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評論家の江藤淳氏が亡くなって16年。最近では…
評論家の江藤淳氏が亡くなって16年。最近では言及されることは少ない。生前の活躍が目覚ましかったことを考えると、落差の大きさに驚く。単に顧みられないのではなく、むしろ積極的に排除されている印象がある。死んでなお、村八分に…
ロシア爆撃機撃墜事件、露・トルコが非難の応酬
トルコ領空を侵犯したとされるロシア軍の爆撃機が11月24日、トルコ軍の戦闘機に撃墜されたことを受け、ロシアのプーチン大統領は28日、トルコに経済制裁を科す大統領令に署名した。プーチン大統領は、撃墜はトルコが過激派組織「…
軍用犬の帰国・引き取り容易にする新法成立へ/New legislation facilitates military dogs’ return to U.S., adoption by battlefield handlers
米軍は「誰も置き去りにしない」ことに誇りを持っているが、軍用犬となるとそうばかりでもない。 軍用犬が、戦場に仕掛けられた爆弾を発見し、数多くの命を救ってきたことは間違いない。しかし、さまざまな理由から、長いテロとの戦…
CОP21/中印の削減率がGDP当たりの問題を説明した読売社説
◆危機認識する各論調 いよいよ待ったなし――となったのが地球温暖化対策である。温暖化の影響は、この10月には観測史上最大級のハリケーンがメキシコを襲うなど世界各地で干ばつや豪雨などの被害をもたらす異常気象として顕在化し…
ロシア軍機撃墜、対IS戦線にほころびも
トルコ軍機が「領空侵犯」を理由にロシア軍機を撃墜した事件は、過激派組織「イスラム国(IS)」壊滅に一致して動こうとしていた国際社会の一体化を破壊する方向に向かう懸念を生じさせている。 (カイロ・鈴木眞吉) 中東でロシア…
古い歴史の地での新たな危機/A new crisis in an old place
昨今は、恐ろしい時代である。未来への誤算は、すべての人が代価を払わなくてはならない高価なものになり得る。一人の皇太子の射殺だけで、第1次世界大戦が勃発した。また、日本の軍国主義者らは、軍備がしっかりしていない(厭戦〈え…
シリア難民で窮地の共和党
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 原因は米外交の失敗 自身の責任認めないオバマ氏 【ワシントン】シリア難民の問題が全米を騒がせている。発端は大統領にある。必死で外交政策の失敗から注意をそらし、安全地帯に逃げ込…
独における反イスラム言動
日本大学名誉教授 小林 宏晨 平和的共存を乱す危険 無制限ではない言論の自由 人々は、その意見を自由に表明し、議論する場合にのみ、その政治意思を形成することができる。これこそが民主制の基盤である。しかし、他者を中傷し、…
「夫婦別姓」容認の各社説など「家族の多様性」論に欠ける子供の福祉
◆「個」を理由に正当化 本紙27日付論壇時評に「家族の復権」と題する月刊誌「正論」12月号の特集が紹介されていた(森田清策・編集委員)。テレビも新聞も「家族の多様性」を理由に同性婚の容認論に染まっているが、容認論は子供…
ハメネイ師、イラン穏健化のオバマ氏の夢を一蹴/Ayatollah dashes Obama moderation hopes, reaffirms commitment to Iran’s Islamic Revolution
イランの最高指導者は米国との核合意にも臆することなく、イランで最も名声が高く、強力な軍事組織の将校らを前に、イスラム革命は37周年を迎え、今後も続く、心を一つにして実行していくと語った。 最高指導者ハメネイ師のメッセ…
日本・トルコ友好125周年、合作映画『海難1890』
和歌山・串本町で毎年慰霊祭 田中光敏監督に聞く 今年は日本とトルコ友好125周年を迎えたが、両国の友情は明治23(1890)年に親善使節として訪日したトルコ軍艦エルトゥールル号が和歌山県串本町沖で遭難した際の地元民の懸…
テロリストに変貌する若者ら
移民同化政策に限界 欧州の価値観揺さぶるテロ フランス・パリで13日に起きた同時多発テロは、フランスのみならず、欧州全体に重い難問を突き付けている。テロは折しもシリアからの大量難民受け入れに欧州全体が奮闘している時に起…
中台首脳の握手を危惧する
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 台湾の民主主義を守れ 移民論議は宗教を前提に 現象を見て原因を軽視する傾向が現在の日本の指導層に見えるのは残念である。これは政界のみならず財界や言論界でも言えることである。だから…
ギャラリーは「大森山動物園」
秋田公立美術大学がコラボ 秋田市の大森山動物園(小松守園長)を舞台にこのほど、秋田公立美術大学の学生たちによって動物の大壁画や彫刻などが展示された。同園にとっては平成19年から行われている同大との協力活動。一方の学生に…
ISテロと米軍誤爆を同じに扱う報ステ・古舘氏を見逃さない新潮
◆反米親テロリスト? 「日本の言論空間は異質だ」と週刊新潮(12月3日号)は呆れ嘆く。その通りだ。たとえ日本に侵略軍が押し寄せても、憲法九条をかざせば、その「崇高な精神」に怖れをなして、すごすごと引き返す、というマンガ…
次世代型産業の受け皿作りへ
ソムキット副首相が訪日講演 タイのプラユット首相が今夏、断行した内閣改造の目玉は、経済チームの総合責任者にプリディヤトーン副首相に代わってソムキット元財務相を副首相(経済担当)に抜擢(ばってき)したことだった。ソムキッ…
ロシア機撃墜の上にシリアでの露の危険な動きに警告発するWSJ
◆シリア情勢が複雑化 ロシア軍爆撃機がトルコ軍機に撃墜されたことで、シリア情勢はいっそう複雑化してきた。パリ同時テロもありこのところ欧米各紙は過激派組織「イスラム国」(IS)、シリア情勢への注目が高いが、ロシアの介入に…
中国の南シナ海領有の野望
元統幕議長 杉山 蕃 巧妙に進める実効支配 国際協議による解決が重要 APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議、ASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議が行われ、懸案の南シナ海における中国の一方的な領有権主張、…
オバマ氏の自然エネルギー計画がまた失敗/Obama green energy project Abengoa on verge of bankruptcy; demise recalls Solyndra
アベンゴアはスペイン企業で、オバマ大統領自らが自然エネルギープロジェクトに選んだ。これで2社目だ。アベンゴアは現在、破産寸前で、巨額の税金が失われる可能性があり、政府はまたエネルギー部門の敗者に賭けをしているという見方…
五木寛之氏の講演録 「自分という奇蹟」に共感
深く感じる人生の意味 最近ふと手に取った文庫本、五木寛之氏の「自分という奇蹟」(PHP文庫)を読んだ。内容はスミセイライフミュージアム「生きる」の講演録で、大変深く人生の意味を感じさせる内容だった。 久々に心和む思い…
「同性婚」の問題点 子供の福祉抜き去る
婚姻制度崩れて国滅びる 今年6月末、米国の連邦最高裁判所が「同性婚」を全米で合法化する判断を下した。国内では4月、東京都渋谷区が同性カップルに「結婚に相当する関係」と認める証明書を発行することを盛り込んだ、いわゆる「パ…
空自の緊急発進年々増加
世日フォーラム沖縄 自民・田村氏が警鐘 本紙の読者でつくる「世日フォーラム沖縄」主催の第38回「沖縄と日本の未来を考える講演会」が26日夕、沖縄県那覇市の沖縄県立博物館・美術館講堂で開催され、自民党政調会調査役の田村重…
来月ベネズエラ総選挙、与野党逆転の可能性
強権政治行うマドゥロ政権 南米ベネズエラで来月6日に中間選挙(国会議員選挙)が実施される。世論調査では野党有利だが、反米左派マドゥロ大統領の強権政治と選挙監視団の受け入れ拒否などもあり予断を許さない状況だ。 (サンパウ…