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台中接近から日米台連携へ 台湾総統・立法院選が示すもの
国民党支配からの決別選んだ民意 平成国際大学教授 浅野 和生 1980年米大統領選挙でのレーガンの勝利を彷彿(ほうふつ)とさせる「蔡英文の地滑り的勝利」であった。去る1月16日の、台湾における総統(大統領)と立法院(国…
難民のソーシャルメディア審査へ/U.S. screening refugees’ social media accounts
国土安全保障省の局長によると、同省は、イラク人とシリア人難民申請者のソーシャルメディアアカウントの審査を試みようとしている。移民当局者らが、外国人戦闘員がサイバー空間に残した痕跡から移民の目的を探ることができる可能性が…
緊急事態条項「憲法に必要」90%あった阪神大震災後の95年読売調査
◆21年経た地元紙社説 阪神・淡路大震災から17日で21年を経た。震災が残した教訓の中で次の二つが印象的だった。ひとつは初動態勢の遅れで被害を広げたこと、もうひとつは地域の助け合いで犠牲を最小限に抑えたことだ。地元、神…
教育環境のIT化どこまで
「デジタル教科書」にみる実情 社会の情報化が急速度に進む中、教育現場でもそれにどう対応するかが大きな課題となっている。政府は、平成25年6月の「世界最先端IT国家創造宣言」(26年6月全面改訂)で、世界最高水準のIT利…
当初、モルディブで嫌われた日本の防波堤
モルディブの環境問題と日本 駐日モルディブ共和国全権大使 アハメド・カリール氏に聞く 21世紀はインド洋の世紀といわれるが、そのセンターに位置するモルディブの地政学的重要性は論を待たない。そのモルディブと日本の関係は結…
揺れだした共通の価値観 分裂の危機に瀕するEU
難民殺到で加盟国に亀裂 欧州連合(EU)は創設以来、紆余(うよ)曲折を経ながらも拡大してきた。創設当初6カ国時代から現在28カ国に拡大し、加盟を希望する候補国はブリュッセルのEU本部前で列をなしている。ところが、北アフ…
少年法適用年齢引下げの是非
一般社団法人教育問題国民会議理事長・弁護士 秋山 昭八 「国法上の統一性」は疑問 現行法の「20歳」を踏まえよ 9月10日、自民党の成年年齢に関する特命委員会が取りまとめた提言では、公職選挙法の選挙年齢が18歳以上とさ…
台湾に吹いた蔡英文旋風、中・米とも織り込み済み
台湾に吹いた蔡英文旋風(上) 平和担保の覚悟問われる日本 台湾のトップを決める総統選は、民主進歩党の蔡英文主席が国民党の朱立倫主席の倍近い票を獲得し圧勝。立法院(国会、定数113)選でも、民進党が現有40議席から68議…
北朝鮮・金第1書記の兄、正哲氏 後継決定期、音楽に耽溺
北朝鮮の最高指導者・金正恩第1書記が父・金正日総書記の後継者に決まった時期を前後した約2年間、兄の正哲氏が英国の有名ギタリスト、エリック・クラプトンの関連グッズを大量に注文していたことが17日、本紙が入手した北朝鮮の内…
水産資源存続に対する危機感の高まりを、日本のせいにするアエラ
◆「判決」の内容を誤解 アエラ1月18日号の「捕鯨再開でマグロ漁に飛び火? マグロが食卓から消える」は、今日、水産資源の持続的可能性を目指す国際社会の中で、「日本に対する海外の眼差しが年々厳しさを増している」という内容…
習中国主席の軍事改革動向
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 党優位で戦える軍隊に 「党の柱石」陸軍を格下げ 北朝鮮の核実験が注目を集めているが、着々と進められる中国の軍事改革からも目を離してはなるまい。そこで、昨年末の三つの新編組織と垣間見えてきた…
ペルシャ湾岸情勢緊張の背景に「イランの帝国主義」指摘するWSJ
◆影響拡大を画策する サウジアラビアで、イスラム教シーア派の高位聖職者ニムル師の死刑が執行されたことにイランが強く反発、ペルシャ湾岸に緊張が走った。これに関し米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「イランとロ…
民主議員が女性の海兵隊編入求める海軍長官を批判/Liberal Democrat slams ‘ridiculous’ Navy chief for forcing female integration on Marines
元海兵隊員の議員とリベラル派民主党議員が、メイバス海軍長官が出した女性の戦闘任務に関する包括的指令を攻撃している。 アフガニスタンとイラクで海兵隊将校として戦ったハンター下院議員は12日、メイバス氏を「軍としての海兵…
砕かれた「アラブの春」の理想 イスラム過激派が台頭
中東・アラブ諸国で、2010年暮れから始まった、長期独裁政権打倒と自由民主主義を求めた「アラブの春」運動は、昨年末で丸5年が経過した。最近「アラブの秋・冬になってしまった」との嘆きが聞かれる原因は、イスラム過激派勢力が…
月刊朝鮮に移民推進論 高齢化で嫁と労働力が不足
多文化説くも課題多い民族性 韓国は日本に迫るほど高齢化が進んでいる。さらに少子化も深刻だ。ソウル駐在の同僚が、「『兄弟が5人いるというと、クラスで笑われる』と現地校に通っている息子が言っていた」という。最近の韓国人カッ…
新東亜の「新征韓論」 読まれる「軍国主義」日本
羮に懲りて膾を吹く対日不信 日韓両国は「慰安婦問題」で合意に達し懸案の一つを“解決”して、朴槿恵(パククネ)大統領就任以来の「非正常」な関係から「正常」に向かおうとしている。日韓の反目は国際社会の反対を押し切って核・ミ…
守りたい伝統行事 心の教育に良いお正月
家族で迎える「年の神」 伝統や風習、歳事や儀式が年ごとに薄れて行く昨今、年頭を祝う日本古来の「正月」行事の陰が薄くなってしまった。 時代と共に移り変わることは仕方ないが、寂しい。 正月はもともと、「年の神」を家へ迎…
世界はジャングルの秩序 中東の父子鷹はどうする
1991年1月17日、米軍などが、クウェート侵攻中のイラクへの空爆を開始、湾岸戦争が始まった。ブッシュ(父)米大統領は、「侵攻は絶対許せない。今や新世界秩序が進行しているのだ」と強調した。東西冷戦が終結しそうな中、中東…
計画的移民の検討に着手を
鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 日本の地盤沈下を防げ 成長率を下げる就業者減少 年頭に当たり、日本のマクロ経済を回顧し、将来を展望してみよう。 まず経済成長率を10年ごとに見ると、1960年代は高度成…
ランド・ポール氏、「下位」討論会への参加拒否/Paul quickly rejects invitation to join ‘second-tier’ event
ランド・ポール上院議員と実業家カーリー・フィオリーナ氏は、サウスカロライナ州で今週行われるゴールデンタイムの共和党大統領候補討論会に参加できないことが明らかになった。ケーブル・ニュース局のFOXビジネス・ネットワークが…
花も実もある充実した内容だった読売の新年シリーズ「明日を語る」
◆“横綱相撲”の顔ぶれ 旧年を真っ白にリセットして新しい気持ちで希望を膨らませる年の始まりに読む新聞の楽しみは、今年はどんな年になるだろうかと多方面にわたり未来を展望する記事を読みながら自分なりに考えられることではない…
宜野湾市民訴訟、原告は112人
支援の署名は2万超 沖縄県の米軍普天間飛行場の移設計画に関し、翁長武志知事が名護市辺野古の公有水面埋め立て承認を取り消したことが理由で宜野湾市民の生存権が脅かされるとして同市民が集団訴訟している件で、那覇地裁は12日、…
翁長雄志沖縄県知事礼賛に終始する地元2紙
浜比嘉勇・沖縄市議に聞く 「中国の脅威」議論避ける 翁長雄志知事が2014年末に就任して以来、沖縄の地元メディアが普天間飛行場の名護市辺野古沖への移設に反対の論調を続けている。こうした中、沖縄市議会の浜比嘉勇議員(会派…