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衆院選が公示され、第一声を上げる岸田文雄首相(自民党総裁)=19日午前、福島市

過去最大規模の経済対策に「なぜ」「効果は」と疑問、批判の各紙社説

規模は二次的な問題  20日付読売「効果乏しいバラマキでは困る」、朝日「今なぜ過去最大なのか」、産経「政策効果を見極めたのか」、日経「これが賢明な経済対策とは言い難い」、東京「効果は行き渡るのか」、21日付毎日「規模優先…

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朝日の超リベラル路線否定を意味する総選挙での立共共闘へのお灸

立共否定派が圧倒的  「衆院選でおきゅうをすえられたのは、与党ではなく、共闘した野党だったのかもしれない。選挙後に実施された本紙の世論調査を見て、そんなふうに思った」と、朝日13日付の1面コラム「天声人語」が語っている。…

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米アジアシフトの一方で中国が中東で存在感増すと伝える米サイト

米依存脱却図る湾岸  中国は、巨大経済圏構想「一帯一路」の下、世界への経済進出を進める一方で、軍事的進出のための海軍力強化を進め、原油の供給源であるペルシャ湾岸でも、存在感を増している。米ワシントンを拠点とするニュースサ…

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日本の「性交同意年齢13歳」は人権侵害問題だと厳しく指摘する李美淑氏

刑法改正にも問題点  2017年、性犯罪に関する刑法改正が110年ぶりに行われ、強姦(ごうかん)罪から強制性交等罪と名称を変え、親告罪ではなくなるなど総体的に厳罰化された。しかしその中で、性交同意年齢(性的な行為をするか…

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脱炭素めぐる「地獄」描くダイヤモンド、新技術紹介するエコノミスト

対応開示が経営圧迫  国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が、英グラスゴーで開催された。ここでは「産業革命前からの気温上昇を1・5度に抑える努力をする」ことなどで合意を得た。ただ、石炭火力については当初…

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広がる「文革再来」懸念、習氏3期目と関連か

空想的観念論の「社説余滴」、中国報道を反省する歴史決議が必要な朝日

習批判で各紙足並み  中国共産党が中央委員会総会で「歴史決議」を採択した直後に中国を訪ねた。と言っても先週の話ではなく40年前の1981年のことだ。「百万ドルの夜景」とうたわれた香港から空路で上海に入った。空港は原っぱも…

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衆院選で負けた立民・共産にエール送る毎日、鋭く敗因指摘する新潮

維新が希望の票奪う  衆院選は野党共闘した立憲民主党と共産党が負けた。サンデー毎日(11月21日号)はこれを「リベラル敗退」という。そこで応援に出た。「リベラルよ、負けて強くなれ」とエールを送っている。  同誌コラムの「…

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米国の量的緩和縮小に日銀も出口探る議論始めよとする毎日の先走り

経済状況異なる日米  米連邦準備制度理事会(FRB)が、新型コロナウイルス禍への危機対応で2020年3月に導入した異例の量的金融緩和の縮小開始を決め、金融政策の正常化に踏み出した。  新聞では東京と本紙を除く5紙が社説で…

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立共共闘を薦め共産の闊歩に手を貸す朝日こそ「ネオ55年体制」の元凶

与党より国民に脅威  共産党の機関紙「しんぶん赤旗」(ネット版)を見ると、立憲民主党の「統一候補」が当落にかかわらず地元の共産党委員会に次々と「応援御礼」に訪れている。選挙後の慣例とはいえ、共産の“立憲抱き付き”を象徴す…

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科学的知見を誘導的に並べてジェンダー思想に「洗脳」するNスペ

特異な事例を普遍化  4日朝、新聞のテレビ番組欄を見ると、NHKスペシャル(Nスペ)「ジェンダーサイエンス―男X女『性の真実』 女脳・男脳はあるの? 人類進化と“中性化”」が目に留まった。その瞬間、科学的なデータや知見を…

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モロッコとの対立激化でアルジェリアが中露接近と警告するMEE

西サハラめぐり敵対  アフリカ大陸の北西端、モロッコと隣国アルジェリアの間の緊張が高まっている。それとともに、モロッコが欧州への接近を模索、アルジェリアをロシア、中国が支援するなど、北アフリカに新たな対立軸が生まれようと…

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極超音速兵器による安全保障リスクを政争の類いだと貶める朝日

変わる軍事力勢力図  人間が感じる痛みは、体の健康を保つ上で予備的安全保障となっている。  火に近づき過ぎても熱いと感じなければ、生命体を維持している細胞組織が焼き焦げるなど壊滅的打撃を受け再生修復は難しくなる。時に生死…

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アナウンス効果を百も承知で総選挙の報道合戦を演じた左右両紙

新聞も“与野党対決”  「立憲共産党」の大敗北。今回の総選挙結果を一言で言えば、こうなるのではないか。共産党と共闘した立憲民主党は惨敗し、有権者から政権交代の受け皿としてノーを突き付けられた。共産党も議席を減らした。野党…

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日本記者クラブ主催の党首討論会で討論する与野党の党首=18日午後、東京都千代田区

野党共闘を批判する維新、安保は大丈夫かと考えさせられる党首討論

「野合」に枝野氏反論  衆院選挙公示前の10月18日、中国・ロシア海軍の軍艦10隻が津軽海峡を通過して太平洋を南下し、鹿児島県の大隅半島と種子島の間の大隅海峡を航行して東シナ海に抜け、19日には対潜水艦ミサイル発射訓練を…

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眞子さん小室さん結婚、識者に変化する皇室の在り方語らせた文春

会見に総じて批判的  締め切り間際の記者会見だったが、2日後の発売(28日木曜日)には間に合わせた。週刊誌の「小室眞子さん」と小室圭氏の会見記事だ。11分と短いもので、質疑応答はなし、質問も限られたメディアが代表して出し…

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衆院選各党のエネルギー政策に大社説で厳しい注文突き付けた産経

原発の扱いが焦点に  衆院選は31日の投開票に向け終盤を迎えている。各党とも自らの党の政策を必死に訴えるが、有権者としてはどこが政権を任せられる政党かを考え、足元の課題を克服し将来の方向性を指し示す人物、政党を選びたい。…

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政権選択を問うた朝日世論調査でさえ9条改憲賛成が反対を上回る

自民苦戦の衆院選挙  どうやら与党・自民党が苦戦しているらしい。先週、メディアの衆議院選挙の「情勢分析」がほぼ出そろった(21~23日付)。ざっくり言うと、「自民減 単独過半数の攻防」(読売)「自民 議席減の公算大」(毎…

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衆院選が公示され、第一声を上げる岸田文雄首相(自民党総裁)=19日午前、福島市

与野党決め手欠く衆院選で報道が結果左右すると指摘した三浦瑠麗氏

選挙低調で見解一致  衆院選公示日(19日)夜放送のBSフジ「プライムニュース」。「与党にも野党にも追い風が吹いていない。菅政権が退陣し、岸田政権の誕生で、自民党に対する逆風はやんだ。その結果、自民党に追い風が吹いている…

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米誌タイム、影響力ある100人に大谷翔平選手

大谷翔平の活躍ぶりを監督との一問一答などで分析したNW日本版

よい意味で感情出す  ニューズウイーク日本語版10月12日号で総合タイトル「大谷翔平がアメリカで愛される理由」を特集している。監督の声、現地のスポーツジャーナリストの評論など、日本人向けの米国発週刊誌でないとできない延々…

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世界的EV化の加速で岐路に立つ日本の自動車業界を分析した2誌

日本経済の「屋台骨」  電気自動車(EV)化が世界の潮流になろうとしている昨今、出遅れ感が強い日本の自動車業界もここにきて大きくEV化に舵(かじ)を切ろうとしている。欧州連合(EU)の欧州委員会は今年7月、「2035年ま…

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安倍氏を「悪代官」として描き「何でもよいから反自民」報道を行う朝毎

メディアが選挙左右  総選挙がきょう、公示される。単純に言えば、与党か、野党か、の選択だ。有権者はいかなる情報を基に一票を投じるのだろうか。選挙とメディアを振り返っておこう。  1世紀前の1920年、米国のジャーナリスト…

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「アラブの春」優等生チュニジアにおける独裁の復活を警告する米紙

依然続く国内の混乱  2011年に中東・北アフリカを席巻した民主化運動「アラブの春」のきっかけとなり、唯一の成功例とされたチュニジア。独裁者の退陣につながった革命から10年がたつが、依然、国内の混乱は続いている。チュニジ…

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音楽業界の苦境訴えたロックミュージシャンの声を取り上げた新潮

仕事を失う人が続出  お笑い芸人がユーチューバーとなって日本史や政治・経済を講義する時代になった。人は何をやってもいいのだろうが、「分を弁(わきま)える」がだんだん死語に近くなる。ワイドショーでは、やはり芸人がしたり顔で…

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