対IS、三つの手術 決断と覚悟が迫られる


山田寛

 1979年、カンボジアのポル・ポト国民虐殺政権を倒したベトナム軍侵攻は国際的に非難されたが、それで何十万もの国民が命拾いした。私は直後の現地取材で、「外国が攻めてきて救ってくれるのを願っていた」という声を、多数聞いた。

 日本は貧困者支援などで大いに貢献すべきだが、それは栄養剤投与。手術とは別次元だ。

 だが、これまでロシアの空爆は、他の反アサド政権勢力をより標的とし、トルコのそれは、ISと戦うクルド人武装勢力の拠点を、より熱心に爆撃するように見えた。


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