陳腐なオバマ氏の一般教書
チャールズ・クラウトハマー 2016/1/19 コラム|北米・中南米 [会員向け]
見るべき成果ない外交
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー
【ワシントン】オバマ大統領の12日夜の議会での演説は、国家の現状というよりも、大統領職の現状について物語るものだった。
知的消耗の兆候があちこちに見られる。3点だけ取り上げて検討してみよう。シリアで成功し、国外での米国の地位を高め、「イスラム国」(IS)に対して優位に立っていると訴えたが、その後、すでに陳腐化した点に言及し、「正義を実行するという米国の約束に疑念を持つなら、ウサマ・ビンラディンに聞けばいい」と語った。
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