ミツバチで大学周辺の緑化・生態系の維持に貢献


キャンパス内で養蜂事業、春~夏にかけて蜂蜜も採取

ミツバチで大学周辺の緑化・生態系の維持に貢献

養蜂事業を開始した千葉商科大学で、最初の巣箱のミツバチを放つ原科幸彦学長(右)=28日、千葉県市川市

 自然との共生などを目的に、千葉商科大学(千葉県市川市)の学生が同学屋上で養蜂事業を始めた。同大では28日、関係者らの見守る中、最初の巣箱のミツバチを放つ「放蜂式」が実施された。

 巣箱一つで1万匹のセイヨウミツバチを飼育し、4月上旬までに全部で5箱の巣箱を設置。4月下旬には蜜を採取でき、5月には地元飲食店と協力したレシピ作りなど、蜂蜜利用の企画案を発表予定だという。

 同大の原科幸彦学長は「蜂の生きる姿は平和的。商業としての未来も考えていきながら、おいしいものを食べて良い輪を広げていければ」とあいさつ。同事業に取り組む同大2年生の浅見乃絵さんは「このプロジェクトを通じて、生き物への感謝や人と自然の共生することへの大切さを知ってほしい」と訴えた。