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新孤立主義に向かう米新政権
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 世界のリーダーを放棄 国益の定義 大きく転換 立て続けに大胆な大統領令を出し、挑発的な閣僚指名を行い、トランプ大統領に疑念を抱いていた保守派も刺激を受けている。しかし、就任演…

ドナルド・トランプの第一の仕事 Donald Trump’s Job One
約束は、するのは簡単だが、守るのは難しい。ドナルド・トランプは、米国の第45代大統領として宣誓した時、連邦議会議事堂の西正面から少なからぬ約束をした。大統領は職務遂行に先立ち「合衆国憲法を維持し、擁護し、防衛する」と宣…


法の精神護った韓国裁判官
朴裕河教授への判決が良識 桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 韓国の裁判官が法の精神を護り良識と司法の独立性を示した。新聞報道によると「韓国の朴裕河・世宗大学教授(59)が著書『帝国の慰安婦』で『自発的な売春』とい…

進む中国の空母艦隊建設
元統幕議長 杉山 蕃 「遼寧」で経験・資料得る 日本は対艦ミサイルの強化を 昨年12月下旬から今年1月中旬にかけて、中国空母「遼寧」が随伴艦8隻を率い、宮古水道から外洋に出て台湾沖を南下、バシー海峡を通り南シナ海の海南…

イラクの「イスラム国」空爆で制限見直しへ ISIS airstrike limits in Iraq come under review; Mattis looks at Mosul
マティス国防長官に近い軍事顧問らは、オバマ政権がイラクの「イスラム国」(IS)への攻撃で課した空爆への制約を緩和することを検討している。現職、元職の米政府当局者が明らかにした。 情報筋によると、交戦規程の改定案の核心…

沖縄が「最下位維持」する県民所得の算出基準のずさんさ報じた産経
◆基準違い比較できず 産経24日付の記事には思わず「えっ」と声が出てしまった。政府は各都道府県で計算方式が異なるずさんな県民所得の算出基準を戦後初めて統一する方針を決めたと報じていたからだ。 ということは、戦後70余…


映画『沈黙―サイレンス―』を観て
信仰、真理考えるきっかけに 帝塚山学院大学名誉教授 川上与志夫氏に聞く マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙―サイレンス―』が1月21日から公開されている。原作に自分の信仰課題と同じ問題意識を見いだし、映画化を決めて…


存在感増す右派ルペン氏
先行き見えない仏次期大統領選 中道右派フィヨン氏に架空雇用疑惑 今春に大統領選を控えるフランスでは、昨年暮れの中道右派の予備選で正式統一候補に選ばれたフランソワ・フィヨン元仏首相の妻の架空雇用疑惑が持ち上がり、大統領選…

トランプ大統領のアメリカ
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 国益追求のみの一国主義 敵味方はっきり分け国民分断 ドナルド・トランプ新米国大統領は、就任演説でトランプ大統領下のアメリカが大きく変質することを改めて宣言し…

女性自衛官も一線進出
第33回土光杯全日本青年弁論大会が1月7日、東京・大手町のサンケイプラザホールで開催された。私も防衛大の4年生の時に弁士として出場した経験を持っている。卒業後は土光杯OB会事務局長に就任し、毎年欠かさず大会を見学してい…


100年前と似た「終末」
インタビューfocus 韓国情勢 混迷の深層 拓殖大学教授 呉善花氏 昨年末、釜山日本総領事館前に少女像が設置されたことで再び関係が急速に冷え込む日本と韓国。国政介入事件で浮き彫りになった朴槿恵政権の問題点や次期大統領…


水辺の生き物、楽しく育てよう
葛西臨海水族園で教諭たちの講習会 4月になると、ピカピカの1年生が通学し始める。また、進級でクラス替えがあったり、学校に躍動感がみなぎる季節になる。教室で初めて飼育する子供たちが失敗しない飼育や、飼育のための基礎知識と…


幼稚園と保育園の質向上の拠点に
国立教育政策研究所・幼児教育研究センターが発足 近年、国内外で就学前教育への関心が高まってきている。1月16日、国立教育政策研究所・幼児教育研究センター発足記念シンポジウムが文部科学省内の講堂で開かれた。幼児教育の研究…

韓国ウオッチャー大御所2人の結論は「距離を取る」だと報じる新潮
◆「関わらない」を主張 日本と韓国について「今年の両国は、戦後類を見ないほどの“決裂状態”に陥ることは間違いなさそうだ」と週刊新潮(2月2日号)が書いている。 釜山領事館前の「慰安婦像」、竹島への設置の動きに加えて、…


南アジアで好評の韓国製冷蔵庫
韓国サムスン電子はスマホのギャラクシーのバッテリー発火で、ブランド力を落としたが、南アジアの白物家電市場ではなかなか健闘している現実がある。とりわけ停電用バッテリーが付き、鍵の掛かる冷蔵庫とクリケットの結果を画面隅に表…

進展なかった日露領土交渉
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 見解の相違物語る「声明」 双方の発表文の中身に齟齬 旧年師走半ばの2日間の日露山口・東京首脳会談についてロシアでは、領土問題で譲らなかったのに日本から経済協力を得たということで、「ロシ…


国防長官訪日、同盟重視の表れ
米海兵隊第1海兵航空団司令 サンボーン少将に聞く 米トランプ政権のジェームズ・マティス国防長官が2月3日に来日するのを前に、アジア太平洋地域の米海兵隊航空戦力を統括する海兵隊第1海兵航空団司令のラッセル・サンボーン少将…

共謀罪創設法案阻止へ世論を煽るテレ朝「報ステ」TBS「サンモニ」
◆テロ防止へ成立必要 通常国会が20日から始まった。天皇陛下の退位をめぐる法案や文部科学省の天下りあっせん問題、働き方改革と合わせて今国会の論戦のテーマの一つとなっているのが、「共謀罪」の構成要件を改め「テロ等準備罪」…

トランプ氏のアジアでの方向転換に中国反発 Trump’s change of course in Asia challenges China, Obama’s pivot
トランプ政権は、中国が南シナ海の領域を占拠するのを阻止することを約束し、中国指導者らの反発を招いた。トランプが環太平洋連携協定(TPP)から離脱したことで、米国の主要同盟国に動揺と不安が生じた。 しかし、これらは、危…

「政治的公平」の広がり
同性婚反対に「差別主義」のレッテル 米国でトランプ新政権の登場を後押しした要因の一つに、「ポリティカル・コレクトネス」に対する白人中産階級の反発があると言われている。ポリティカル・コレクトネスとは、直訳すれば「政治的な…

「LGBT」のジレンマ 当事者内に亀裂生む
「性」の生々しさ付きまとう 保守系の月刊誌を中心に日韓・日中関係、そして米国のトランプ新大統領就任をテーマにした論考が目白押しの月刊誌2月号の中で、「世界」の鼎談(ていだん)「LGBTと『ローカル』の力」が目を引いた。…

トランプ大統領就任演説 新しい階級問題との闘い
JFK就任演説と木霊 リベラル派メディアは、どうしてもトランプ氏が嫌いなようだ。例えばワシントン・ポスト紙は1月20日に配信した記事の中で「今までの大統領は『大虐殺』、『消却』等の言葉を就任演説で使ったことはない。(中…


露、トランプ大統領就任を歓迎
トランプ米大統領の就任を、最も歓迎している国の一つがロシアだ。シリア和平などで米国との協力を深め、ウクライナ危機を受け欧米が科す対露制裁の解除につなげたい考えだ。国内でも欧米を敵視するようなプロパガンダが消え、協調路線…
