[台湾総統選]
「一つの中国」拒否した台湾
NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 難問に挑む蔡次期総統 日本と海洋国の本領発揮を 台湾の総選挙は予想通りとはいえ民進党の大勝利で終わった。台湾人の良識を高く評価し、心からの祝辞を述べたい。 …
蔡英文氏当選に韓国の心中複雑
台湾の次期総統に当選した民進党の蔡英文氏に韓国が戸惑いを隠せずにいる。親中路線とは一線を画し、日米との親密ぶりをアピールしているためだ。韓国女性アイドルグループの台湾出身メンバーによる国旗騒動が重なったこともあり、戦略…
台湾総統選 蔡氏勝利を祝う
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 花開いた蒋経國の英断 国民が知恵と勇気ある行動 台湾の国民が勇気と知恵をもって行動に出た。1月16日の台湾総統選及び議会の選挙は民進党が大躍進し勝利を収めた。総統選に関しては国民…
中国に「道徳空白」の難題
台湾に吹いた蔡英文旋風(下) 「富強有徳」志向へ台湾の役割 今回、立法院選挙で注目を浴びたのは、弟を愛した熱血の姉・洪慈庸氏だ。弟は兵役終了日を直前に控えながら隊内でいじめに遭遇し、死亡する。その真相究明を求め、軍を前…
習近平氏の「台湾併合」野望懸念
台湾に吹いた蔡英文旋風(中) 東アジアの自由と安保を左右 中台統一は中国の悲願だ。福建省で17年間、勤務した経験があり台湾専門家を自負する習近平国家主席にとっても、台湾問題は自らの政治生命を決定しかねない重要事項だ。少…
台中接近から日米台連携へ 台湾総統・立法院選が示すもの
国民党支配からの決別選んだ民意 平成国際大学教授 浅野 和生 1980年米大統領選挙でのレーガンの勝利を彷彿(ほうふつ)とさせる「蔡英文の地滑り的勝利」であった。去る1月16日の、台湾における総統(大統領)と立法院(国…
台湾に吹いた蔡英文旋風、中・米とも織り込み済み
台湾に吹いた蔡英文旋風(上) 平和担保の覚悟問われる日本 台湾のトップを決める総統選は、民主進歩党の蔡英文主席が国民党の朱立倫主席の倍近い票を獲得し圧勝。立法院(国会、定数113)選でも、民進党が現有40議席から68議…
台湾次期総統、対中傾斜是正へ戦略再構築を
台湾の総統選挙で台湾独立を志向する最大野党・民主進歩党の蔡英文主席が、中国との融和路線を唱える与党・国民党の朱立倫主席を大差で破って勝利した。 女性総統の誕生は台湾史上初めてだ。蔡主席は4年前に敗れた雪辱を果たした。…
台湾総統に蔡英文氏、中国依存脱却へ日台関係強化を
台湾の総選挙は予想通りとはいえ民進党勝利で終わった。台湾人の良識を高く評価し、心からの祝辞を述べたい。しかし、蔡英文政権が直面せざるを得ない多種多様な内憂外患を自分の問題として真剣に考えることこそ、台湾を心から愛する者…