教育
教員の働き方改革 “チーム学校”で授業充実を
《 記 者 の 視 点 》 新聞業界では、「鬼のデスク、仏の部長」という言葉がある。鬼のデスクは現場記者のトップであるが、会社の上層部と部下をつなぐ中間管理職。有能であり、若い記者を厳しく指導、育てる役回りで、時には部…
「我が子」迎え、本当に幸せ
実際の父母と法的な親子関係を解消して養父母と親子になる「特別養子縁組制度」―。同制度で念願の“我が子”に出会えた夫婦がいる。昨年、子供を特別養子縁組で迎えたと発表した元宝塚歌劇団トップスターの女優・瀬奈じゅんさん(45…
一時停止で「ありがとう」
小学校の入学式を4月に終えたピカピカの1年生も、新しい環境に慣れてきた頃だろう。遊びの延長だった保育園・幼稚園から、勉強中心の小学校。親や幼稚園バスで送迎されていたものが、自分の足で通学を始め、通学路での事故にも気を付…
「生活科教育研究会」春の定例研究会が開かれる
文科省初等中等教育局・渋谷一典教科調査官 「生活科教育研究会」の春の定例研究会がこのほど、渋谷区立千駄谷小学校で開かれた。文部科学省初等中等教育局教科調査官の渋谷一典氏が「学びをつむぐ生活・総合の授業の創造」と題して講…
沖縄尚学高附属中、英検合格者数が全国1位に
着実に実績を上げる「人間力の育成」の教育理念 沖縄県屈指の進学校、沖縄尚学学園沖縄尚学高校(那覇市)の附属中学校は英検の合格者数で全国1位に輝いた。同校の教育理念である、グローバル化時代に通用する「人間力の育成」の取り…
妻の連休前ストレス
大手旅行会社が今年のGWの過ごし方について事前調査をしてみると、帰省を含めて旅行に「行く」(「たぶん行く」を含む)は4人に1人。意外に家で静かに過ごしたいという人が多い。むろん高齢者などはGWに遠出はしない。 一方、…
「生活科教育研究会」春の定例会
秋田県仙北市立生保内小・三浦和義研究主任 「生活科教育研究会」の春の定例研究会がこのほど、渋谷区立千駄谷小学校で開かれた。秋田県仙北市立生保内小学校の生活科研究主任の三浦和義氏が「地域とつながる生活科(低学年)・総合的…
「教え方次第で子供の心を元気に」
「横山利弘先生を囲む道徳研究会」が学習会 今年度から全国の公立中学校では新しい学習指導要領による「道徳科」としての授業が始まっている。小学校ではすでに昨年度から始まっているが、小中学校とも専任の道徳科教諭が配置されるわ…
「生活科教育研究会」春の定例会
秋田県仙北市立生保内小・三浦和義研究主任 「生活科教育研究会」の春の定例研究会がこのほど、渋谷区立千駄谷小学校で開かれた。秋田県仙北市立生保内小学校の生活科研究主任の三浦和義氏が「地域とつながる生活科(低学年)・総合的…
物足りなさ残る上野氏祝辞
「あなたたちは頑張れば報われる、と思ってここまで来たはずです。ですが、…頑張ってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています」 今年の東大の入学式で、女性学(ジェンダー研究)の先駆者で元東大教授の上野千鶴子…
シンポジウム「スポーツと道徳を考える」
「心に物差し」を持って目標と目的を見誤らない指導を 近年スポーツ界での不祥事が相次いでいる。日大アメフット選手による悪質タックル事件、女子体操や女子レスリングの体罰・パワハラ問題などだ。このような問題がなぜ起こってしま…
「親になる」ためのプロセス
今春、わが家は子供の中学校卒業式と高校入学式を迎えた。小学校入学時ほどではないが、義務教育が終わったという感慨がある。 ところで高校の入学式では、父母一緒に参加していた保護者が3分の1ほどいた。高校になってもまだ父親…
「言葉狩り」への抵抗
昨年秋、東京都内にある私立の中高一貫校の理事長から、文化祭への招待を受けた。生徒たちが知恵を絞った、さまざまな出展に交じり、「父母会」による絵や習字の作品展があった。「保護者会」を使う学校が一般的になっている中で、父母…
地域と共に生きる教師必要
人口減少時代の教育 北海道立教育研究所所長 北村 善春氏に聞く 人口減少時代に入り、地域の児童生徒数は自(おの)ずと低下していく。人口減少、若者の流出を食い止めるには魅力ある地域の街づくりが不可欠だが、同時に教育機関の…
小学校教科書、教師の力量向上と環境整備を
「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)を掲げた新しい学習指導要領に則し、2020年度から小学校で使われる教科書の検定が行われた。正規の教科となる5、6年生の「英語教科書」が初めて検定され、これまでの「聞…
伝統芸能の「加賀宝生」を小・中学生が継承
「子ども塾」で2年間一流の講師陣から学ぶ 伝統芸能の能楽「加賀宝生(かがほうしょう)」(市指定無形文化財)が盛んな金沢市では、貴重な文化を子供たちに受け継いでもらおうと、「加賀宝生子ども塾」を開講している。塾生は小・中…
都の「性教育の手引」改訂版、指導要領超える授業例を掲載
児童生徒の発達段階に応じた性教育の実践のため、東京都教育委員会(都教委)が学校での指導事例などをまとめた「性教育の手引」(以下、手引)の改訂版が3月中に公表される。改訂版にはネット上のトラブルなど現代的な問題への対応の…
「第三の性教育」が必要
高橋史朗・麗澤大学大学院特任教授の話 性に関する科学的知識や情報を伝えてもらうために、地域の専門家の活用は積極的に行う必要があるが、日常的に子供と接する教員と保護者との共通理解を深め、フォローできるようにする必要がある…
保護者と教師のバランス感覚重要
教育現場を生き抜くためのコミュニケーションスキル 臨床心理士の島崎美咲氏が講演 教員志望者のための人材育成講座「こんぺいとうゼミ」(NPO法人BOON主催)の講演会が、このほど都内で開かれた。「保護者との関係」、そして…
三つの“卒業式”
卒業式シーズンもほぼ終わり、卒業生は入学式や入社式まで、多少の不安を抱えながらも新しい生活に胸をときめかせる時期を迎える。それは春にふさわしい風景だ。 ここ1週間の間に、筆者は三つの“卒業式”を目の当たりにした。最初…
児童虐待防止、児相と警察との連携強化せよ
千葉県野田市で10歳女児が死亡した事件を受け、政府は児童虐待防止法と児童福祉法の改正案を国会に提出した。 安倍晋三首相は「虐待の根絶に向け、あらゆる手段を講じて子供たちを守る」と決意を語っている。それには法改正だけで…
教育正常化運動を進める全国教育問題協議会の…
教育正常化運動を進める全国教育問題協議会の「全教協ニュース」第276号に「左翼人権派の子供観」と題して、教師OBの(山)氏(イニシャル)が執筆している。 日本の人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」が、小学校などで行われ…
家庭教育支援法の制定急げ
麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗 虐待の根因は「親性崩壊」 懲戒権規定の見直しは慎重に 麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗[/caption] 千葉県野田市の小4女児虐待死事件を契機に児童福祉法と児童虐待防止法の改正…