、環境意識にも影響
日本財団が実態調査 日本財団は12日、日本人の海への意識や行動の実態を明らかにするため、今年5、6月、全国の15~69歳の男女1万1600人を対象に行った海に関する意識調査の結果を発表した。これによると、海での楽しい思…
岐阜・中3死亡、いじめの情報を軽く扱うな
岐阜市の中3男子生徒がマンションから転落死した。いじめを苦に飛び降り自殺した可能性が高い。 女子生徒のメモを廃棄 生徒が亡くなったのは今月初めのことだ。市教育委員会などによると、同学年の男子数人が平手打ちなどの暴行や…
海岸の漂着ごみや漁具・流木などで美化を啓蒙
富山県氷見市の海浜植物園で「漂着物アート展」 海岸に流れ着いたごみや漁具、流木などを使い、芸術作品に仕上げた「漂着物アート展2019」が、富山県氷見市の海浜植物園で開かれ、地元の大学生と小学生の作品30点余りが展示され…
「あなたの知らない筋肉の世界」 サルコペニア予防の鍵は「白筋」
順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科・町田修一教授 高齢の健康長寿を維持・改善するには筋肉の量を保つことが必要だ。それには高い筋力を出す白筋を増やすための「過負荷な運動」が不可欠だ。「今、筋肉が熱い!?~あなたの知ら…
介護制度の“限界”
知人から介護日記の書籍を紹介され、一読した。100歳になる母親を介護している記録である(『そうして、百歳の朝がきた』小野塚久枝著)。3人の兄弟姉妹で協力し、サービスも利用しながらの介護である。介護というと重いイメージが…
台湾の小学生、海洋ゴミ問題を人形劇で訴える
漂着カメラ 日本に返った実話基に 昨年3月、海岸清掃で防水ケースに入ったカメラを拾い、SNSを通じて落とし主の日本人女子大生へ返した台湾北東部・宜蘭県の岳明小学校6年生の児童たちが7日、東京・虎ノ門の台湾文化センターで…