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結党30年迎える台湾・民進党 蔡主席の下、団結・再生
平成国際大学教授 浅野 和生 包容力ある政治で前進を 台湾の蔡英文政権の与党、民主進歩党が、この9月で結党30年の節目を迎える。この30年は、台湾の民主化完成、政権交代を含む普通の政党政治が実現する過程であった。 さ…
韓国に強まる「核武装論」
北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射と核実験によって、米国の「戦略的忍耐」は限界に達しつつある。また、北朝鮮は今月4、5の両日、中国の杭州で開催された20カ国・地域(G20)首脳会議の期間中に中距離弾道ミサイル3発を発射して…
沖縄科学技術大学院大学が臨海実験施設を開所
地域の水産業の振興・発展目指す 沖縄科学技術大学院大学(OIST)はこのほど、沖縄県恩納村のメインキャンパスに近い漁港に「マリン・サイエンス・ステーション」と呼ばれる臨海実験研究施設を開所した。同大学がキャンパス外に施…
俳優・高畑裕太の逮捕・釈放の裏側にある事情を書き切れない各誌
◆無罪を主張も示談に 先週もまた、数々の記事が週刊誌をにぎわした。歌舞伎役者の不倫、豊洲市場移転をめぐる「利権」のうわさ(以上週刊文春)、小池百合子東京都知事側近の“スキャンダル”(週刊新潮)等々、話題があり過ぎるのも…
比ダバオの無差別爆弾テロ 麻薬組織、アブサヤフと共謀か
ドゥテルテ大統領の地元で発生 治安対策への反発が動機 フィリピン南部ダバオ市で2日夜、強力な爆発があり、これまでに15人が死亡し70人が負傷した。同市はドゥテルテ大統領の地元で、国内有数の治安が良い都市として知られてお…
注目の日米金融政策決定
経済学博士 鈴木 淑夫 方向正反対の両国中銀 量的緩和縮小・マイナス金利深掘 今月20、21日に、日米の中央銀行が同時に重要な政策決定をする。米国の連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政…
関係改善進めるイスラエルとアラブ諸国、パレスチナは置き去りか
◆敵視政策は棚上げに イスラエルとパレスチナ間の和平交渉は止まったまま、進展の気配は見えない。その一方で、イスラエルとアラブ諸国の接近が伝えられている。 最後の中東戦争が起きて既に40年以上、アラブ世界からの中東和平…
蓮舫民進 疑問の船出、 くすぶる「二重国籍」
蓮舫民進 疑問の船出(上) 問われる党のガバナンス 「向かうべきは巨大与党だ。(政権与党として)選んでもらえる政党に立て直していく先頭に立ちたい」。15日に開催された民進党臨時大会で、白いスーツ姿の蓮舫新代表はこう強調…
汚職に阻まれたアフガン再建計画 George W. Bush’s Afghan reconstruction efforts killed by corruption
監視機関が14日に公表した報告によると、アフガニスタンを自立できる国にしたいというブッシュ前大統領の願いが実現しないのは、タリバンの反政府活動ではなく、米国がつくり出した慢性的な汚職のせいであり、米国は、支援金をうまく…
「ポケモンGO」ブームの波紋
日本のソフトパワーを羨む 下火になったとはいえ、拡張現実(AR)と地図アプリを利用したゲーム「ポケモンGO」ブームは技術の可能性の広がりを示した画期的な“事件”だ。 7月の配信開始から約1カ月で累計ダウンロード数は世…
「新東亜」が暴いた中国の戦略目標
韓国のフィンランド化に狙い/対中外交の修正迫られる朴政権 韓国が高高度防衛ミサイル(THAAD=サード)の在韓米軍配備を受け入れたことに対して、中国は猛反発し、韓国たたきに激しさを加えている。これまでの朴槿恵(パククネ…
田中角栄ブームについて 忍苦と努力を見落とすな
人の関心を集める半生 月刊誌「文芸春秋」8月臨時増刊号を読んで考えさせられた。同誌は冒頭で、「時ならぬ『角栄ブーム』が到来している。…いま彼をもてはやす書物は負の側面をあまりに見落としていないでしょうか」と続いている。…
コロンビア和平合意へ導いたローマ法王
「長年の流血と痛み」訴え コロンビアの半世紀続いた内戦が終わりを迎えようとしている。硬直化していた政府と左翼ゲリラの交渉を変える大きなきっかけの一つとなったのが、南米アルゼンチン出身のフランシスコ法王による強い「平和へ…
新たな核戦略必要なNATO
日本大学名誉教授 小林 宏晨 露が再び威嚇手段に利用 通常戦力での対米劣勢を意識 核の世界秩序は冷戦の終焉(しゅうえん)後、比較的安定したかに思われた。しかし現実はそうではなかった。しかもその主要責任国はロシアであり、…
ダムが切り札、中国はメコン川も支配するか
東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議も終わったが、南シナ海を“中国支配の海”にする中国の決意は不退転に見える。そんな裏でもう一つ注目したいのが、メコン川の水問題だ。 全長4900㌔。中国、ミャンマー、ラオス、…
殺人事件続き死刑復活に拍車-米ニューメキシコ Horrific murders spur fight to restore death penalty in New Mexico
ニューメキシコ州のマルティネス知事は、死刑復活を改めて主張した。警官2人、少女3人が殺害されるなど残忍な殺人が続いたことで州内に動揺が生じている。 共和党のマルティネス知事は死刑を強く支持して、2010年に1期目の当…
カープ優勝をスポーツの人と地域をつなげる力から論じた朝、毎、産
◆社論の切り口は様々 プロ野球の広島東洋カープがこの10日に、実に四半世紀ぶり7度目のセ・リーグ優勝を決めた。優勝へのマジックナンバーを「1」として東京ドームに乗り込んだ2位巨人との直接対決で、今季を象徴するように白星…
オバマ大統領を見下す中国
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 核合意無視するイラン ロシアからはサイバー攻撃 米国大統領は威厳に満ちたエアフォースワンで着陸すると、扉が開き、用意された移動式のタラップを堂々と降り、レッドカーペットを敷い…
沖縄県八重山諸島で大規模な離島防災訓練を実施
離島に欠かせない自衛隊、災害時の即応支援で存在感 沖縄県八重山諸島で3日、大地震と津波を想定した大規模な離島防災訓練が実施された。県と八重山地域3市町が主体となった沖縄県総合防災訓練で、116団体から約1200人が参加…
11月へ向けての短距離走 The sprint toward November
さて、ところで、これからが、面白いのだ。これまでに終わったことは、全部、重要ではない。少なくとも、大して重要ではない。予備選は終わり、駆け出しのボクサーらは至る所で行われる興行の前座に駆り出されている。そして、レーバー…
トランプ氏、福音派の支持を期待
特報’162016米大統領選 米共和党の主要な支持基盤であるキリスト教保守派の年次集会「バリューズ・ボーター・サミット」が8日から4日間、ワシントン市内で開催された。大統領選では保守派の動員が勝敗を左右することもあるた…
戦闘機輸出で露中が駆け引き
ロシア研究家 乾 一宇 自称国産追い続ける中国 コピー警戒も売却決めた露 経済大国中国も、ハイテクの近代兵器には欧米やロシアに及ばない面が多々あるようだ。 ロシアと中国の関係を知る一つの指標として、ロシアから中国への…
「二重国籍」軽く見る民進
民進党の新しい代表が9月15日に誕生する。代表選挙には、蓮舫、前原誠司、玉木雄一郎の3氏が立候補している。 正直言って、代表選挙は盛り上がりに欠けているようだ。このことは国民の多くが民進党に期待していない証拠でもある…