フィリピン大統領選の構図変化


 以前からドゥテルテ氏はサラ氏が大統領選に出馬するとの発言を繰り返してきており、与党PDPラバンも代理候補を立ててサラ氏の出馬に備える動きもあった。しかし、サラ氏は最終的にドゥテルテ氏が所属するPDPラバンではなく、別政党から副大統領選に出馬。しかもペアを組んだ大統領候補も与党公認ではないマルコス氏となるなど、与党陣営の期待は大きく外れた格好となった。

 サラ氏の副大統領選への出馬が発表されると、政府筋からドゥテルテ氏が副大統領選に出馬するとの発言も飛び出し、父娘対決かとメディアを賑(にぎ)わせたが、結局ドゥテルテ氏は上院選への出馬に落ち着いた。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ