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フィリピン大統領選の世論調査、ビナイ副大統領が単独首位に

 5月に行われるフィリピンの大統領選挙は、候補者が出そろい国民の関心も高まっている。毎月のように発表される世論調査では、活発に順位が入れ替わる混戦状態が続いており、まだ有権者の意思は固まっておらず、どの有力候補にも当選の…

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日本人が知るべき日本列島

拓殖大学地方政治行政研究所客員教授 濱口 和久 広範囲に及ぶ火山の島 激しい気候変化と地震頻度  日本人は日本列島のことをどれだけ知っているだろうか。少々、地理の授業になるかもしれないがお付き合いいただきたい。 「日本列…

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膠着状態の南北、4月総選挙で“従北”勢力支援強化も

2016 世界はどう動く-識者に聞く(15) 元韓国治安政策研究所研究官 柳東烈氏(下) 近年、平壌では高層マンションなどをはじめ大型建造物が立ち並ぶようになった。経済は上向きだとする見方もある。  金正恩第1書記の指示…

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危険、ナチス、独裁…とアジ演説的な「サンモニ」の緊急事態条項批判

◆正装神妙なSMAP  「わたしSMAP世代なんですよ~」。子供が同じ高校に通っていた、あるお母さんの“自己紹介”を思い出した。冷やかしたかどうかは覚えていないが、市井の大人まで自分の世代を言い表す代名詞にもしているグル…

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2015年は最も暑い年だった、気候変動で新たな議論/Climate debate heats up after 2015 described as warmest year on record

 連邦政府の気候学者らが20日、2015年はこれまでで最も暑い1年だったと発表したことで、地球温暖化めぐって新たな議論がわき起こり、懐疑派はこの発表に異議を唱えている。  東海岸が大雪に備える一方で、米海洋大気局(NOA…

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金正恩第1書記 「中長期政権」の岐路に

2016 世界はどう動く-識者に聞く(14) 元韓国治安政策研究所研究官 柳東烈氏(上) 北朝鮮は新年早々「水爆」と称し4回目の核実験に踏み切った。北の狙いは何か。  まず政治的な意味は実権を握って5年目に入り、強盛国家…

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民主党の「勝負の年」、新党「これが最後」が前提

衆参同日選想定し公約作り  2016年新春の民主党機関紙(「プレス民主」1月1日号と15日号)から、同党と①選挙②野党勢力結集③連合との関係―についてみてみたい。トップは1日号が「勝負の年の抱負語る」(見出し)との岡田克…

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「経済」で臨む自公、“敵”は海外、株安・TPP

逃げられない「憲法・安保」  通常国会の論戦では安倍晋三首相が憲法改正について前向きな答弁をしている。また、安保法制に反対する野党は繰り返し争点化を試みようとしている。参院選に向けて世論上の注目を集めるテーマだが、与党の…

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「政局」下の共産党、新春に霞む「国民連合政府」

その後「赤旗」で強調せず  日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」日曜版1月3日号の新春対談は、案の定「国民連合政府」の宣伝だった。志位和夫委員長と社民党の月刊機関誌「社会民主」にも連載を持つ元朝日新聞コラムニストの早野透氏…

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結婚で繁栄する人類 家庭の基盤を崩す同性婚

懸念される渋谷区条例  昨年3月31日、東京・渋谷区議会でパートナーシップ条例が成立、米国で増加している同性婚が日本でも増えるきっかけになりそうだ。  人間にとり男女による正常な結婚は、地球人類の繁栄の基盤として神にも祝…

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流血の闘争の果てに、批判への寛容学んだキリスト教

2016 世界はどう動く-識者に聞く(13) 聖公会中東・北アフリカ総主教ムニール・ハンナ・アニス師(下) キリスト教の歴史では、宗教改革があり、聖書が批判される時代を経過して、信仰は穏健化したように思える。イスラム教に…

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米大統領選 「想定外」の展開で予備選突入へ

 11月の米大統領選に向け、民主、共和両党の候補者を決める予備選・党員集会のスタートまで約10日となったが、両党とも「想定外」の展開になっている。共和党はいずれ失速すると言われ続けてきた不動産王ドナルド・トランプ氏が勢い…

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パラリンピック創始の哲学

獨協大学教授 佐藤 唯行 スポーツをリハビリに 亡命医師グットマンが発想  4年後のオリンピック東京大会を控え、同時開催されるパラリンピックへの関心も俄に高まっている。この国際的催しを創始した人物こそ、ナチスの圧制を逃れ…

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イスラム教の聖典解釈、「文字通り」は危険はらむ

2016 世界はどう動く-識者に聞く(12) 聖公会中東・北アフリカ総主教ムニール・ハンナ・アニス師(上) イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」によるテロが吹き荒れている。背景には、イスラム過激派思想があることが明ら…

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制裁解除でイランに企業が殺到/Iran welcomes business rush as sanctions are lifted

 時間はかからなかった。  イランへの国際的な経済制裁を解除する合意が署名されるとすぐに、欧州とアジアの大企業は契約を交わし始め、主要国の指導者らは、イラン政府へ貿易使節団を派遣することを検討し、閉鎖されていた油田への注…

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AIIB事業開始に中国の恣意的な運用の懸念を深める読売、産経

◆公正運用求めた読売  中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)が北京で設立式典を開き、本格的な業務を開始した。  AIIBにはアジアや欧州などから57カ国が参加。参加国が拠出する資本金は計1000億㌦(約11兆…

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中国に「道徳空白」の難題

台湾に吹いた蔡英文旋風(下) 「富強有徳」志向へ台湾の役割  今回、立法院選挙で注目を浴びたのは、弟を愛した熱血の姉・洪慈庸氏だ。弟は兵役終了日を直前に控えながら隊内でいじめに遭遇し、死亡する。その真相究明を求め、軍を前…

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宜野湾市長選24日投開票 普天間移設めぐり保革が大接戦

 普天間飛行場の移設問題が最大の焦点となっている宜野湾市長選が17日に告示され、24日に投開票される。自民党県連と公明党県本部が推薦する現職、佐喜真淳氏(51)と共産党など翁長雄志知事を支える革新政党・団体が支援する新人…

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パキスタンに希望の光が/Hope in Pakistan

 パキスタン政府の、1月初めに起きた、インド側国境地帯にある軍事施設への襲撃に参加したことを疑われているイスラム過激派民兵に対する動きは、良いニュースであるし、しかも、その及ぶ範囲はその地域だけにとどまらない。米国にとっ…

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陳腐なオバマ氏の一般教書

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 見るべき成果ない外交 過去のフレーズを繰り返し  【ワシントン】オバマ大統領の12日夜の議会での演説は、国家の現状というよりも、大統領職の現状について物語るものだった。  知的…

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シリア介入に動いたロシア

ロシア研究家 乾 一宇 アサド政権援護が目的 ISと反政府組織を標的に  クリミア併合で孤立していたロシアが、シリア問題で主導権を握って行動している。9・11事件でプーチン大統領が、いち早く露米の協調関係を築いた状況に似…

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危機管理の人材育成

 今年4月、防災・危機管理のプロを養成する目的で、東京都世田谷区に日本大学が危機管理学部を開設する。危機管理学部という名前で学部が新設されるのは千葉県銚子市にある千葉科学大学に続いて2校目となる。この動きは他の大学にも拡…

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習近平氏の「台湾併合」野望懸念

台湾に吹いた蔡英文旋風(中) 東アジアの自由と安保を左右  中台統一は中国の悲願だ。福建省で17年間、勤務した経験があり台湾専門家を自負する習近平国家主席にとっても、台湾問題は自らの政治生命を決定しかねない重要事項だ。少…

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