教育
高校生が“ゴミ拾い”や“手話”などで地域貢献
石狩翔陽高ボランティア局、幅広い活動を展開 近年、人と人・地域との関わりが希薄になりつつあるといわれる一方で、ボランティア活動に参加する若者が増えている。自然災害への復興支援活動や街づくりなど地域との関わりを深めるケー…
「あなたの知らない筋肉の世界」 適度な運動は脳の萎縮防ぐ
社会参加と地域保健研究チーム・桜井良太研究員 老化は足腰からと言われ、健康長寿には歩くことが良いとされてきた。それ以上に、認知機能低下・認知症予防にも良いことが明らかになってきた。「今、筋肉が熱い!?~あなたの知らない…
孫の奪い合い
久しぶりに訪ねた親戚で、奥さんが諦め顔でぼやいた。 「うちでは、保育園に通う孫のお迎えは、あちらのお母さんがやっているのよ」 農業を営む、この家の跡取りは一人息子。結婚するのが遅かった上、なかなか子供が授からなかっ…
利用者増える「屋部の浦食堂」
沖縄・名護市立屋部中学校で全生徒対象に朝食提供 沖縄県名護市立屋部中学校(宮里嘉昌校長)で、生徒に朝食を提供する取り組みが行われている。朝食を取らずに登校する生徒が多いことから、学校が民間に依頼して始まったもので、全国…
隠岐島前高校の人材育成力
島根県隠岐に海士町という町おこしで知られる離島の町がある。ここに隠岐島前高校という島留学で成功した高校がある。 先日、ある地方自治の勉強会で隠岐島前高校の魅力について聞く機会があった。10年前廃校寸前だったが、「教育…
「あなたの知らない筋肉の世界」 筋肉量減で基礎代謝が低下
老化機構研究チーム・萬谷博研究副部長 健康寿命を延ばすには、エネルギーや水分を蓄積したり、静脈血を心臓に送り返す“ポンプ作用”を行う筋肉の維持・改善が必要不可欠だ。「今、筋肉が熱い!?~あなたの知らない筋肉の世界~」と…
「元気と存在感」与える道徳授業
答えは一つじゃない 札幌市立北野台中学校教諭 磯部一雄氏に聞く 今年度から全国の公立中学校で新しい学習指導要領による「道徳科」としての授業が始まっている。これまで導入のための準備期間があったものの、正式科目として順風満…
児童の権利条約と家庭養育
児童虐待について専門家の話を聞く機会があった。最近の事件を受けて必要な対策について語られたが、その中で「児童の権利条約」への言及があった。話を聞くまで気付かなかったが、児童の権利条約が国連で採択されて今年で30年、日本…
留学生所在不明、国と大学は在籍管理徹底を
東京福祉大(東京都豊島区)の外国人留学生が所在不明になった問題で、文部科学省と出入国在留管理庁は、不明留学生は2016~18年度で計1610人に上るとする調査結果を公表した。 この問題は不法残留者の増加につながるもの…
「漆芸の未来を拓く―生新の時2019―」開催中
漆工芸を学んだ学生らによる斬新な感性の多彩な作品展示 大学や大学院で漆工芸を学び、今春卒業および修了した学生らによる漆芸作品を紹介する「漆芸の未来を拓(ひら)く―生新(せいしん)の時2019―」が石川県輪島市の県輪島漆…
レパートリーは20曲、地域貢献活動で高評価
「秋田おばこ節」「長者の山」など秋田県内の民謡約20曲をレパートリーに持つ。秋田県立大曲農業高等学校(小林吉則校長、生徒数502人)の郷土芸能部だ。今や県内のイベントや介護施設の催事への出演依頼が絶えず、学校側では年間…
子育ても人生の実績だ
今年の母の日は特別だった。人生で初めて経験した母がいない母の日だったからだ。 それほど親孝行とは言えない筆者でも、母の日に何を贈ろうかと悩みながらデパートを探索したり、妻とああだこうだ言いながら、プレゼントを決めたり…
ブックトークで「教師力」「人間力」を鍛える
北海道教育大の横藤雅人教授が尽力 近年、小中学校での児童・生徒の立ち歩きや床に寝転がるなどいわゆる学級崩壊は一向に減る気配がない。半面、学習指導要領の大幅な変更などにも起因して教師のストレスが増加し、離職率の上昇が指摘…
妄想の中の真実
午前6時ごろ、携帯電話が鳴った。兄夫婦の家族と暮らしている父からだった。大正15年生まれで、今年93歳になる父からの早朝電話には慣れている。それに、筆者も親に負けず劣らず早起きになっているから、「こんな朝早くに何だ!」…
ヒアリ、「早期発見と早期根絶」が重要
外来アリ対策で琉球大・京大など4研究機関がタッグ 一昨年、国内でヒアリが確認され、日本全体を震撼(しんかん)させた。ヒアリ対策を研究する専門家による会議が15日、沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開かれ、研究者らが意…
レゴブロック研修で相互理解を深める
保育士を辞める理由で最も多いのは「職場の人間関係」―。今年3月に東京都が公表した保育士の実態調査によると、保育士の退職理由として「給料が安い」「労働時間が長い」などよりも「職場の人間関係」を挙げる声が一番多いことが分か…
高齢者の運転免許返納
高齢ドライバーによる交通事故死が相次ぎ、高齢者の免許返納が増えている。 ただ、決して高齢ドライバーの死亡事故が増えているわけではない。全体の死亡事故が減っている中、高齢者の割合が高くなったということだ。とはいえ、高齢…
どんな資質を育てるのか
教育改革の議論が盛んになってきている。例えば、小学校5、6年での教科担任制の導入。先月、柴山昌彦文部科学相が中央教育審議会に諮問した「新しい時代の初等中等教育の在り方」の中に盛り込まれている。 背景には、教師の働き方…
「聞こえづらいと思ったら」講演会
東京都健康長寿医療センター老化脳神経科学研究チームの柳井修一氏 平成31年度科学技術週間参加行事「音が聞こえづらいと思ったら-耳寄りな耳の話-」と題した講演会が東京都板橋区の区立文化会館で行われた。東京都健康長寿医療セ…
「やみくもに間口狭めないで」
北海道教委 石狩管内の公立高等学校配置計画検討協議会 近年、人口減少が続く中、公立高等学校は学級減や学校の統廃合を余儀なくされている。高等学校の卒業生は、次世代の地域を担う人材となるだけに、高等学校の配置計画には、おの…
死語となった「旗日」
10連休の中で最初の祝日「昭和の日」。原稿書きの手を休め、会社周辺の住宅地を歩いてみた。帰省する人や海外旅行に出掛けた人が多いだろうから、静かで散歩にうってつけだと思ったのだ。 40分余り歩く中で、気になったことがあ…
高等教育無償化、人づくりに結び付く制度に
低所得世帯の学生を対象に、大学など高等教育機関の無償化を図る大学等修学支援法が成立した。授業料や入学金を減免し、返済不要の給付型奨学金を拡充するのが柱で、2020年4月に施行する。 低所得世帯を対象に 減免の上限額…
宿泊型の公立フリースクール 不登校の児童生徒を支援
全国で14万人を超す小中学校の児童生徒が不登校となっている。こうした中、秋田県北秋田市にある「あきたリフレッシュ学園」は、宿泊型の公立フリースクールとして、年間20人弱の児童生徒を受け入れている。四季折々の自然体験と、…