日本人としての品位に欠ける東京の「石原慎太郎氏の差別発言」特集


 それだけ存在感の大きかった人物だったということだろう。少なくともその訃報を聞き、一つの時代が終わったとの感慨を抱く人は少なくないように思う。

 石原氏は、占領下で押し付けられた現憲法を自主憲法に変えることができなければ、「我々自身を破滅の隷属に導きかねぬ」と持論の警鐘を鳴らし続けた哲人政治家であり文士でもあった元祖二刀流だ。日本の伝統精神や独立した国家としての矜持(きょうじ)など石原節には、心ある人々が共感する世界もあった。


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