シリア介入に動いたロシア


乾 一宇

アサド政権援護が目的

ロシア研究家 乾 一宇

 クリミア併合で孤立していたロシアが、シリア問題で主導権を握って行動している。9・11事件でプーチン大統領が、いち早く露米の協調関係を築いた状況に似ている。

 ロシア旅客機墜落事件、続いてパリ同時多発テロが発生、プーチン大統領は「我々もテロの被害者だ」とパリ事件後すぐさま表明、仏オランド大統領もこれに応じた。パリ事件前日にオバマ大統領が「テロ組織ISIS(自称イスラム国。以下IS)を封じ込めた」と発言していたことと対照的であった。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ