IPCC報告書 アマゾン森林消失を警告


 近年、アマゾン熱帯雨林では、旱魃(かんばつ)による降雨量の低下と熱波が引き起こす強風が、森林の生命力を奪いながら樹高の高い木をなぎ倒すなど、人為的な森林伐採や森林火災と共に森林消失を加速させる原因となっている。

 ブラジルと英国の大学の共同研究によると、特にアマゾン南部で森林の崩壊が進んでおり、森林縁部にある樹木の7割以上が生命を保てない状態にある。

 旱魃や熱波は、アマゾンだけでなく、ブラジル各地やアルゼンチン、パラグアイなどで森林火災を引き起こし、消火活動を妨げている。


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