子供たちが防衛省見学


 夏休み中の小中学生に中央省庁の仕事を紹介する「こども霞が関見学デー」が7日、各省庁で一斉に始まった。資料展示や体験活動、大臣との懇談などさまざまなプログラムが実施され、8日までの2日間開かれる。

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子供たちと懇談する岩屋毅防衛相(右)=7日、東京・市ケ谷の防衛省(川瀬裕也撮影)

 防衛省(東京・市ケ谷)では小中学生56人と保護者40人が参加し、手旗信号の体験や、第302保安警務中隊による儀仗(ぎじょう)訓練などを見学した。母親と一緒に参加した小学6年生の原藤光月くん(12)は、「儀仗隊の人たちと触れ合う機会はなかなかないので、話ができてよかった」と嬉(うれ)しそうに話した。

 大臣室で行われた懇談会で岩屋毅防衛相は、自衛隊による日本周辺の警戒監視の様子や災害派遣時の写真などを見せながら「自衛隊の仕事は失敗が許されない最後の砦(とりで)だ」と重要性を強調した上で「この中から将来自衛官になりたいという人が出てくれたら嬉しい」と話した。また質疑応答の時間に「大臣の好きな食べ物はなんですか?」と聞かれ、「焼き肉が好き」と答えるシーンもあった。