教育
気付いて! 子供のSOS
北海道教育大が主催「命の教育」シンポ ここ数年、教育現場で、いじめが原因と思われる自殺に対する取り組みが急務になっている。自殺そのものは減少傾向にあるものの、19歳以下の若者の自殺は一向に減る気配がない。政府は平成29…
“子育て無免許運転”をなくせ
近年、脳科学研究が進み、しつけと称する体罰が子供に想像以上に悪影響を与えることが分かってきた。 福井大学の友田明美教授の子供の脳画像分析では、ひどい体罰を受けた児童の脳は、感情や理性に関わる右前頭前野の容積が約2割、…
教育現場を生き抜くためのコミュニケーションスキル
臨床心理士の島崎美咲氏が講演 児童・生徒の特性を良く見る 2017年、うつ病などの精神疾患で休職した公立小中高校の教員は全国で5000人を超えた。「特別な教科 道徳」の導入、小学校での「英語」授業の拡充、指導要領に「主…
どう防ぐ児童虐待
インタビューfocus 衆議院議員 石﨑徹氏 適正処罰と親の教育を 虐待によって幼い命が奪われる事件が相次ぎ、「児童虐待罪」の創設や児童虐待の厳罰化を求める声が上がっている。超党派若手勉強会の呼び掛け人代表・石﨑徹衆院…
読み聞かせは「心の食事」
絵本教育者の浜島代志子氏に聞く 親子の円滑な関係構築が虐待を防ぐ 千葉県野田市の小4女児死亡事件を踏まえ、厚生労働省は親権者や児童福祉施設の責任者らは「しつけに際して体罰を加えてはならない」と明記した児童福祉法の改正案…
震災後の幽霊談
5年前に白血病で亡くなった同級生の墓が埼玉県内にある。彼の墓参りを終え、同級生4人で食事会会場に向かうタクシー車中での会話。 「アイツ、あの世で何やってんのかな?」 「あの世と言えば、石巻では、まだ幽霊が出るらしい…
スマホの学内持ち込み
今月、子供が中学校を卒業するが、新しい学校に入学する4月にはスマートフォンを持たせることにしている。卒業祝いや入学祝いというわけではない。親の事情で必要に迫られての決断である。新しい学校にも確認して了解をもらった。 …
北海道師範塾「教師の道」が冬季講座
道徳の目的は「子供を元気にすること」 いじめの深刻化や家庭内の児童虐待など子供を取り巻く社会・教育問題がクローズアップされている。その一方で、小中学校では2015年度から道徳が「特別の教科」(道徳科)と位置付けられるよ…
小中スマホ解禁、依存が高まらないか懸念
柴山昌彦文部科学相は、小中学校でスマートフォンを含む携帯電話の持ち込みを原則禁止するなどした指針の見直しを検討する考えを示した。 地震を受け保護者が要望 文科省は2009年1月の通知で、携帯電話は学校の教育活動に必要…
TGGを利用した実践事例の発表会
児童の英語意欲高まり、成長 都教育委員会と株式会社TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)が提供する、新しいタイプの体験型英語学習施設が東京・青海に昨年9月にオープンした。今年度だけで約5万人が利用、もしくは…
親権を巡る子の連れ去り
今月19日、離婚した夫婦間の子供を親権者に引き渡す際のルールを明記した、民事執行法の改正案が閣議決定された。 夫婦が離婚した場合、欧米では共同親権が一般的だが、日本は片方の親が親権を有する単独親権を取っている。基本的…
いじめ自殺、画期的判決を防止に生かせ
大津市で2011年、中学2年の男子生徒が自殺したのはいじめが原因だとして、遺族が元同級生3人と保護者に計約3800万円の損害賠償を求めた訴訟で、大津地裁は「自殺の主な原因は元同級生の行為」として、元同級生2人に計約37…
富山県氷見市 ゆるスポ「ハンぎょボール」誕生
出世魚ブリとハンドボール組み合わせ 富山県氷見市は昨年2月、ハンドボールと地元で獲(と)れる出世魚「ブリ」を融合させた新しいゆるスポーツ「ハンぎょボール」を(一社)世界ゆるスポーツ協会と共同開発した。大人から子供まで老…
発想の転換なき大学入試改革
沖縄大学教授 宮城 能彦 「知識不足」の学生たち 「選別」から「育てる」に重点を 2020年度から大学の入試の方法が変わるらしい。 大学で勤めているのにもかかわらず「らしい」などという表現を敢(あ)えてしたのは理由が…
「なぜ、学習するのか」
最近、ふと、中学校1年生の最初の社会科授業を思い出した。 「なぜ、学習するのか」 先生が教室に入るなり黒板に大書したのが、この8文字だった。何が始まるのか分からず、きょとんとしている生徒たちに対し、先生は、ほとんど…
フレイルを予防するために
健康長寿医療センター社会参加と地域保健研究チームの藤原佳典研究部長 『「フレイル」ってなに?~自立した老後を過ごすための予防、診断、対策~』をテーマに東京都健康長寿医療センター研究所主催の老年学・老年医学公開講座が東京…
アエラが主張する児童相談所の役割を軸とした児童虐待防止策には限界
◆17年からDVで相談 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛さんが死亡して、両親が傷害容疑で逮捕された事件について、アエラ2月18日号は「救えるチャンス」と題し扱っている。「児童相談所も、市役所も、学校も、虐待する父親の言…
足利学校で学ぶ思いやり
息子の案内で、栃木県足利市にある日本最古の学校と言われる史跡足利学校を訪ねたことがある。 その昔、漢文を学ぶ若者たちが集まり、それを基礎に日本文化を築こうと志した日本最古の学問所と言われている。 今から560年ほど…
児童虐待防止法が成立、施行されたのは2000年…
児童虐待防止法が成立、施行されたのは2000年で、児童相談所(児相)が強制力で児童を保護し、保護者の面会を制限できるようになった。その時期、同法制定に反対する複数の団体・グループを取材したことがある。 反対理由は大体…
行政・校長・担任・保護者など“チーム学校”での取り組み必要
沖縄大で「SSWの現状と課題」シンポ 文部科学省が平成26年、「子供の貧困対策大綱」の中で、スクールソーシャルワーカー(SSW)による教育相談体制の整備充実を定めてから5年が経(た)とうとしている。SSWの学校教員との…
肉親頼れぬ高齢者
単身赴任を続ける東京から、地方にある自宅に帰った。久しぶりに会う妻とゆっくり自宅で過ごしていると、妻の携帯が鳴った。短い通話の後、妻が「Aさんを、病院から彼女の家に車で送ってくるわ」と言った。 Aさんとは、筆者も1度…
フレイルを予防するために
東京都健康長寿医療センター神経画像研究チーム 石橋賢士研究員 『「フレイル」ってなに?~自立した老後を過ごすための予防、診断、対策~』をテーマに東京都健康長寿医療センター研究所主催の老年学・老年医学公開講座が東京都北区…
千葉小4死亡、最悪の事態は防げたはずだ
千葉県野田市の小学4年、栗原心愛さんが自宅で死亡し、父親が傷害容疑で逮捕された。 心愛さんは父親から日常的に暴力を振るわれていたとみられている。 父にアンケート回答渡す 心愛さんは2017年11月、学校のアンケート…