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ミャンマーを通り過ぎた日英
歴史家 金子 民雄 多難なスー・チー党首 抵抗感じた「ビルマの竪琴」 2015年11月8日、ミャンマーの総選挙が何十年ぶりかで行われ、アウン・サン・スー・チー党首の率いる最大野党(国民民主連盟NLD)が勝利を収めた。東…

アイオワ州で福音派がクルーズ氏を支持/Evangelicals propel Ted Cruz in Iowa, but Donald Trump supporters remain confident
共和党の大統領候補テッド・クルーズ上院議員は、キリスト教福音派有権者の心をつかみ、党員集会が早期に実施されるアイオワ州で支持を伸ばしている。一方、「ホークアイステート」とも呼ばれる同州のドナルド・トランプ氏支持者らは依…

パリ協定採択で脱化石燃料社会での原発稼働反対の本音が覗く朝毎
◆高揚感ある各紙社説 とにかく参加196カ国の合意がなければ何も始まらない。そこで何とか12日夜(日本時間13日未明)に合意に漕(こ)ぎつけたのがパリで開かれていた国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(CОP21)…

沖縄を現代版「ジパング」に!
海底資源開発 那覇でシンポジウム 魅力ある新産業群根付かせよ 東シナ海の海底に伸びる沖縄トラフには銅・鉛・亜鉛など豊富な海底資源を含む熱水鉱床があることが分かっている。こうした海底資源の将来性について考えるシンポジウム…

オバマ大統領の新しい戦略/President Obama’s new strategy
夢の世界が崩れ落ちてきたので、オバマ大統領は、何か、いや、何でも、彼の業績らしく見せることのできるものを探している。銃規制の強化を任期中最後の年の偉大な業績としたいと思っているが、そのような法制定を加えても、それは、連…

上昇が予想される物価の基調
鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 不安残す17年消費増税 実質家計消費もプラス維持 最近、日本の消費者物価指数が、種類によってまちまちの動きをしているため、新聞紙上などで物価の基調判断がやや混乱し、それが…

気候変動合意に環境保護論者らが反発/Obama-backed Paris climate change deal disappoints environmentalists
今週末、パリで調印されたばかりの気候変動合意をめぐってあらゆる方面から批判の声が上がっている。環境保護論者らは、オバマ氏が支持したこの合意を、空約束にすぎないと攻撃した。 米航空宇宙局(NASA)の元科学者で、世界的…

「ひとり親世帯の貧困」に対策説く毎日などに欲しい家庭再建の観点
◆首を傾げる貧困事例 「ひとり親世帯の貧困防げ」。こんなタイトルの記事が毎日3日付家庭面に載った。記事はひとり親(母子・父子)世帯の「貧困」を取り上げ、自治体の経済的支援策を紹介している。今年1年、ひとり親は子供の貧困…

比次期大統領選、ドゥテルテ氏が支持率トップに
過激発言や道徳性めぐり賛否 死刑復活、容疑者の射殺支持 熱狂的な支持者を抱えるダバオ市長のドゥテルテ氏が、比大統領選への出馬を正式に表明したことで、来年の大統領選は混戦模様に拍車が掛かっている。最新の世論調査では、ドゥ…

習近平中国主席の軍事改革
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 抜本的に踏み込めるか 脅威に即応して戦う態勢に 中国共産党の中央軍事委員会改革工作会議で、習近平主席主導の大規模な軍事改革が11月27日に公表された。軍事改革については、「軍の最高指揮権を…

難民の社会統合促進を
EUと難民 UNHCRウィーン事務所報道官に聞く(下) 鍵握る教育へ投資必要 ――難民の分配問題だが、難民には居住国を選ぶ権利があるのか。それとも収容国が難民を選び、有資格者、高等教育修了者の難民を優先的に受け入れ、自…

「安倍一強」の“閉塞感”打破主張?元首相にスポット当てた新潮、文春
◆角栄氏の人心掌握術 週刊新潮(12月17日号)が「再び振り返る毀誉褒貶(きよほうへん)の政治家の魅力的実像」として田中角栄元首相を取り上げている。一方、週刊文春(12月17日号)では小泉純一郎元首相が安倍政府に苦言を…

難民への懐疑に警告
EUと難民 UNHCRウィーン事務所報道官に聞く(中) 問われる加盟国の連帯 ――欧州ではアフガン難民はもはや収容しないという声が高まっている。なぜなら、シリアやイラクとは違い、アフガンでは国民は居住できるからだ。 …

西側が開けた空白を埋めるロシア-リトアニア外相/Lithuanian foreign minister says Russian propaganda fills void from West
リトアニアの外交トップは8日、リトアニアなど東側諸国は、米国からの明確な支援の表明を強く望んでいるが、その一方でロシアのプーチン大統領は、毅然(きぜん)とした行動のとれない北大西洋条約機構(NATO)をよそに、西側が自…

欧州に今年1年で難民90万人殺到
EUと難民 UNHCRウィーン事務所報道官に聞く(上) レバノンより少ない受入れ 2015年は難民が欧州に殺到した年として記憶されるだろう。12月現在、欧州に殺到した難民総数は90万人を超え、大台100万人に迫っている…

新渡戸「武士道」への注目
「腐敗や経済独占ない」対日観 日本の「安保法制」が成立してから、あれほど喧しかった韓国の非難の声がやんでしまった。というよりも飽きっぽい韓国メディアが取り上げなくなったのだ。だからと言って、韓国人の間にある根深い警戒感…

教科書よりひどい「指導書」の歴史歪曲―韓国
建国否定する社会主義礼賛 韓国で韓国史教科書の国定化をめぐって相変わらず論争が続いている。大規模な街頭デモも起こり、政府への抵抗が強い。こうした国民の強い反発が予想される中で、政府があえて国史教科書の国定化に踏み切った…

犯罪急増の背景に「警察叩き」
萎縮する警官、揺らぐ法秩序 治安悪化の犠牲者は黒人自身 昨年8月に米ミズーリ州ファーガソンで黒人青年が白人警官に射殺されたことをきっかけに、「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」(BLM)と呼ばれる警察に対す…

日本人拉致を忘れず許さず
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 無残な北朝鮮人権問題 茶番にすぎなかった再調査 胸にブルーバッチを付けているが、時々そのバッチは何ですかと聞かれるので、このバッチは「北朝鮮に拉致された日本人を救出支援するためのシンボ…

共和党、パリ気候変動会議めぐりオバマ氏を攻撃/Republicans move to undermine Obama on Paris climate deal
オバマ政権当局者らがパリの気候変動会議で話し合いを行う一方で、気候変動に懐疑的な有力者らは、テッド・クルーズ上院議員が開催する上院小委員会の公聴会で証言する。 このタイミングは偶然ではない。オバマ大統領は、パリ会議で…

H2A初の商業衛星打ち上げに地理的な弱点の克服など各紙が評価
◆MRJに続きエール 日本の航空宇宙業界にとって、2015年の今年はまさに記念すべき年になったと言えるだろう。約半世紀ぶりの国産旅客機、三菱リージョナルジェット(MRJ)の初飛行成功と、H2Aロケット29号機による初の…

辺野古代執行訴訟の第1回口頭弁論が開かれた
翁長沖縄県知事、法律論避け政治的主張のみ 「承認取消は違法」に反論せず 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)のキャンプ・シュワブ沖(名護市辺野古)への統合縮小をめぐり、政府が翁長(おなが)雄志(たけし)知事に…

パリの夢/Paris dreaming
「世界を救え」という文句は、漫画本の中心テーマであるが、一部の有名人のエゴがそのファンタジーにはしっかり根を下ろしている。それにはローマ法王でさえ含まれているのだ。「地球温暖化」というはやり言葉は、世界の注目をパリの国…
