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和の精神で憲法13条凌駕を
NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 理解不能な「個」の思想 日本人に馴染まぬ西洋哲学 日本国憲法は連合軍総司令部(GHQ)により「個人」という異様な思想の上に構成されているがために、戦後70年…

イスラム教徒改革運動、過激派を非難/Muslim Reform Movement decries radical Islam, calls for equality
イスラム過激派に公然と反対するのは勇気のいることだ。イスラム教徒であっても勇気がいることだが、イスラム教徒だからこそなおさら勇気がいることなのかもしれない。 アスラ・ノマニさんに聞いてみた。ノマニさんは10人ほどのイ…

公務員の特定秘密「適正評価」にプライバシーで抗う共同配信地方紙
◆推測で書く「抵抗感」 昨年12月に特定秘密保護法が反対運動の喧噪の中で制定されて1年、特定秘密を扱う公務員らが秘密を漏らす恐れがないかを調べる「適性評価」がほぼ終わり、同法は1日に完全施行された。 特定秘密の取り扱…

拉致事件の解決を期待
北朝鮮に拉致された日本人が全員日本に帰国する日は来るのだろうか。 平成14(2002)年9月17日、初の日朝首脳会談で日本人拉致を北朝鮮が公式に認め、5人の拉致被害者が北朝鮮から帰国した。あれから13年が過ぎた。 …

デイトン和平協定20年 ボスニア問題の罪人は和平協定
国際経済比較研究所上級エコノミスト ウラジミール・グルゴロフ氏に聞く 20万人の犠牲者、200万人の難民・避難民を生み出した欧州戦後最大の民族紛争、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992年4月~95年12月)に終止符を…

台頭する北朝鮮新興富裕層
党幹部と癒着、建設投資で儲け 北朝鮮版「赤い資本家」とも称される首都・平壌に居住する新興富裕層の台頭が著しいという。彼らは党幹部と癒着して高層マンション建設の投資で一儲(もう)けしたり娯楽施設でエンジョイするなど、食う…

公民教科書と反安保法の因果
大月短期大学名誉教授 小山 常実 記述ない国家観・国防 優等生ほどお花畑の世界観 本年9月19日、安保法制が成立した。混迷に混迷を深めた安保法制論議を聞いていて、三つのことを思った。相互に関連する日本共産党、公民教科書…

福島大、「農学系学部」新設を本格検討
平成30年度春のスタート目指す 国立大学法人福島大学(福島市)はこのほど、「総合科学としての農学」を学ぶ学士課程レベルの教育研究組織(学部相当、4年間)を設置することについて本格的な検討を始めた。組織の開設時期は平成3…

米中の宇宙開発の協力を後押し―NW日本語版の“軟弱外交”のススメ
◆一貫して「宇宙開発」 ニューズウィーク(NW)日本語版12月8日号に「宇宙での『中国外し』は限界」と題し、「宇宙開発 NASA(米航空宇宙局)が中国と協力することは禁じられているが存在感を強める中国を無視し続けるのは…

憂うべき人口減時代の到来
経済ジャーナリスト 尾関 通允 国内経済の停滞に直結 ロボット活用など対策必要 小児科や産科のある病院数が減り始めているとのニュースを、しばらく前に聞いた。また、それより少し前には、学習塾の数がかつてほどには多くなくな…

日本の不動産「爆買い」の中国富裕層を扱い社会の明暗示したクロ現
◆永住権が目的と指摘 今年の流行語大賞になった「爆買い」。受賞したのは免税店社長だが、中国人観光客が大挙してデパートや量販店、飲食街や観光スポットで買い物をする風景はケタ違いの豪快さだった。 世相を手っ取り早く映すテ…

対IS、三つの手術 決断と覚悟が迫られる
パリのテロ事件後、日本の左派メディアには、対IS(「イスラム国」)空爆強化批判が多かった。「対話と貧困者支援でテロ根絶」から「安倍首相は、『テロ組織加入を考えている諸君…世界をよりよくするため共に歩もう』と呼びかけよ」…

イランは核査察官らを欺いている-反体制組織が警告/‘Top secret’ Iranian committee lying to nuclear inspectors, dissidents warn
イラン反体制派組織は、イラン政府が、今夏の核合意を実施する国連査察官をあざむこうとしており、「極秘委員会」を設置し、査察機関である国際原子力機関(IAEA)ににせ情報を提出したと指摘した。 イラン国家抵抗委員会(NC…

「埋め立て取り消し」「代理署名拒否」、知事の違法行為は沖縄の恥
《 沖 縄 時 評 》 法治を壊す翁長、大田両氏 「翁長知事と大田元知事は沖縄の恥だ」と主張するのは、2人の知事を政治的に嫌いだからだと思うかもしれない。2人が嫌いであることは否定しない。しかし、嫌いだから「沖縄の恥」…

評論家の江藤淳氏が亡くなって16年。最近では…
評論家の江藤淳氏が亡くなって16年。最近では言及されることは少ない。生前の活躍が目覚ましかったことを考えると、落差の大きさに驚く。単に顧みられないのではなく、むしろ積極的に排除されている印象がある。死んでなお、村八分に…

ロシア爆撃機撃墜事件、露・トルコが非難の応酬
トルコ領空を侵犯したとされるロシア軍の爆撃機が11月24日、トルコ軍の戦闘機に撃墜されたことを受け、ロシアのプーチン大統領は28日、トルコに経済制裁を科す大統領令に署名した。プーチン大統領は、撃墜はトルコが過激派組織「…

軍用犬の帰国・引き取り容易にする新法成立へ/New legislation facilitates military dogs’ return to U.S., adoption by battlefield handlers
米軍は「誰も置き去りにしない」ことに誇りを持っているが、軍用犬となるとそうばかりでもない。 軍用犬が、戦場に仕掛けられた爆弾を発見し、数多くの命を救ってきたことは間違いない。しかし、さまざまな理由から、長いテロとの戦…

CОP21/中印の削減率がGDP当たりの問題を説明した読売社説
◆危機認識する各論調 いよいよ待ったなし――となったのが地球温暖化対策である。温暖化の影響は、この10月には観測史上最大級のハリケーンがメキシコを襲うなど世界各地で干ばつや豪雨などの被害をもたらす異常気象として顕在化し…

ロシア軍機撃墜、対IS戦線にほころびも
トルコ軍機が「領空侵犯」を理由にロシア軍機を撃墜した事件は、過激派組織「イスラム国(IS)」壊滅に一致して動こうとしていた国際社会の一体化を破壊する方向に向かう懸念を生じさせている。 (カイロ・鈴木眞吉) 中東でロシア…

古い歴史の地での新たな危機/A new crisis in an old place
昨今は、恐ろしい時代である。未来への誤算は、すべての人が代価を払わなくてはならない高価なものになり得る。一人の皇太子の射殺だけで、第1次世界大戦が勃発した。また、日本の軍国主義者らは、軍備がしっかりしていない(厭戦〈え…

シリア難民で窮地の共和党
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 原因は米外交の失敗 自身の責任認めないオバマ氏 【ワシントン】シリア難民の問題が全米を騒がせている。発端は大統領にある。必死で外交政策の失敗から注意をそらし、安全地帯に逃げ込…

独における反イスラム言動
日本大学名誉教授 小林 宏晨 平和的共存を乱す危険 無制限ではない言論の自由 人々は、その意見を自由に表明し、議論する場合にのみ、その政治意思を形成することができる。これこそが民主制の基盤である。しかし、他者を中傷し、…

「夫婦別姓」容認の各社説など「家族の多様性」論に欠ける子供の福祉
◆「個」を理由に正当化 本紙27日付論壇時評に「家族の復権」と題する月刊誌「正論」12月号の特集が紹介されていた(森田清策・編集委員)。テレビも新聞も「家族の多様性」を理由に同性婚の容認論に染まっているが、容認論は子供…
