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衆院選が公示され、第一声を上げる岸田文雄首相(自民党総裁)=19日午前、福島市

過去最大規模の経済対策に「なぜ」「効果は」と疑問、批判の各紙社説

規模は二次的な問題  20日付読売「効果乏しいバラマキでは困る」、朝日「今なぜ過去最大なのか」、産経「政策効果を見極めたのか」、日経「これが賢明な経済対策とは言い難い」、東京「効果は行き渡るのか」、21日付毎日「規模優先…

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嫌われるバイデン氏と民主党

エルドリッヂ研究所代表、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 政権支持率が急速に低下 半数近くが仕事ぶり評価せず  昨年の米大統領選挙からちょうど1年が経(た)った11月上旬、全国紙USAトゥデイとボストン市にあるサフ…

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トランプ氏「ロシア疑惑」起源の捜査

スティール文書の情報源を起訴  2016年米大統領選でのトランプ陣営に対する捜査の起源について調査するジョン・ダーラム特別検察官は、連邦捜査局(FBI)に虚偽の供述を繰り返したとして、ロシア人研究者のイゴール・ダンチェン…

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脅かされる子供の安全 学校トイレで性的暴行

アメリカLGBT事情(4)  米国の教育現場で広がる過激なトランスジェンダー擁護の動きに対し、保護者の反発が強まっている。各地で起きている保護者の抗議運動の中で、特に注目を集めているのが南部バージニア州ラウドン郡だ。  …

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2020年2月12日、米コネティカット州の高校スポーツ統括組織を相手取って訴訟を起こしたチェルシー・ミッチェルさん(自由防衛同盟提供)

蹂躙される女子スポーツ 夢を奪う不公平な競争

アメリカLGBT事情(3)  東京五輪では、女子重量挙げのニュージーランド代表ローレル・ハバード選手が、性別変更を公表したトランスジェンダー女性として史上初めて五輪に出場したことが大きな話題を集めた。大手メディアは五輪が…

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朝日の超リベラル路線否定を意味する総選挙での立共共闘へのお灸

立共否定派が圧倒的  「衆院選でおきゅうをすえられたのは、与党ではなく、共闘した野党だったのかもしれない。選挙後に実施された本紙の世論調査を見て、そんなふうに思った」と、朝日13日付の1面コラム「天声人語」が語っている。…

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不発に終わった「野党共闘」

東洋学園大学教授 櫻田 淳 誠実、公正、謙譲の美徳欠く 「観念主義」思考を嫌った国民  今次総選挙に際して、筆者が注目していたのは、「立憲民主党と共産党を軸にした『野党共闘』は、どのような成果を生むのか」ということであり…

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オーストリア 4回目のロックダウン

ワクチン接種を義務化 来年2月から 全国民対象は欧州初  オーストリアは22日から4回目のロックダウン(都市封鎖)に入った。期間は12月12日まで。ただ、ワクチン未接種者に対しては外出制限などのコロナ規制はその後も継続さ…

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木育教室、思い思いの発想で積み木の街づくり

木育教室、思い思いの発想で積み木の街づくり

 金沢市内の幼稚園で「木育(もくいく)教室」が開かれた。園児たちに木と触れてもらい、その良さを知ってほしいと、一般社団法人石川県建築士会青年委員会が開いた。2種類の木片を持って重さを比べ、チップの匂いをかいで違いを学んだ…

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性被害者の悲痛な叫び 無視される女性の安全

アメリカLGBT事情(2)  トランスジェンダー女性による女性専用施設の利用を認める動きを怯(おび)える眼差(まなざ)しで見詰めているのが、実際に男性から性暴力を受けた辛(つら)い過去を持つ女性たちだ。  「この世には女…

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広島県東広島市長 高垣広徳氏

学術と産業に力注ぎ人口増 広島県東広島市長 高垣 広徳氏

地方創生・少子化対策 首長は挑む 広島県東広島市長 高垣 広徳氏 留学生に門戸広げる広島大学  広島県東広島市は学術と産業に力を入れて、この5年間で4000人弱、約2%の人口増を果たす活気ある市となっている。市政をリード…

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7月17日、米ロサンゼルスの「ウィ・スパ」前でトランス女性による女性施設利用に抗議する人々(Julianna Lacoste/Wikimedia Commons)

日本の「近未来」 アメリカLGBT事情

アメリカLGBT事情(1) 男性器露出が「人権」に 混乱が映す日本の近未来  性的少数者(LGBT)の権利擁護が国際的な潮流となっているが、その“先進国”である米国では深刻な混乱や弊害が生じている。日本でも性的指向・性自…

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米アジアシフトの一方で中国が中東で存在感増すと伝える米サイト

米依存脱却図る湾岸  中国は、巨大経済圏構想「一帯一路」の下、世界への経済進出を進める一方で、軍事的進出のための海軍力強化を進め、原油の供給源であるペルシャ湾岸でも、存在感を増している。米ワシントンを拠点とするニュースサ…

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日本の「性交同意年齢13歳」は人権侵害問題だと厳しく指摘する李美淑氏

刑法改正にも問題点  2017年、性犯罪に関する刑法改正が110年ぶりに行われ、強姦(ごうかん)罪から強制性交等罪と名称を変え、親告罪ではなくなるなど総体的に厳罰化された。しかしその中で、性交同意年齢(性的な行為をするか…

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ユダヤ人に寛容だったイスラム世界

獨協大学教授 佐藤 唯行 オスマン帝国が難民厚遇 有能かつ脅威とならない存在  欧米先進国のキリスト教徒の間でユダヤ人への敵意が薄れた今日、反ユダヤ主義の主戦場は中東・北アフリカのイスラム世界へ移ってしまった。ところが中…

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「自由民主」常敗区の5小選挙区で初勝利

小沢一郎氏を破った岩手3区など、野党共闘の手痛い誤算  衆院選挙で小選挙区選挙が始まった1996年以来の四半世紀、自民党が一度も勝てなかった小選挙区で今回当選した選挙区がある。同党機関紙「自由民主」(11・23)は2面に…

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「赤旗」に衆院選総括、敗退も歴史的意義と自賛

「赤旗」に衆院選総括、敗退も歴史的意義と自賛

党内から責任論湧かず、野党共闘を手放さぬ共産党  共産党は、10月末の衆院選挙で公示前の12議席から10議席に敗退し、共闘した立憲民主党は、公示前110議席から100議席を割る96議席の惨敗だった。立民の創党者、枝野幸男…

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代表選スタート 「立憲」のまま政権取れるか

《 記 者 の 視 点 》  衆院選敗北の責任を取って辞任した枝野幸男前代表の後継を決める立憲民主党の代表選が19日、告示された。逢坂誠二元首相補佐官、小川淳也元総務政務官、泉健太政調会長、西村智奈美元厚生労働副大臣の4…

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小説家 高嶋哲夫氏

EVは「理屈」抜きの世界の「流れ」

小説家 高嶋 哲夫氏に聞く  災害や感染症など日本の抱えるさまざまなリスクを小説化してきた高嶋哲夫氏が、新たに電気自動車(EV)をテーマとした小説「EVイブ」(角川春樹事務所)を著した。小説は世界のEVシフトに乗り遅れた…

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脱炭素めぐる「地獄」描くダイヤモンド、新技術紹介するエコノミスト

対応開示が経営圧迫  国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が、英グラスゴーで開催された。ここでは「産業革命前からの気温上昇を1・5度に抑える努力をする」ことなどで合意を得た。ただ、石炭火力については当初…

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世界的インフレ懸念と成長減速

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 金融緩和の転換図る各国 政策変えぬ日本、異常な円安に  世界の新型コロナウイルスの新規感染者が減少に転じ、感染力の強いデルタ株の猛威が峠を越した夏の終わり頃には、コロナ禍で…

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イエメンで攻勢強めるフーシ派 米大使館職員拘束

 内戦が続くイエメンの首都サヌアにある米大使館で、反政府武装組織フーシ派が侵入し、大使館職員が拘束される事件が起きた。バイデン米政権のレンダーキング・イエメン担当特使が8日にイエメンの暫定首都アデンを初めて訪問してから数…

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「聖戦」志向せぬタリバン 支援と圧力で「理性化」を

中央アジアから見る アフガン情勢  アフガニスタンとの国境の町、ウズベキスタンのテルメズ近郊には、カラ・テパなど古代の仏教遺跡が多数ある。遺跡のすぐ近くを国境のアムダリア川が流れ、川に沿ってフェンスが続いている。その方向…

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