福島大、「農学系学部」新設を本格検討


福島大、「農学系学部」新設を本格検討

平成30年度春のスタート目指す

 国立大学法人福島大学(福島市)はこのほど、「総合科学としての農学」を学ぶ学士課程レベルの教育研究組織(学部相当、4年間)を設置することについて本格的な検討を始めた。組織の開設時期は平成30年春を目指し、既存の2学群4学類の再編も行う。(市原幸彦)

 東京電力福島第一原発事故の復興再生に加え、環太平洋連携協定(TPP)への対応、農家の高齢化や担い手不足といった構造的な問題もあり、福島県の基幹産業である農業は大きな転換点を迎えている。また、農業の企業経営的な発想の必要性が指摘される。


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