コラム rss

【韓国紙】現代版の蔭叙制?

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  蔭叙制(ウムソジェ)(上流層の子孫を科挙の試験によらず特別に官吏に採用する制度)は高麗7代王・穆宗の時代に始まり、朝鮮王朝まで続いた。朝鮮時代は高麗時代より蔭叙の範囲が縮小したが、…

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カシューアップルの美味しさに触れるーブラジルから

地球だより  先日、郊外に農園を持つ日系人の知人から大量の「カシューアップル」を頂いた。カシューアップルは、カシューナッツに当たる種とリンゴのような色と形をした実の部分でできている。原産はブラジル、現在は中南米やインドな…

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【上昇気流】昨年10月から11月にかけ、NHKBSでプレミアムドラマ「山女日記3」が放映された

 昨年10月から11月にかけ、NHKBSでプレミアムドラマ「山女日記3」が放映された。6回にわたる話は本格的な山岳ドラマで、湊かなえさんの原作。その小説『残照の頂』の発売は11月で、ドラマと同時進行となった。  舞台とな…

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第166回 芥川・直木賞授賞式(左から)米澤穂信さん・今村翔吾さん・砂川文次さん=東京・築地

【上昇気流】賞の選考もまた、人間世界の縮図

 芥川賞・直木賞の最終選考が行われた。芥川賞1名、直木賞2名。いずれも男性だった。特別紛糾した様子はなく、発表も早かった。紛糾しないことがプラスなのかマイナスなのかは分からない  芥川賞・直木賞の選考に長らく実務者として…

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日韓版「けがの功名」 韓国から

地球だより  「近くて遠い」といわれる日本と韓国だが、日韓のカップルは割とよく見掛ける。これは最近あったカップル誕生の話。  都内の大学に通う男子学生がサークルのバスケで足を骨折し、ギプスをはめて通学していた。ある日、最…

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本当の「こどもまんなか」政策とは

 岸田内閣は「こどもまんなか」社会の実現を看板の一つにしている。岸田総理は今月17日の施政方針演説で、「こども政策をわが国社会のど真ん中に据えていくため、『こども家庭庁』を創設する」と述べた。  生まれた子供たちを大切に…

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【上昇気流】米英は在ウクライナの外交官の家族などに国外退避を命じた

 米英は在ウクライナの外交官の家族などに国外退避を命じ、日本の外務省もその方向で検討を始めた。ロシアのウクライナ侵攻が現実味を帯びてきたとの判断があるのだろう。  そんな折、ロシア専門家の袴田茂樹青山学院大名誉教授が、日…

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御嶽海、照ノ富士破り3度目の優勝、大関昇進へ

【上昇気流】大相撲初場所は関脇御嶽海が優勝した。

大相撲初場所は関脇御嶽海が優勝した。仕切りの時間の間、本来であれば観客の大歓声のところ、静まり返っていたのは異様だったが、注視のほどは分かった。 土俵上の話題は事欠かなかった。53代横綱琴桜の孫の琴ノ若と、48代横綱大鵬…

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【上昇気流】深夜に大分県や宮崎県で震度5強の地震があった

 深夜に大分県や宮崎県で震度5強の地震があった。震源の日向灘は、南海トラフ地震が想定される領域内。ニュースを聞き、気流子は知人のことが心配になってメールで連絡した。かつては電話や電報などでしか連絡できなかったので、災害や…

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【上昇気流】小紙の「地球だより」(18日付)にパリ郊外に住むリトアニア人夫妻の話があった

 小紙の「地球だより」(18日付)にパリ郊外に住むリトアニア人夫妻の話があった。北欧のリトアニアは台湾の代表機関を設置したことで中国の貿易圧力を受けているが、「信仰の自由と人権の価値を誰よりも知っているつもり。中国の脅し…

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【上昇気流】東京の名画座の一つ神保町シアターで没後10年を記念し、淡島千景を特集している

東京の名画座の一つ神保町シアターで、没後10年を記念し淡島千景を特集している。淡島は宝塚歌劇団で娘役トップとして活躍。戦後は数々の映画に出演し、その美貌と演技力で映画黄金期を支えた 上映作品15本のうち、成瀬巳喜男監督『…

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【韓国紙】実績ゼロの公捜処1年

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  高位公職者犯罪捜査処(公捜処)が21日で発足1年を迎える。文在寅政権の検察改革の象徴であり、与党側の長い宿願だった公捜処の現実は、お粗末で暗鬱(あんうつ)だ。これまで24件を立件し…

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【上昇気流】ロシアは10万人規模の軍隊をウクライナとの国境付近に派遣している

 「ゴーゴリはウクライナ語もできたのに、結局はロシア語で書くことに落ち着くわけで、やはりウクライナ語よりロシア語のほうが優れているというか、文学的で、文学作品に適しているんでしょうね」。  ロシア文学者の奈倉有里さんが、…

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気象庁が対応に苦慮、津波か不明も警報発表

【上昇気流】「1000年に1度」という大規模噴火が起きた南太平洋の島国トンガ付近の海底火山

一部の専門家が「1000年に1度」という大規模噴火が起きた南太平洋の島国トンガ付近の海底火山。これによる津波で高知の室戸岬では何艘(そう)かの船が転覆、沈没し、南米ペルーの海岸で2人が死亡した 通常の地震とは異なる潮位変…

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救命浮輪

海のもしも 118番を正しく知ろう 

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  海のもしもは118番。  「一緒にいた人が海で流されてしまった」「船が乗り上げてしまった」「密漁船を見つけた」「海に大量の油が浮いている」――海でレジャーをする際に覚えておきたい番…

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中国の脅しに屈しないリトアニア人ーフランスから

地球だより  パリ南西郊外イシ=レ=ムリノーに住んでいた頃に知り合った同じアパートの住人のリトアニア人夫婦は、すでに10年来の付き合いがある。彼らは2004年にリトアニアが欧州連合(EU)に加盟した後、パリに出稼ぎに来て…

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地震(突然の地震と夫婦)

マンション住人の危機管理、信頼関係の構築を

 住人の高齢化が進む古いマンションでは認知症の配偶者を介護する老老介護や高齢者の孤立が問題となっている。災害大国にあって、つながりがない、隣の住人の顔が見えないというのは最大のリスクである。ところが、個人を特定されたくな…

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【上昇気流】岸田文雄内閣が発足以来の高い支持率を示している

 岸田文雄内閣が発足以来の高い支持率を示している。読売新聞と日本テレビの世論調査(今月14~16日実施)で66%、時事通信(7~10日)でも51・7%となっている。実施時期は新型コロナウイルスの「オミクロン株」で感染者が…

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日本の原子力の高速増殖炉技術

戦後、エネルギー供給に貢献する立場からも、わが国が世界のトップランナーとして開発を目指してきた原子力の高速増殖炉技術。しかし紆余(うよ)曲折があり、2016年には主力の高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉が決定された。 1995…

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【上昇気流】手が痛いと思っていたら、指に近い皮膚に細かい裂け目ができていた

 手が痛いと思っていたら、指に近い皮膚に細かい裂け目ができていた。あかぎれだが、子供時代にはよく悩まされたものだった。  東北地方に育った気流子は、あかぎれ、霜焼けは冬になれば当たり前だった。ひどい場合には、皮膚の中が見…

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【上昇気流】「春は曙(あけぼの)」と清少納言は言うけれども、寒中の曙も情趣がある

 夜明け前、東の空が白んでいくと、地平線に虹のような明かりが広がり、やがて太陽が頭をのぞかせ、黄金色に輝く陽光を一直線に地上に伸ばす。「春は曙(あけぼの)」と清少納言は言うけれども、寒中の曙も情趣がある。  日本海側に大…

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オミクロン株拡大する英、感染者2日連続9万人

【上昇気流】濃厚接触者の隔離期間と社会活動への影響

新型コロナウイルスの新規感染者が全国で1万8000人を超え、これまでにない感染爆発の様相を呈しつつある。「オミクロン株」は重症化リスクは低いと言われるが、感染者や濃厚接触者の爆発的増加による医療崩壊、その他社会機能への影…

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ロシアとの関係で難しい舵取り ーフィンランドから

ウクライナ情勢をめぐってロシアと欧米との緊張関係が続く中、ロシアと隣接するフィンランドは特に自国の安全保障に対し一抹の不安を抱いている。  ニーニスト大統領は年頭のあいさつで、フィンランドが北大西洋条約機構(NATO)加…

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