「IT先端都市」で活性化へー石川県加賀市


加賀市で開催された「ロボレーブ」(加賀市提供)

 ほとんどの地方都市で若者が転出し、人口減少が続いている。自治体は出産祝い金や保育料・医療費の無料化、また関係人口・交流人口の拡大を促すが、コロナ禍で人出は増えるどころか減少している。

 福井県との県境に位置する石川県加賀市。最盛期には、年間400万人の観光客でにぎわいを見せた加賀温泉郷や、360年以上の伝統ある九谷焼と山中漆器でも知られる同市の人口は、昭和60年代に8万人だったが、現在は約6万4千人。2040年には4万人になると予測され、いわゆる「人口消滅可能性都市」(全国1799自治体のうちの890自治体)の一つに数えられている。


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