土木技師・八田與一と画家・伊東哲の交流を描く


土木技師・八田與一と画家・伊東哲の交流を描く

台湾の灌漑施設工事扱う児童書『1930・烏山頭』

 金沢市出身の画家・伊東哲(さとし)(1891~1979年)を主人公に描いた児童書『1930・烏山頭』が先月出版された。烏山頭(うざんとう)とは、台湾南部の灌漑(かんがい)施設で、日本の統治時代に築かれ、不毛の台地が台湾最大の穀倉地帯に甦(よみがえ)っている。伊東は20枚のタペストリーで建設工事を記録画として残した。物語では工事を指揮した土木技師の八田與一と伊東の交流を、水の女神を登場させて感動的に記している。(日下一彦)


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