過去の奴隷貿易で謝罪要求 ジャマイカ 英王子夫妻が訪問


 

 カリブ海の島国ジャマイカの政治家、人権活動家、学者らが、22日までに公開書簡を発表、植民地時代に英国がジャマイカで行った奴隷貿易による人権侵害への、謝罪と賠償を要求した。

 一方、エリザベス女王即位70周年で中米やカリブ海地域の英連邦諸国を訪問している英国のウィリアム王子(王位継承位2位)と妻キャサリン妃は22日、ジャマイカの首都キングストンに到着、無形文化遺産でもあるレゲエ音楽発祥の地などを訪問した。

 ジャマイカの有識者や著名人100人近くが名前を連ねた公開書簡は、「女王とその先代によって、(ジャマイカでは)人類史上最大の人権侵害が行われた」などと糾弾している。

(サンパウロ・綾村悟)