流血の闘争の果てに、批判への寛容学んだキリスト教
編集局 2016/1/22 2016 世界はどう動く-識者に聞く [会員向け]
聖公会中東・北アフリカ総主教
ムニール・ハンナ・アニス師(下)
キリスト教徒も数世紀前はとても、自己批判や批判されることには不寛容だったということだ。ローマ法王は、教会の教えを批判する何人かのキリスト学者を裁いた。聖公会においても、改革の歴史の中で3人の主教が十字架上で焼かれた。3人とはトーマス・クランマー師、ヒュー・ラティマー師、ニコラス・リドリー師だ。彼らはローマ法王を批判したのだ。英国のメアリー女王は、“血まみれのメアリー”と呼ばれ、ローマ教会を批判した多くの人々を処刑した。
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