足利学校で学ぶ思いやり
息子の案内で、栃木県足利市にある日本最古の学校と言われる史跡足利学校を訪ねたことがある。
その昔、漢文を学ぶ若者たちが集まり、それを基礎に日本文化を築こうと志した日本最古の学問所と言われている。
今から560年ほど前、時の関東管領上杉憲実(のりざね)が、この足利学校を再興し、その文章の中に、「三註・四書・六経・列・荘・老・史記・文選の外は、学校に於いて講ずべからざるの段、旧記に為(つく)るの上は、今更(あらた)めて之を禁ずるに及ばず。(以下略)」と言っている。
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