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反米・親中露発言への懸念
ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権 (下) 南シナ海の領土領海問題をめぐる中国と他の沿岸国との対立において、反中国の急先鋒(せんぽう)を務めてきたフィリピンだが、ドゥテルテ大統領の反米姿勢が浮き彫りとな…
中国の飽和攻撃封じる統合防空
弾道ミサイルの脅威 日米の防空戦略を問う(3) 元護衛艦隊司令官・海将 金田秀昭氏 中国のミサイル戦力をどう分析しているか。 これは北朝鮮の比ではない。まず、発射母体がたくさんある。ミサイル自体も、対地・対艦戦術ミサイ…
安保法1年の民・共 共闘発展求めた共産6中総
民進代表選で蓮舫代表に 安保関連法成立から1年が経(た)った。共産党の同法廃止一点の「国民連合政府」構想を契機に民進党(当時民主党)が国会・選挙での野党共闘に応じ、民共路線に舵(かじ)を切った。 1年経って民進党では…
公明新聞に党大会報告 「中道主義」を再確認
「加憲」絞り込みに影響も 公明党第11回党大会が17日に開かれ、5選の承認を受けて山口那津男代表があいさつし、「何を『加憲』の対象にすべきかの議論を深める」と発言したことがマスコミに注目された。憲法改正を容認する党派の…
北方領土叫ぶ「自由民主」 ロシアの暴挙との認識を
冷戦後に期待し、萎えた怒り 自民党の機関紙「自由民主」(9・6)の1面は「北方領土返還に向け粘り強く外交交渉を」のタイトルで佐藤正久参院議員のインタビューを掲載している。同党は9月3日を「ロシアの北方領土不法占拠に抗議…
リオ五輪で日本勢奮闘 スポーツで輝く若者たち
強い心が希望を拓く ブラジルのリオデジャネイロで開かれたオリンピック、パラリンピックが閉幕した。オリンピックでは日本は過去最多の41個のメダルを獲得した。 男子体操団体総合で金メダルが取れたのは、内村航平選手をリーダ…
追い詰められるIS、アフガンなどでは支配地域拡大
イラクとシリアの国境を無視したカリフ制イスラム国家の創建を意図し、残忍な処刑で、全世界を震撼(しんかん)させた過激派組織「イスラム国」(IS)は、米主導の有志連合軍や露支援のシリア政府軍、イランが背後のイスラム教シーア…
新聞は社会の木鐸たれ
軍事評論家 竹田 五郎 世論に迎合する「東京」 戦争を学ばず平和を論ずる 8月3日、東京新聞は、今年度防衛白書について、①「『安保法は平和のため不可欠』 違憲の指摘には触れず」と題し、同書は「安保法について章を立て『国…
外交に支障来す暴言癖
ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権 (中) フィリピン国内では高い信頼を得ているドゥテルテ大統領だが、それとは対照的に、米国を中心とした国際社会では強い非難を集める結果となっている。その原因は、ドゥテル…
「イージス陸上型」が有効
弾道ミサイルの脅威 日米の防空戦略を問う(2) 元護衛艦隊司令官・海将 金田秀昭氏に聞く 日本にとっては「ノドン」が主要な脅威だが、これに対する日本の防衛態勢は。 ノドンは射程1300㌔の準中距離弾道ミサイル(MRBM…
クリントン氏拒否するミレニアル世代 Millennial voters spurning Clinton, but not for GOP
【フィラデルフィア】ヒラリー・クリントン氏にとって、黒人票はほとんど問題ない。ヒスパニック票の数字も分かっている。だが、オバマ大統領の希望と変革連合の原動力となり、オバマ氏を2度の勝利に導いたミレニアル世代の若者を引き…
税制改正の焦点「配偶者控除見直し」で各様の視点を提供する各紙
◆見直し支持する読売 政府・与党が17年度税制改正に向けた議論を本格化させている。焦点は「配偶者控除」の見直しである。新聞ではこれまでに、朝日、読売など4紙が社説で論評を掲載し、各紙各様の見直しにおける視点を提供してい…
トランプ氏の巧みな新戦略
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 穏やかなイメージ演出 クリントン氏は支持失う もし読者が現状維持側の候補者で、国内の雰囲気が悪く、有権者の3分の2が国は間違った方向に進んでいると感じ、変化が求められる状況の…
ドゥテルテ大統領就任から3カ月、強権発動し公約遂行
ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権 (上) 圧倒的な国民の支持を得て6月30日に就任したフィリピンのドゥテルテ大統領。麻薬蔓延(まんえん)のフィリピンで間もなく政権3カ月を迎える。国内での高い人気とは裏…
北の誤発射、専門家懸念
弾道ミサイルの脅威 日米の防空戦略を問う(1) 実戦配備へ新段階に 元護衛艦隊司令官・海将 金田秀昭氏に聞く 異常ともいえるハイペースで核・ミサイル実験を繰り返す北朝鮮。「中華民族の夢」実現のよりどころを核戦力に求める…
福岡高裁那覇支部「埋め立ては公益上必要」
辺野古移設訴訟は国が全面勝訴、普天間被害・沖縄の負担軽減 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(宜野湾)市)のキャンプ・シュワブ沖(名護市辺野古(へのこ))移設をめぐり、翁長(おなが)雄志(たけし)知事が辺野古沖の埋め立て承…
国務省の牛歩戦術か Slow-walking in Foggy Bottom
11月にヒラリー・クリントンがホワイトハウスを勝ち取るか、健康を回復するために所有地の一つに戻されるか、いずれにしても、彼女の国務省の古巣での電子メールの扱いが今まで通りということはあり得ない。彼女の電子通信の乱用をめ…
若返り薬NMNの衝撃
獨協大学教授 佐藤 唯行 シニアの生活様式一変 変わる世代間のカネの流れ 不老不死の願望は人類の歴史と共に古い。 日本最古の歴史書『古事記』の中にも垂仁天皇の勅を奉じて不老不死の秘薬を探すうちに常世(とこよ)の国に至…
医療費40兆円突破、「薬に頼り過ぎた大きなツケ」
特報’16 財政破綻の危機、高齢化で深刻化必至 国の概算医療費が昨年度、13年連続で過去最高となり初めて40兆円を突破した。高齢化の進展などで、医療費は今後さらに増大するのは必至。このままでは、医療制度の崩…
トランプ氏の主張は「悪意のあるうそ」-クリントン氏 Clinton says Trump owes Obama, Americans apology for birth claims: ‘Outrageous lie’
ヒラリー・クリントン氏は16日、共和党大統領候補ドナルド・トランプ氏はオバマ大統領の「出生地」をめぐる騒動を消し去ることはできないと指摘、トランプ氏の選挙戦は、オバマ大統領が米国生まれではないという「悪意のあるうそ」の…
対北朝鮮で具体論示さぬ朝毎はミュンヘン協定の失敗を肝に銘ずべき
◆平和主義は通用せず 9・11米国同時多発テロから15年。今も当時のブッシュ米大統領の対テロ戦を疑問視する声がある。平和主義者は言う、「暴力はさらなる暴力を生むだけだ」と。確かにこの15年、テロは絶えず、暴力の連鎖が続…
開館50周年迎えた駐札幌大韓民国総領事館
駐札幌大韓民国総領事 韓惠進氏に聞く(上) 広がり見せる相互交流 駐札幌大韓民国総領事館は今年、開館50周年を迎える。ひと頃の韓流ブームが去り、冷風が日本と韓国の間に吹き込んでいると思いきや、北海道を訪れる韓国人観光客…
EU、離脱の連鎖に恐々
ポピュリズムと国民投票に揺れる 英国の欧州連合(EU)離脱が国民投票で決定して以来、EU内には、離脱の連鎖が起きることへの警戒感が増している。その背景には、反EUを掲げるポピュリズム政党の台頭と、加盟各国が外交課題を国…