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【韓国誌】「米国も中国も」が答えなのか?

新冷戦でジレンマの韓国外交、「自強」を通じ「共存」模索へ  韓国の大統領選で保守野党「国民の力」の尹(ユン)錫悦(ソンニョル)候補が当選し、5年ぶりに政権交代が実現した。これまでの文(ムン)在寅(ジェイン)左派政権により…

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韓国記者協会主催放送6社共同主管2022大統領候補招待討論会開始に先立ち記念撮影する候補者(韓国国会写真取材団)

【韓国誌】世代の戦いとなった韓国大統領選

候補者間の明確な優劣付かず、若年層の選択が当落を左右  韓国大統領選まで1カ月を切った。まだ候補者間での明確な優劣が付いていない。支持率トップが常に入れ替わるのも、今回の選挙の特徴である。  新東亜(2月号)が「データで…

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韓国大統領選に苦言を呈する潘基文前国連事務総長(セゲイルボより)

【韓国誌】前国連事務総長の潘基文氏、韓国大統領選に苦言

韓米同盟が基本、次に対中を、「政治が国民を分裂」と嘆く  5年前の韓国大統領選挙で、一時、候補に擬せられた潘(パン)基文(ギムン)前国連事務総長が、現在行われている大統領選に苦言を呈した。東亜日報社が出す総合月刊誌新東亜…

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「イカゲーム」世界的大成功での「不満」

「ネットフリックスだけ儲けて」  「イカゲーム」の世界的大ヒットで韓国は“Kカルチャー”隆盛に気を良くしている。ところが、唯一不満なのが「いくらヒットしても、儲(もう)けているのはネットフリックスだ」という点だ。  新東…

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映画「1987」の虚構場面、当時の学生も批判

全斗煥軍事政権に抗する“民主化運動”を主観的に再解釈  ソウル五輪を翌年に控えた1987年の韓国では全斗煥(チョンドゥファン)軍事政権に抗する“民主化運動”が繰り広げられていた。1月にソウル大生の朴鍾哲(パクジョンチョル…

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韓国で「女性徴兵制」の議論が再燃

不満を募らす20代男性、安保と社会学の両側面が交差  セクハラ問題で揺れる韓国軍。先ごろ、空軍の女性副士官(尉官と兵の間の階級)が上官からの性的暴行を訴えたところ、組織的隠蔽(いんぺい)に遭い、自殺した事件をめぐり、韓国…

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大統領選控え、対日関係改善を模索する韓国

「反日」から「用日」へ、日本は中国制御用の“パートナー”  韓国メディアで「対日関係改善」を文在寅(ムンジェイン)政権に求める論調が目に見えて増えてきた。メディアには「反日不買」を煽(あお)ってきた一面もあるのに、悪夢か…

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韓国大統領候補に浮上の元検察総長・尹錫悦氏

最大野党がラブコール、「政治家向きでない」との指摘も  李洛淵(イナギョン)、安哲秀(アンチョルス)、李在明(イジェミョン)と、これまで何人も本欄で韓国の「次期大統領候補」の候補を挙げてきたが、今回も“新顔”を紹介するこ…

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安哲秀氏とは何者か

政権交代目指し保守と手を組む  韓国で選挙のたびに姿を現す人物がいる。安哲秀(アンチョルス)氏(58)だ。元ソウル大教授でベンチャー企業の創業者でもあり、過去2回大統領選に出馬したこともある。現在は国会議員ではないが、野…

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有権者になる韓国「Z世代」

真正性と公正性を重要視  この欄で韓国の世代論を幾つか取り上げたが、何かにつけ流行や世界の流れに敏感で行動が早い韓国で、今や「Z世代」が論じられている。新東亜(1月号)で『Z世代はそんなのではなく』の著者・高スンヨン氏が…

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政治アイドルを崇拝する部族主義

韓国「97世代」の実像 文在寅政権のコンクリート支持層に  韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領には“鉄板支持層”が付いている。「97世代」というのだそうだ。「1990年代に学生で、1970年代生まれ」の意味だ。現時点で言…

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社会各層に浸透して空論で大衆を扇動

「運動経歴」ない日和見主義者が文政権の核心グループ  先月の本稿(10月17日付)で「青瓦台(韓国大統領府)の半数が運動圏出身」で「従北親中反日離米」政策を進めているが、そうはいっても、彼らが「北朝鮮の工作員」であり「北…

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金正日・正恩親子の素顔

時代背景が全く違う両指導者  北朝鮮の世襲独裁者・金(キム)正恩(ジョンウン)労働党委員長の人物像が伝わる記事が新東亜(8月号)に出ていた。南北会談の実務に関わってきた金(キム)基雄(キウン)元統一部南北会談本部長へのイ…

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“親文”の悪質リプライヤー

ネット上で元慰安婦叩き  日本で22歳の女子プロレスラーがネット上の悪口・批判を苦に自殺した。これを機にインターネット交流サイト(SNS)で匿名の陰に隠れて行われる悪質な書き込みが社会問題となっている。この分野で“先進国…

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中国人留学生の警告

韓国に浸透する共産ウイルス  韓国で学ぶ外国人留学生の約半数は中国人が占め7万人弱。留学動機に国内進学の困難や“箔(はく)付け”が多い中で、共通しているのは自由な学問風土を求めて中国を出て来ることだ。  月刊誌新東亜(5…

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天下分け目の韓国総選挙 「銃を持たない内戦」状態

自由統一か赤化統一かの選択  韓国で4月に総選挙(国会議員選挙)が行われるが、現地では今後の“国体”を決する「天下分け目の決戦」と捉えられている。何がそれほど重要な選挙なのか。  東亜日報社が出す総合月刊誌新東亜(1月号…

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「86世代」断罪する30代 正邪二分法で怨念解消

弱者を代弁する“聖者”と自任  さすがに韓国文在寅政権の左翼っぷりに業を煮やしたのか、政権を担う「86世代」(50代)への怒りを爆発させる声がメディアに登場した。東亜日報が出す総合月刊誌新東亜(12月号)が「総力特集、左…

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文在寅政権の自家撞着 保守派に「土着倭寇」の烙印

由来の東学農民軍の名誉は回復  今、韓国で、日本に理解を示したり、擁護する発言をすると「土着倭寇(わこう)」の烙印(らくいん)を押される。相手を侮蔑する悪口で、「親日派」とほぼ同程度、韓国では最低級の罵(ののし)り言葉だ…

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白頭山が噴火すれば 日本含む周辺国に甚大な被害

共同調査・研究を阻む中国  富士山噴火、南海トラフ地震、東京直下型地震…、地下のプレートが重なる上に位置する日本列島では地震や火山噴火など、自然災害がいつ起きてもおかしくない。お隣の韓国には地震はほとんどないものの、もし…

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日韓通商対立の損益計算 経済損失恐れ政府に泣き付く

安保・善隣関係には言及なし  日韓関係が史上最悪となっているが、韓国メディアではさすがにこれ以上の悪化を防ぎ、関係改善に乗り出すべきだとの論調が増えてきた。しかし、その理由はもっぱら経済への影響が懸念されることに集中して…

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第3の次期大統領候補

反共キリスト教徒の黄教安氏  本欄では韓国の次期大統領候補の一人として現在国務総理(首相)を務めている李洛淵氏を取り上げたことがある(2018年12月15日付)。野党側からは前回の大統領選(17年5月)に出馬した自由韓国…

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米朝ハノイ会談“決裂” 韓国保守派の予測的中

“冷戦構図”の必要性強調  米朝ハノイ会談が“決裂”して、北朝鮮の核問題は「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」の原点に回帰した。会談で未申告の秘密核施設の存在を暴かれて、金正恩労働党委員長は相当にうろたえたようだ。その…

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体制競争で後れ取る韓国

「古い民族主義」脱却できず 誤った文政権の対北政策  東亜日報の総合月刊誌「新東亜」(1月号)に未来戦略研究院の具海祐(クヘウ)理事長が南北韓が「第2の体制競争に入った」と書いており興味深い。  具理事長は、「2018年…

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