憂うべき人口減時代の到来


尾関 通允

国内経済の停滞に直結

経済ジャーナリスト 尾関 通允

 小児科や産科のある病院数が減り始めているとのニュースを、しばらく前に聞いた。また、それより少し前には、学習塾の数がかつてほどには多くなくなりつつあるとのマスコミ報道も耳にした。いずれもが、この国すなわち日本がいよいよ人口減少時代に徐々とながら移行し始めていることを、厳然たる事実として、われわれ国民全体に突き付けている。人口減――大変な事態にどう対応するのか、効果的な具体策の策定とその着実な推進を急がねばならない。


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